お墓にお酒をお供えする方法を解説!

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お盆やお彼岸でお墓参りをするときに、故人が好きだったお酒を供えたいと
思ったときに、どう供えるのがただしいのか、後始末はどうするのか、疑問に思います。
私の亡くなった父親もたいへんお酒が好きだったので、正しい方法をまとめました。

お墓へのお酒の供え方

仏壇には、仏壇用の湯飲みや、小さいコップにお酒やビールを入れて
お供えすることができるし、実際そうしています。

でも、お墓だとどう供えればいいのか疑問です。

お墓だと、花立ての間に楕円形のくぼみがあります。
それは「水鉢」と呼ばれているものです。

 

水鉢が何のためにあるかというと、
仏様は水とお香が好物と言われています。

 

そのために、いつも水を絶やさないために水を入れておく「水鉢」
がお墓にセットされています。

 

お酒が好きだった故人のために、水鉢にお酒を入れるのはどう?

 

水鉢にお酒、これはダメです。

 

なぜなら、お酒やビールは糖分を含んでいるので、
カビが生えて黒ずんだり、
乾いた後の糖分でベタベタになったり、
墓石が変色したり、劣化します。

 

お茶も、茶しぶが墓石について変色、劣化の原因になるので、ダメです。

 

水鉢は、あくまできれいな水だけです。

では、お酒はどう供えるかというと、

私もそうしていますが、
ミニサイズのワンカップの日本酒と缶ビールを供えています。
故人が飲めるように、フタは開けた方がいいと思います。

 

それで必ず、お参りが済んだら、他のお供え物と一緒に
持ち帰ります。

お酒が飲める方は、お供えが終わったら、それをいただけばいいです。

お酒が飲めない方は、ワンカップならプラスチックのフタをして持ち帰って料理酒。
缶ビールなら、空のペットボトルかなんかに移して持ち帰り、
これも料理に使えます。

そのままにしておくと、ワンカップの瓶が割れたり、
缶ビールの缶がさび付いたり、
墓石を痛めます。

墓石にお酒をかけるのは?

よくテレビドラマなどで、酒好きだった故人の墓に、
お酒をかけてあげるシーンがありますが、

お墓にお酒をかけるのもNGです。

水鉢のお酒と一緒で、
お酒には糖分が含まれているので、
カビが生えたり、糖分でべたついたり、
墓石の変色、劣化につながります。

お墓のお供え物を持ち帰ってどうする?

お酒やお菓子などのお供え物は、お参りが終わったら
必ず持ち帰りましょう。

飲み物、食べ物はもちろん、
今は、花も持ち帰るのがルールになっている霊園もあります。

飲み物、食べ物や花を置いたままにすると、
腐って異臭がでたり、虫が発生したりする原因になります。

 

持ち帰ったお供え物は、
広い霊園なら休憩所で食べてもいいですし、
自宅に持ち帰って皆でいただくのもいいと思います。

 

それが、亡くなった人への供養になります。

 

仏様にお供えした物を家族でもいただく。

 

故人と家族で、共に養う、「供養」になると住職が言っていました。

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