風邪やインフルエンザ予防のキーワードは、粘膜・リンパ球・ビタミンD

病気の予防や治療
By: Ray Bouknight

 

残念ながら、風邪の予防薬はないです。

また、インフルエンザワクチンの効果もちょっと疑問です。

やはり、自分の免疫力を高めることが、
風邪やインフルエンザの一番の予防になります。

 

では、どうやったら、自分の免疫力を高めて、
風邪やインフルエンザを予防できるか、説明します。

スポンサーリンク

1.鼻やのどの粘膜を強化する

風邪やインフルエンザのウイルスは
鼻やのどから侵入してきます。(目からもあるようですが・・)

 

鼻やのどには、ウィルスの侵入を防ぐ機能があります。

 

それが「線毛」

 

それは、鼻やのど粘膜にびっしり生えていて活発に動いています。

ウィルス等の異物は、この線毛の動きと粘液で排出されます。

線毛の間が乾燥していたり、線毛の動きが悪いと
ウィルスが侵入しやすくなります。

 

従って、

鼻やのどの粘膜を乾燥させないこと。

鼻やのどを良く温めること。

線毛の働きを強化し、ウィルス感染予防に大切です。

 

先日世界仰天ニュースで放送されていましたが、

この粘膜の線毛が動かない病気がある、ということを知りました。

「カルタゲナー症候群」

初めて聞きました。
この病気になっている、山本バズーンという芸人がいます。

彼は29歳で、生まれたときからずっと風邪を引いている感じと言ってました。

インフルエンザやノロウイルスにしょっちゅうかかり、
しょっちゅう熱を出しているそうです。

それもこれも、線毛が全く動かないため、ウイルスが簡単に
からだに侵入してしまうためです。

たいへん気の毒な病気ですが、遺伝性で治療方法はないそうです。

 

それだけ、この線毛というのは、ウイルス感染予防に大切だということです。

線毛が動いている健常人でも、乾燥や冷えでこの線毛の動きは悪くなります。

線毛の動きを悪くしないために、次のような対策がとれます。

①首にマフラーを巻く

②マスクをつける

③口呼吸をやめる

④自宅や職場をよく加湿する

以上のことは、鼻やのどの粘膜の線毛の動きを良くし、
鼻やのどからのウィルスの侵入を防ぐことに役立ちます。

 

2.リンパ球の働きを強化する

体内に侵入したウィスルに対しては、
免疫機能が対応します。

免疫機能の一つは白血球で、
白血球の中でもウィルスのような小さいものを排除する働きをするのは

リンパ球です。

このリンパ球が少なかったり、リンパ球の働きが弱いと、
ウィルス感染しやすくなります。

 

従って、リンパ球を増やしたり、
リンパ球の働きを強化することが大切です。

 

リンパ球の増減は、自律神経との関係が深く、

過労やストレス、睡眠不足等で
自律神経の交感神経が緊張状態になると、
リンパ球の割合が減ってきます。

 

従って、

◎イライラした多忙な生活を改め

◎睡眠時間を十分とって

◎のんびりとリラックスした生活を心がける

 

ことが、
自律神経の副交感神経の働きを高め、
リンパ球を増やすことにつながります。

 

また、からだを良く温めることも、
リンパ球を増やし、
リンパ球の働きを強化します。

 

温泉やお風呂で良く温まること。
適度な運動で、からだを温めること。
からだを温めるような食事をとること。
などは、よいことです。

 

3.血中ビタミンD濃度を高める

 

 血中のビタミンD濃度が高い人は
 低い人に比べ
 風邪やインフルエンザにかかりにくい
 という研究報告があります。

 

ビタミンDは日光浴で皮膚で産生されますが、
冬にインフルエンザや風邪が流行るのは、
冬の日照量が少ないために、
血中のビタミンDが不足することも原因
ではないかと考えられています。

 

昔は、「夏によく日に当たっていると、
冬に風邪を引かない」と言われていました。

 

昨今は、紫外線の弊害のみが強調されて、
日光浴が推奨されませんが
日光浴を避けすぎるのも、
血中のビタミンD濃度が下がり、
風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

 

天気の良い日は、戸外で適度にからだを動かすことは、
血中のビタミンD濃度を高め、からだは温まり、
血行が良くなって、鼻・のど粘膜の働きも良くなります。

 

風邪やインフルエンザの予防につながります。
是非、試してみてください。

病気の予防や治療
スポンサーリンク
ranzanstをフォローする
笛吹きおじさんの、中高年が健康で快適に生きるための情報

コメント

タイトルとURLをコピーしました