精神的に元気になる方法を解説!

からだの使い方

特に中高年になってくると、仕事・家族・お金・健康のことなどで、悩みが増え、なかなか元気になれないことが多いですよね。

私もそうです。

そんなとき、脳とからだの関係を知っておくと、簡単なことで元気になることができます。
私も実践して効果を上げていますので、あなたも是非試してみてください。

 

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1.姿勢と気持ちの関係の研究

「うつむいた姿勢を正して背筋を伸ばすと元気になる」

これは、ニュージーランドのオークランド大学の研究です。

<研究方法>
軽度から中程度の抑うつがある60人を2つのグループに分け、
〇一方のグループは、普段と同じように座ってもらい
〇一方のグループには、テープを使って背筋を伸ばした姿勢で座ってもらいました。

 

その状態で、嫌な体験をしてもらいました。
(非友好的な試験官を相手に、15分間のプレゼンテーションを行う)

 

<結果>
◎テープで背筋をのばしたグループの方が、嫌な体験をしたあとも、
比較的気持ちがポジティブで疲れも少なかった。
◎テープを貼っていないグループでも、背筋が伸びている方がネガティブな気持ちを不安    感が少なくなっていました。

引用元記事:http://kenkounews.rotala-wallichii.com/moonlight-dancer/

 

つまり、
「姿勢によって脳の感じ方が変わって、気持ちに影響する」ということです。

 

これは誰でもと思い当たると思いますが、元気がないときは、
無意識に肩を落としてうつむいた姿勢になっていますよね。

そんなとき、「無理矢理でも胸を張って、上を向いた方が脳の感じ方はポジティブ」に
なるということです。

さっそくやってみましょう!

 

もう一例、別の研究です。

 

2.作り笑顔と気持ちの関係

「作り笑顔でストレス解消になる」

これは、心理学の”Psychological Science” 誌に掲載された研究です。

<研究方法>
169人の被験者を次の3つのグループに分けました:

1.普段の表情(ニコリともしない)を保つグループ。
2.口に箸を横向きにくわえて、感情とは関わり無い口元だけの笑顔をつくるグループ。
3.口に箸を横向きに加えて、自らの意思で作り笑顔を顔全体につくるグループ。

それらの表情を保ったまま、ストレスがかかる2つの行為をしてもらいました。
(鏡に映る星の動きを利き手ではない方の手でなぞる。)
(冷水に手を浸す。)

<結果>
◎顔全体で作り笑いをしたグループが、ストレスの軽減幅が大きかった。

◎箸で口元だけ意思とは関係ない笑顔を作ったグループでも、笑顔をしなかったグループ     に比べるとストレスの悪影響が緩和されていた。

引用元記事:http://kenkounews.rotala-wallichii.com/forced-smile_be_happy/

 

つまり、
「作り笑顔はもちろん、顔の表情を物理的に笑顔の形にしただけでも、ストレスの軽減に有効である」
ということです。

 

元気がないときに、無理矢理、顔の表情を手で笑顔にするだけでも、気持ちが変わってくるということです。

さっそくやってみましょう!

でも、意思や感情に関係なく、姿勢や表情を変えると気持ちが変わるということ。

どういうことなのでしょうか???

3.脳とからだの関係

脳って、からだをコントロールしている最高の器官だと思っていますよね。

脳の感じ方で感情が生まれると思っていますよね。

でも、からだの感覚が先で、その後に脳が意味づけしている考えたら
えーって思いますか。

 

たとえば、
朝の目覚めが悪いときに、起きよう起きようと思っていてもなかなか起きられない。
でも、何とかからだを動かしているうちに、気分が良くなってきて動き出せる。

 

からだを動かしているうちに、血行が良くなったり、からだが温まってきたり、
からだの状態が良くなってきて、それを脳は気分が良くなったと感じている。
とは考えられませんか。

 

からだの状態が良くならないうちは、いくら頭で(脳で)起きよう、頑張ろうと思っても、
なかなかからだは動きませんね。

 

からだの感覚が先で、脳の感覚は後付けなんです。

 

生命が誕生して40億年ぐらいって言われていますが、
脳ができたのは、5億年ぐらい前。
生物の歴史の80パーセント以上は、
脳感覚ではなくて、からだの感覚で生きていたわけです。

 

脳が発達する前は、音も光もない世界です。

からだが電磁波とか空気の振動を感じているだけでした。

脳が発達してから、電磁波を色として認識したり、空気の振動を音として認識するようになったわけです。

からだに対する刺激やからだの変化が先で、それを脳が翻訳して認識し、
その感覚を感情にしたり、言葉にしたりして、伝えられるようになったのです。

 

脳が外界やからだの状態の翻訳機のような役割を果たして、他人とのコミュニケーションが
できるようになり、とても便利になりました。

 

脳がヒトを動かすメインだと錯覚するようになりました。

しかし、
生物学的にも、まずからだの感覚が優先で発達してきたわけで、
それは、現在のヒトのからだだでも変わりません。

 

「感情をコントロールするためには、からだにアプローチすることが合理的」
ということです。

姿勢が悪いとネガティブになりやすい。

姿勢がいいとポジティブになりやすい。

 

笑顔をつくると(無理矢理でもいい)ストレス軽減になる。

 

 

これがわかると、日常生活がとても楽になると思います。

 

4.からだのアプローチで元気になる方法

以上説明したように、
元気がでないとき、脳にいくら働きかけても効果薄です。

「元気が出にくいときは、からだへのアプローチが効果的です!!!」

具体的には、色々考えつくと思いますが。

1)胸を張って姿勢を良くする。

2)呼吸を深くする。

3)視線を前方からやや上にする。

4)笑顔を無理矢理つくる。

5)大きな声を出す。

6)元気なふりをして動く。

7)ストレッチ・運動・スポーツをする。

8)歌を歌う。

など、自分に合うものを、ひとつでもふたつでもやってみてください。

 

◎まとめ

感情につながる刺激は、まずからだが感じて、

そのあとに脳が認識する。

感情のコントロールには、からだへのアプローチが効果的。

からだの使い方
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