背中や腰が凝ったり、痛みがある場合、背中や腰がゆがんでいる場合があります。
整体やマッサージ・カイロプラクティック治療などで調整してしてもらえばいいのでしょうが、身近に治療院がない、どこの治療院に行っていいのかわからない、時間もお金もかかるし・・そう簡単には行けないと思います。
でも、背中や腰のゆがみを、自分で、簡単に、無理なく、しかも効果的に調整出来る方法があるので説明します。
今回の方法は、応用編なので、まず基礎編の次の記事を読まれて下さい。
1.背中や腰のゆがみを治す姿勢
これは、別記事の基礎編と同じで、
仰向けになって、両膝を立てます。
膝を立てる角度や足の開きは、自分がやりやすい、楽な位置でいいです。
両手は、軽くお腹の上に置きます。
2.動きによって、背中や腰の感覚をチェックする
これも、別記事の基礎編と同じです。
膝を立てた姿勢から、
ゆっくり息を吐きながら
両膝を右又は左に、ゆっくり倒します。
このとき、無理をする必要はありません。
膝を倒している途中で腰や背中が痛くなれば、
そこで、膝を倒すのをやめていいです。
ゆっくり戻って、今度は反対側に両膝を倒します。
左右に膝を倒してみて、
倒しやすい側、倒しにくい側、あるいは
腰や背中に痛みが出た側、出ない側、あるいは
楽に出来た側、楽に出来なかった側、あるいは
気持ちいい側、不快な側、
膝を左右に倒してみて、左右の感じ方の違いがわかりましたか?
左右の違いがあった場合、
少しでも楽な側(気持ちのいい方)を覚えておいてください。
◆左右どちらに膝を倒しても、不快だ!、腰や背中が痛い!
というような場合は、今回の調整法はやらない方がいいので、
別記事で説明した、別の調整方法を試してみて下さい。
3.背中や腰のゆがみを自分で調整する方法
背中や腰のゆがみを自分で調整する場合には、
左右に膝を倒してみて、楽だった側、気持ち良かった側を使います。
一般的な考えだと、
やりにくかった側を一生懸命動かして、動かしやすくするように思いますが、
このやり方は逆です。
たとえば、膝を右側に倒すのが倒しやすかった、痛みがなかった、楽だったような場合、
息を吐きながら、膝をゆっくり右側に倒していきます。
一番気持ちいい角度まで倒したら、そこで力を入れたまま数秒止めます。
ここでの力は、軽い力でいいです。
決して力む必要はありません。
また、気持ちいい角度のところに、座布団やクッションなどを置いて、
膝の支えにするとやりやすいでしょう。
このあとが基礎編と違って効果を上げるポイントです。
「気持ちいい角度で力を入れたまま数秒止めたあと、
急激に全身の力を抜きます。」
急激に脱力です。
だらだら力を抜いては、効果は上がりません。
一気に脱力です。
慣れないとこれがなかなかできません。
日頃からだによけいな力が入っていて、力を抜けない人が多いので、
一気に全身の脱力ができないのです。
一気に脱力のとき、息を「ふっー」と吐くと、脱力しやすいです。
脱力のとき、逆側に膝が動いてしまう人がいますが、
これも脱力ができていなくて、逆の方に力が入っています。
この一気に全身脱力。
これが一番のポイントなので、練習してみてください。
脱力して、しばし休んだら、
また、膝を立てた姿勢に戻って同じ事を行います。
3回ぐらい行うといいでしょう。
4.チェック
調整が終わったら、
最初に倒しにくかった側に膝をゆっくり倒してみて下さい。
上手くいっていれば、倒しにくかった方向も側も、倒しやすくなっています。
その場合、腰や背中のゆがみが調整されています。
あまり変わっていない場合、もう1~2回倒しやすい方向に膝を倒し脱力する調整を行って、再びチェックしてみてください。
立ってからだのチェックをしてみてください。
調整がうまくいっていれば、腰や背中のこりや痛みなどが軽くなっているはずです。
1日のうち、休みを入れながら、再びこの調整を行ってもかまいません。
症状の程度によっては、なかなか1日の調整ではゆがみがとれて楽にならないかもしれません。
しかし、この調整を何日か繰り返していけば、徐々に腰や背中のゆがみが取れて、
楽になってくると思います。
気持ちよい無理のない動きで自分で調整する方法なので、好きな時間にできて、
お金もかからず、続けやすいと思います。
5.どうして楽な動きで脱力するとゆがみの調整ができるのか?
この説明は少々難しいのですが、簡単に説明するとこうです。
動きが悪い方は、一般に筋肉が縮んでいます。
縮んだ筋肉を無理に伸ばそうとすると、負担がかかります。
そこで、反対側のペアになっている筋肉がありますが、
その筋肉を緊張させてバランスをとり、脱力させると、
今まで緊張していた動きの悪い方の筋肉がゆるむわけです。
このやり方ならば、無理なくできるし、
素人でも簡単に効果的に行うことができます。
からだの色々な部位で、この方法は使えるので、順次記事にしますので、
是非参考にしてください。
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