正しい立ち方、疲れない立ち方、安定した立ち方、理屈ではいろいろ言われていますが、実際どうしていいかわからないんじゃないかな。
立つことは、人間の基本動作ですが、これがうまくいっていない人が実に多いです。
そのために、腰痛・膝痛・肩こり・神経痛などの整形外科的症状を始め
内科的な病気も引き起こすことがあります。
私は、長年武道とか整体とか自然療法の指導や治療をしていますが、
誰でも簡単に、疲れない、安定した立ち方は取得できるんです。
ではさっそく解説したいと思います。
いきなりですが、米5俵、約300Kgを担ぐ女性の写真が残っています。
出典:(山形・山居倉庫資料館)
これ見て、「昔の女性は相当筋力があったんですね。」
と思うかもしれません。
確かに、こんな思い物を担いでいたら筋力が発達しますよね。
でも、筋力がメインでは、こんな重い物はかつげません。
では、どうしたんでしょう。
実際、誰でも重い物をかつげるからだの使い方があります。
☆安定した立ち方のやり方です
普通に立ってみてください。
次に、ふたりの人に、両肩にそれぞれぶら下がってもらいます。
え~そんなことしたら、崩れてしまうよ!
実際やってみてください。
・・・・やはり崩れましたか!
じゃ~次に、骨盤と背骨はまっすぐにする感じで、
できるだけからだの力を抜いて立ってみてください。
その状態で、また両肩にぶら下がってもらってください。
あれ?今度は、崩れないで立っていられるんじゃないですか。
その姿勢で、片足を上げたりしてみて下さい。
あれ!不思議とできますよね。
今度は、からだのどこでもいいので力を入れてみて下さい。
あららら!簡単に崩れ落ちてしまいましたよね。
脱力して、余計な筋力を使わない方が安定して立っていられるんです。
不思議ですよね。
☆なぜ、脱力した方が安定して立っていられるのか?
実は、脱力して筋力ではなくて、骨格で支えて立つわけなんです。
最初の米俵5俵をかついでいた女性は、主に骨格を使って支えているので、
5俵もかつげたわけです。
普通、私達が立つ場合でも、
骨格を主として立てば、力がかかっても安定して立てます。
正しい立ち方っていうのは、安定して、疲れにくいことだと思いますが、
以上のように、脱力して骨格で立っている状態です。
両肩に人がぶら下がっても崩れ落ちない立ち方が、いい立ち方です。
理屈で立つより、そうやって体感して、良い立ち方を習得してください。
これは、誰でもすぐにできますよ。
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