膝痛で骨壊死と診断され、手術も必要かもと言われた場合の治療方法

膝が痛い中高年の人、相変わらず多いですね。
最近その中で、膝の骨壊死と言われて、手術が必要かと、
とっても悩んでいる方が私たちの診療所を受診します。
でも、手術しなくても、良くなる人はたくさんいるので、希望を持って下さいね。

今回は、その場合の対応方法、治療方法を解説します。

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1.膝痛で骨壊死と診断された実例

60歳ぐらいのおばさんの話です。

長年、販売の仕事で立ち仕事をしていました。
150㎝で、65㎏と、ちょっと肥満体型です。
30歳ごろから、ときどき膝痛があり、
10年前ぐらいから痛みが増しましたが、
注射で治っていました。

ところが4年ぐらい前から、注射が効かず
整体やハリやマッサージなど
いろんな治療を試しましたが
良くなりません。

整形外科でMRIをとってもらったところ、

「膝の内側の骨が壊死していて、それが痛みの原因」と診断されました。

人工関節にする手術も必要かもと言われたそうですが、

膝の手術なんて、絶対やりたくないわと、
すがる思いで、私どもの診療所を受診しました。

聞くところによると、
しょっちゅう痛いわけではなく、
朝起きたときとか、歩いているとき時々ズキッと痛む程度で、
歩くのも、正座するのも問題はないようでした。

2.膝の骨壊死と痛み

膝の関節が骨壊死を起こしても、すぐにそれが痛むわけではありません。
骨壊死が進行して、つぶれてきて初めて痛みがでます。
骨壊死と言われても、初期であれば、すぐに手術の必要はありません。

骨壊死の初期で痛いのは、骨の周りの靱帯や筋肉が炎症を起こして痛いことが多いです。

3.膝が痛くなった本当の原因

この膝の骨壊死のおばさんですが、いすに、すごく股を広げてすわっています。
その方が楽とのこと。

立ってもらったら、ひどいO脚、
立っているときも、歩くときも足裏の外側に体重をかけている

とのことで、
靴の踵の外側が大きく減っていました。

これでは、膝が痛むわけだと思いました。

膝が痛むのも、骨壊死も、内側です。
O脚で、膝が外側にたわめば、
物理的に、膝の内側に体重がかかります。

長年、そんな姿勢で立ったり、歩いたりしていれば
膝は痛くなるのは当然です。
そのうち、負担がかかっているほうの、膝軟骨が減ってきたり、骨も壊死してくるはず。

整形外科では、膝が痛いのは、すぐ軟骨が減っているせいとか骨が壊死しているとか、
軟骨や骨のせいにしますが、それは、結果として現れた現象。

そうなるまで、膝へ不自然な力がかかっていたことが問題なわけです。

O脚は、膝の内側に痛みがでやすいです。

O脚

4.膝痛で骨壊死と言われた場合の治療方法

(1)立ち方・歩き方の改善

膝痛で骨壊死が進行している場合は、手術も必要かもしれませんが、

初期であれば、手術は必要ありません。

まず、膝へ不自然な力をかけていた立ち方や歩き方を直す必要があります。

このおばさんの場合は、
太ももの筋肉が硬くなっているので、それをゆるめて
立っているとき、歩くときに、足裏全体を使うように、指導しました。
要するに、O脚の状態を改善していくわけです。

膝の内側が痛い人は、O脚の人が多いので、直すようにしてみてください。

O脚改善用の、靴の中敷きを使うのもいいでしょう。

膝痛の人の立ち方・歩き方は、次の記事も参考にしてください。

(2)温める

膝の痛い所は、良く温めて血行を良くしてあげることです。

私たちの診療所では、治療器を使って温める治療をしています。
自宅でも、お風呂やシャワーや、ホッカイロ等でよく温めるといいです。

(3)冷やさないように注意

患部が冷えると痛みが出やすいので、冷やさないように注意です。

湿布は、患部を冷やすのでやらない方がいいです。
(温湿布も、実は皮膚は冷えます)

きつすぎないサポーターで保護するのもいいでしょう。

◎まとめ

膝痛で骨壊死と言われても、初期であれば手術しないで、
立ち方や歩き方を直したり、血行を良くする治療で痛みは改善できます。

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