「前立腺がん」の予防方法やリスクを減らす食事とは!

先日、私たちの診療所を受診した、65歳の男性です。

60歳のときの健康診断で、前立腺の腫瘍マーカーPSAが7.2。

正常値が4以下なので、ガンの心配があって、細胞の検査を受けました。
ガン細胞(-)だったんですが、半年後の検査でガン細胞(+)で
前立腺ガンの診断でした。

ガンは転移していなかったので、前立腺の全摘手術を受けました。
でも、PSAは18と下がらず、ホルモン治療開始。

2年くらいは、効果があってPSAも正常値に下がったのですが、
効果がなくなってホルモン剤を変えました。

変えたホルモン剤も半年で効かなくなり、今度は抗ガン剤と言われてショックを受け、
当方の自然療法に助けを求めて受診されたのでした。

「前立腺ガン」アメリカでは男性のガンの中で1番多いガンで、亡くなる人も2番目に多いガンです。

日本では、前立腺ガンはもともと少なかったですが、近年、ものすごく増えているガンです。2020年過ぎには日本でも、男性のガンの第1位になると予測されています。


どうして日本でも前立腺ガンが増えているかというと、次の理由が考えられます。

・長生きになった。

・検診で見つかるケースが増えた。

・食生活が変わった。

以上3点が大きな理由でしょうか。

中高年の男性には、前立腺ガンはたいへん気になる病気だと思います。

前立腺ガンで、今回相談を受けた男性のような経過をとる方は少なくないです。

前立腺ガンを何とか予防したり、進行を抑えられないか、まず食事の面から調べてみました。

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1.イソフラボン摂取量と前立腺ガンとの関係

日本人はかつて、穀類・豆類などの食生活を中心としていた頃は、前立腺ガンはほとんど
みられなかったんです。

それが近年、急増しているわけです。

その原因として、食生活の欧米化によって、動物性脂肪をたくさんとるようになったことが指摘されています。

日本人がよく摂っていた豆類、特に大豆には「イソフラボン」という成分が多く含まれています。

イソフラボンとは、「植物が光合成で作るフラボノイドという色素成分の一種」です。

「イソフラボン」は最近女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることで注目されていますが、実は、前立腺を刺激する活性型男性ホルモンの合成を抑制する作用もある」ことがわかっています。

イソフラボンと前立腺ガンの研究と、実例を紹介します。

1)前立腺ガンとイソフラボンの関係の
「国立がん研究センターの研究」

<研究方法>
日本全国各地の40~69歳の男性約4万3千人で、5年間の食習慣についての詳しいアンケート調査の結果により、大豆製品(イソフラボン摂取量)とその後に発生した前立腺ガンリスクとの関連を調べた。

対象者のうち、307人が前立腺ガンになった。
ゲニステインまたはダイゼイン(イソフラボンの種類)・みそ汁、大豆製品(豆腐・納豆・油揚げなど)、の4つのグループに分けて、摂取量が最も少ないグループを基準として、その他のグループで前立腺がんのリスクが何倍になるかを調べた。

引用元記事:ttp://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/298.html

<研究結果>
前立腺内にとどまる限局ガンについては、大豆製品、みそ汁、イソフラボン(ゲニステイン、ダイゼイン)の摂取量が多いほどがリスクが低下した。

ということで、この研究では、前立腺ガン内に限局ガンだけだけれど、イソフラボンが
含まれている大豆製品には、前立腺ガンのリスクを減らす作用があることがわかりました。

このことから、日本で前立腺ガンがほとんどなかった時代は、多く摂っていた大豆製品が、前立腺ガンの発生を予防していたとも考えられます。

次に食事療法で前立腺ガンを克服された例を紹介します。

2)前立腺ガンを克服した、相模原中央病院の中野先生

中野先生は外科医ですが、ご自身が前立腺ガンになられて、

前立腺ガンの手術は、「尿漏れ」や「勃起不全」になるので、やめたそうです。

外科医が自分がガンになった場合、まず手術は選択しなかったということを、
一般人にもよく説明してほしいですね。

そのかわりのホルモン療法を行ったそうですが、副作用でものすごいほてりと発汗がでて仕事にも支障をきたし1年でこれもやめたそうです。

そのあと
食事療法を始めて、前立腺ガンの腫瘍マーカー(PSA)が正常範囲に収まって
ガンが消えている状態になったということです。

その食事療法が、イソフラボンのサプリメント
        ビタミンA
        ビタミンD
        オメガ3脂肪酸の摂取です。

医者が病院の治療ではなくて、食事療法でガンが良くなったということ。
このへんも、一般人によく説明してほしいものです。

参考リンク:http://www.isoflavone.jp/interview/dr-interview-3/

ビタミンには多くの種類がありますが、細胞の核まで進入できるのは、
ビタミンAとビタミンDだけで、細胞を正常の状態に戻し、ガンの増殖を抑えることも認められています。

