人間の遺伝子治療とゲノム編集の違いと問題点

「中国でゲノム編集で双子の子供が生まれたのを確認」と、ショッキングなニュースが
発表されましたね。従来の遺伝子治療とゲノム編集は何が違うのか、ゲノム編集の何が問題なのか考えてみました。




1.遺伝子治療とゲノム編集の違い

今までの遺伝子治療は、

何か遺伝子の異常がある患者さんで
人間の細胞の元になる細胞 「幹細胞」
っていう細胞を骨髄から取り出して、

そこに正常な遺伝子を組み込んで、

その細胞をからだに戻して
正常な遺伝子がからだの中で機能するようにするもの。

なので、異常な遺伝子を直接いじっているわけではないんですね。

正常な遺伝子を持った細胞が元のからだになじむかどうかも
やってみないとわからないです。

一方ゲノム編集ですが、
直接異常のある遺伝子部を編集するって方法。

なので、今までの遺伝子治療に比べて、
とても精度や効率が高いというわけです。

今回の中国のゲノム編集は、

父親がエイズウイルスに感染しているので、
子供に感染しないように、遺伝子を操作した

ということです。

でも現在、親子のエイズ感染予防の方法は確立されているので、
あえてゲノム編集しなくても良かったわけです。

この中国のゲノム編集を行った研究者は、
名声とお金のために行ったとも言っています。

倫理面の問題、安全性、今後子供が成長していく上での弊害もわかっていないのに、
軽々しい行動だと思わざるを得ません。

2.ゲノム編集の問題点と考察

ゲノム編集を難病の治療に応用する、これはありと思います。

でもこういう技術があると、欲深い人間はいずれ、

自分の子供を
容姿端麗・頭脳明晰・スポーツ万能・病気にもならない
スーパー人間にしたくなると思います。

で、このスーパー人間が、一般の人間を支配する。
そんな世界を描いたSF映画がありました。

1997年のアメリカのSF映画
『ガタカ』(原題: Gattaca)

原題 “Gattaca” は、DNAの基本塩基であるguanine(グアニン)、adenine(アデニン)、thymine(チミン)、cytosine(シトシン)の頭文字です。

この映画は、遺伝子改良で優れた知能・体力・容姿を持った「適正者」が
遺伝子操作を受けない自然妊娠で生まれた「不適正者」を支配する未来社会を描いた映画

不適正者は、社会で差別され、つきたい職業もつけない話

現在でも社会にはさまざまな差別がありますが、
ゲノム編集による遺伝子操作によって、この映画のように、
さらなる格差や差別が生まれる可能性大です。

へたをすると、将来あり得そうな話、ちょっと怖いです。

生物学的には、あるいは宇宙的には、
優良な遺伝子をもったもののみが生き残るべきなのでしょうか?

韓国人の美容整形で、皆同じような顔つきになっている感じがありますが、
ゲノム編集による遺伝子操作が状態化すれば、
同じような人間ばかりになりそうです。

ゲノム編集を開発した教授が
「核兵器の轍(てつ)は踏まない」
(先人が失敗した同じ失敗を繰り返さない)
と言っていますが、使える有用な技術を使わせない、規制するのは難しそうです。

悪用する人間がでてこないことを祈ります。




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