新型コロナウィルス感染が広がっていますが、他にも風邪やインフルエンザ等の感染症は心配です。
感染症の予防には、免疫力を高めることです。
最近、免疫力を高めるには、ビタミンDが有効だという研究があります。
そこで、「ビタミンD」を効率よくとれる食べ物は何か?
ということですが・・・それがキクラゲです。そこで
・キクラゲのビタミンDの含有量
・キクラゲのビタミンDを効率よく摂る方法
・キクラゲの料理レシピ
をまとめました。
目次
キクラゲのビタミンDの含有量
キクラゲは、キクラゲ科キクラゲ属のキノコ。
主に中国・日本・韓国などのアジア圏と北米・南米の熱帯地域に生えてます。
欧米圏では、ユダヤ人の耳を指す「Jew’s ear」と呼ばれてることもあって、
食用とはされていません。
中国では、古くから漢方として使われてきました。
また、白キクラゲは「銀耳」と呼ばれて、
高級中華料理や薬膳料理で食材として使われてます。
キノコ類にはビタミンDが多いのですが、
下の表でわかるように、
キクラゲのビタミンD含有量は、他のきのこ類より断然多く
最強の食材です。
キクラゲは、ビタミンD以外にも次のような成分が含まれています。
βグルカン
βグルカンは、きのこの細胞壁に含まれる食物繊維の一種で、
キクラゲにも多く含まれます。
βグルカンも免疫細胞を活性化する働きがあるので、
身体の免疫力を高めてウイルスや細菌の感染を防ぎ、
風邪やインフルエンザなどの感染症予防に役立ちます。
β-グルカンは食物繊維も豊富に含むので、
便秘解消や動脈硬化の予防にもいいです。
カルシウム
キクラゲには、カルシウムも多く含まれています。
カルシウムというと牛乳がすぐ浮かびますが、実は、
牛乳に含まれるカルシウムが100gあたり110mg、
しじみが 100gあたり130mgに対し、
乾燥キクラゲは 100gあたり310mgと牛乳の3倍も多く含まれてます。
鉄分
鉄分も多く含んでいます。
鉄分が多いといわれる大豆が100gあたり9mgに対し、
乾燥キクラゲには 100gあたり35.2mgと
4倍近く鉄分も多いです。
これは、積極的に食べたい食材です。
キクラゲのビタミンDを効率よく摂る方法
(1)日光に当てる
ヒトは日光に当たると、体内でビタミンDが作られるのですが、
キクラゲも、日光に当てると ビタミンDの量が増えます。
そのため、生キクラゲを利用する場合は、
食べる前にザルなどに広げて
1~2時間天日干しをするのがオススメです。
乾燥キクラゲも、事前に日光に当てるとビタミンDが増えます。
もともと多いビタミンDをさらに増やせるとは、いい食材です。
(2)油で調理する
ビタミンDは油に溶けるビタミンなので、
油を使って、揚げたり、炒めたりして、
油と一緒に調理すると、からだに効率よく吸収されます。
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キクラゲを使ったレシピ
Ⅰ.キクラゲラー油炒め
キクラゲをラー油で炒めるだけなので簡単にできます。
コリコリした食感がおいしくて、ビールによく合うおつまみです。
ごはんのお供にもいいです。
<材料 4人分>
キクラゲ(乾燥) 10g
A
・ラー油 小さじ1
・ごま油 小さじ1
B
・砂糖 小さじ2
・酒 小さじ2
・しょうゆ 小さじ2
・みりん 小さじ2
白いりごま 小さじ2
<作り方>
①キクラゲをたっぷりの水に10分~漬けて戻し、水気をしぼる。
固いところを取って、千切りにする。
②フライパンで、Aの油を熱してキクラゲをさっと炒める。
③Bの調味料を加えてひと煮立ちして炒める。
④火を止めて、白いりごまを加えて混ぜる。
Ⅱ.「トマトとキクラゲの卵炒め」
中華料理では定番のレシピですが、
家庭でも、炒めるだけで簡単に作れます。
<材料(4人前)>
・生キクラゲ 8枚
(乾燥キクラゲの場合は、前日の夜に水につけて、しっかり水戻ししておく)
・トマト…2個
・卵…4個
・しょうが…1片
・にんにく…1片
・塩・コショウ…少々
・ごま油…適量
・片栗粉…小さじ1/2
・鶏ガラスープの素…小さじ1
・オイスターソース…小さじ1
・醤油…小さじ1
<作り方>
①トマトと生キクラゲは一口大に切り、ショウガとニンニクをみじん切りにする。
②つづいて[A]を混ぜて、合わせ調味料を作る。
③卵を溶いて、軽く炒め、半熟状態で皿などに取り出しておく。
④同じフライパンでキクラゲをサッと炒め、トマトを追加して両面を軽く焼く。
⑤合わせ調味料を加えて煮立ったら、取り出しておいた卵を加えて軽く炒める。
⑥最後にゴマ油をまわしかける。
※卵もキクラゲも、炒めすぎると食感がかたくなるので、
高火力でサッと炒めるといいです。
Ⅲ.「キクラゲのかき揚げ」
揚げ物は難しい感じがしますが、
食材に天ぷら粉を付けて揚げるだけなので、難しいことはありません。
<材料 4人前>
・生キクラゲ…4枚
・玉ねぎ…1/2個
・小海老…6尾
・かにかまぼこ…2本
・三つ葉…4枚
天ぷら粉…40g
水…60cc
<作り方>
全ての材料をそろえる必要はないので、生キクラゲ、玉ねぎ、かにかまぼこ等の比較的そろいやすい食材だけでも大丈夫です。
・材料を食べやすい大きさに切って混ぜて
好みの大きさを取って、天ぷら粉と混ぜます。
・180℃の油で揚げます。
※キクラゲは揚げすぎると食感がかたくなってしまうので揚げ時間は少なめに!
キクラゲ粉末の利用
実は、キクラゲは粉末になって販売されています。
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粉末なので、色々な料理に手軽に加えて、料理の食感を良くして、
なおかつ、感染症予防にいいビタミンD,や
日頃不足しがちなカルシウムや鉄分も補えます。
これは、是非備えておきたいですね。
キクラゲ粉末の利用例ですが、
①ハンバーグの中に練り込む
ハンバーグの具を作るときにキクラゲ粉末を混ぜると、
コリコリとした食感が楽しめて、いつもと一味違ったハンバーグができます。
②キクラゲ茶として飲む
キクラゲ粉末をお湯に溶かして
「キクラゲ茶」にして飲むことができます。
お好みで塩やコショウを足すと、よりおいしく飲めます。
③炊き込みご飯の具材にプラスする
市販の炊き込みご飯のもとでも、自分で炊き込みご飯の具材をそろえる場合でも、
キクラゲ粉末を加えて炊き込むと、
キクラゲの食感と香ばしさが追加されて、いつもとは違う味わいを楽しめます。
まとめ
感染症の予防には、ビタミンDをとることですが、
ビタミンDをとるのに、優れている食材は「キクラゲ」です。
他のビタミンDを含む食材より、ダントツビタミンDの含有量が多いです。
キクラゲは天日干しすると、さらにビタミンDが増えます。
また、キクラゲに含まれるβグルカンも免疫力をアップさせ
感染症の予防に効果があります。
キクラゲを使ったレシピは、簡単にできるものがあるので、
ぜひ作ってみると良いでしょう。
またキクラゲの粉末が販売されているので、
備えておくと、色々な料理に加えることが出来、
ビタミンDが手軽に補給できます。
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