特にビタミンDは、日光浴で紫外線にあたることでも、皮膚で作られますが、
アメリカの研究で、日照量が多く血中のビタミンD濃度が高い地域の方が、
前立腺ガンの死亡率が少ないことが認められています。

私たちの診療所では、自然療法として、太陽光線に近い人工光線をからだに当てることで
治療をしています。そのことで、からだの中にビタミンDが産生されます。

基本的には病院の治療をベースにしてもらっていますが、
当所の治療を併用することで、前立腺ガンの進行が抑えられている例が
多数あります。

関連記事:前立腺ガンの予防や進行を抑えるには、ビタミンDや日光浴がいい

ビタミンAは、肉類に多いですが、肉類は前立腺ガンのリスクを高めると言われているので、食べ物で摂る場合は、野菜から摂取した方がよいでしょう。

前立腺ガンを良くした、前述の中野先生の食事療法にも、ビタミンAとビタミンD
が入っていましたね。

3.オメガ3脂肪酸

脂肪酸とは、一般に油とか脂肪って呼ばれているものです。

オメガ3という種類の脂肪酸は、「魚や亜麻仁油、エゴマ油」などに含まれ、ガンの発生や増殖を抑えることが明らかにされています。

青魚に含まれる、EPAやDHAって呼ばれるのも、オメガ3の仲間です。

従って、前述の中野先生も前立腺ガンのときに摂っていた、オメガ3の油を積極的に摂った方がいいわけです。

逆に摂りすぎると良くないのが、肉類に含まれるオメガ6という種類の油。
ガンに肉が良くないと言われるのは、この油の関係があると思います。

タンパク質もからだには必要なのですが、ガン予防という観点からは、
たんぱく質の摂取は、肉より魚を中心とした方がいいようです。

4.糖類・炭水化物と前立腺ガン

ガンは大量のブドウ糖を消費します。

糖分・糖質はからだの中でブドウ糖になるので、ガンの進行を抑えるには
摂りすぎないようにした方がいいです。

また、糖分と炭水化物は血糖値を上げます。
血糖値が上がると、血中インスリン濃度が高くなります。

血中インスリン濃度が高い人ほど前立腺がんの発生率が高いというデータがあります。
ニューヨーク大学の研究では、白人男女3100人の食事内容をアンケート調査により、
ガンのリスクに影響する様々な要因を考慮して分析した結果。

前立腺ガンのリスクは、
 糖類が使われた清涼飲料水を飲む習慣でリスク増加は3倍
 昼食に糖質の多い加工食品(ピザ、ハンバーガー、肉のサンドウイッチなど)を
 食べる習慣でリスク増加は2倍との結果を出しています。

引用元記事:http://kenkounews.rotala-wallichii.com/carb-types_cancer-risks/

血糖値を上げる、糖類・炭水化物は、摂りすぎないようにした方が良さそうです。

5. 乳製品と前立腺ガンの関連

乳製品摂取と前立腺ガンとの関係の「国立がん研究センターの研究」

<研究方法>
日本全国各地の40~69歳の男性約4万3千人で、5年間の食習慣についての詳しいアンケート調査の結果により、乳製品の摂取と前立腺ガンリスクとの関連を調べた。
対象者のうち、307人が前立腺ガンになった。

<研究結果>
乳製品、牛乳、ヨーグルトの摂取量が最も多いグループの前立腺がんリスクは、最も少ないグループのそれぞれ約1.6倍、1.5倍、1.5倍で、摂取量が増えるほど前立腺がんのリスクが高くなるという結果だった。

引用元記事:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/317.html

乳製品が前立腺がんのリスクを増やす理由は、次のように考えられています。

乳製品に含まれるIGF(インスリン様成長因子)というホルモンが、
mTORC1」というタンパク質を活性化します。

このmTORC1というタンパク質が、細胞の増殖を促す働きがあるため、
がん細胞も増殖させてしまうと考えられています。

今回、前立腺ガンで受診された男性の食生活を聞いたら、
糖分・炭水化物・乳製品をたいへん多く摂っていたとのことでした。

前立腺ガンになったのは、食生活の関係もあったかもしれません。

さっそく、食生活の改善の説明をして、当方の自然療法でからだにビタミンDを増やす治療も続けてもらうことにしました。

4.緑茶摂取量と前立腺がんとの関連について

国立がんセンターの緑茶摂取量と前立腺がんと関連の研究

日本全国の40~69歳の男性約5万人で、緑茶飲用と前立腺ガン罹患率との関連を調べた研究があります。

結果、緑茶を1日5杯以上飲むグループでは、1日一杯未満飲むグループと比べると、リスクが低下していました。

引用元記事:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/310.html

これは、緑茶に含まれるカテキンがガン細胞の自然死を誘導し、前立腺ガンのリスクを下げたことが考えられます。

お茶は、前立腺ガン以外のガンのリスクを下げるにもいいという話をあります。
実際に、お茶の産地でお茶の摂取量が多い地域は、ガンの発生が少ないと聞きます。

◎まとめ

前立腺ガンの予防やリスクを減らす食事は

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