長時間の電車や立ち仕事って、ほんと、疲れますよね。
長時間立っているんだから、仕方ないと思っているかもしれません。
でも、疲れない立ち方があるんです。
とても簡単なことで、誰でもできるので、ぜひ試してみてください。
今回は、長時間の立ち仕事でも疲れない立ち方を解説しますね。
疲れない立ち方のコツ1
私は長年、武道や古武術にかかわり、からだの効率的な使い方を研究してきました。
武道や古武術って、とても合理的なからだの使い方をします。
ムダな動きを極力排除して、最小限のちからで動いたり、技をかけたりします。
その合理的なからだの使い方を日常生活にいかせれば、
日常生活がとっても楽になると思います。
まず、立つことにしてもそうです。
昔は私も、姿勢を良くして立つことが、疲れないと思っていました。
でも、「正しい姿勢ってどういう姿勢でしょう。」
気をつけをして体をまっすぐ固めた感じ?
壁に背中をくっつけて、踵から頭のうしろまでまっすぐする?
頭のてっぺんから糸でつり下げられてる感じ?
どれも疲れるんです。
疲れるって、何が?
「疲れるのは筋肉です。」
筋肉を使って立っていると疲れるんです。
「筋肉を使うの当たり前じゃない。」
もちろん、筋肉を全く使わないわけではありませんが、
最小限の筋肉を使って立つんです。
そして、最小限の筋肉で立つためには、
「骨で立つんです」
床から骨格をまっすぐに上に立てて
骨格という柱で立つんです。
そのとき、
「筋肉はできるだけ脱力」
骨格という柱が倒れない
最小限度の筋力だけで立ちます。
けっして踏ん張って立っていてはいけません。
今まで立つことに使われていた無駄な筋肉を使わないようにします。
この立ち方で、疲れ方が劇的に減ります。
武術では、無駄な筋肉を使わないで、骨格主体で立ちます。
疲れない立ち方のコツ2
物体が安定してその場所にとどまるのに、底面が広いほど安定するよね。
一本足より、二本足、さらに三本足、四本足・・
足の本数が増えれば底面も増えて安定するね。
僕たち人間が二本足で安定して立つためには、二本足の足裏全体を使うことが大切です。
「足裏全体に体重を均一にかけるイメージ」
足裏への体重のかかり方などは、普段あまり意識しないと思うけど、
意識してみると
踵に体重がかかりすぎていたり、
逆に足先に体重がかかりすぎていたり、
足裏の外側に体重がかかっていたり、
足の親指に力がかかりすぎていたりするよね。
足裏全体に均一には体重がかかっていないことに気づくんじゃないかな。
足裏への不均一な体重のかかり方は、そのバランスをとるために、
他の部位に余計な力をかけるので、それが、無駄な筋肉を使うことつなるね。
足裏は、建物で言えば土台になる部分。
土台となる足裏が安定してないと、
その上に乗る体が不安定になり、筋肉でからだを支えることになる。
そうすると、長時間立っていると、疲れてくる。
疲れないで立つためには、
「両足裏全体に均一に体重をかけるようにして、
骨格を意識して、
からだ全体の力をできるだけ抜いてふわっと立つこと。」
疲れない立ち方をすると、さらに、からだにいいことが色々あります。
次の記事では、それを説明しますね。
↓ ↓ ↓
疲れない立ち方をすると、からだに良いことがこんなにある!
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