合気道などの武道に学ぶ、日常生活で、からだの動きがトッテモ楽になる姿勢とは?

先日、NHKのあさイチの番組で、合気道の第一人者藤平信一さんが、家事が楽になる
姿勢の解説をしていましたね。

私も長年、合気道を始め、色々な武道の経験がありますが、どれも合理的な
からだの姿勢や使い方をします。

誰でも若くて元気があるうちはいいですが、加齢と共にからだが衰えてきたときに、武道の姿勢やからだの使い方を知っておくと、日常生活がとっても楽になると思いますよ。

私も、日常生活の動きに応用していますが、特にトレーニングをしていなくても、楽に、軽快に動けています。たぶん若い頃より、軽快に動けているかもしれません。

今回は、藤平さんの話をもう少し詳しく説明して、日常生活でからだの動きが楽になる姿勢をお伝えしようと思います。

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1.からだが動きやすい姿勢

立っているときの姿勢ですが、

合気道の藤平さんのアドバイスだと、
つま先立ちをして、かかとを5~6回上げ下げしてから、
肩の力を抜き、背骨が反り気味にならず、前かがみに感じるくらいで立つ。

その姿勢だと、大男2人に両肩を押し下げられても、姿勢は崩れないし、
重い物も持ち上げられるようになる。

どうして、そうなるかというと、からだの重心の位置が変わるんです。

重心の位置が変わって、からだの余計な力が抜けて、全身がひとつになって使えるように
なったために、ふだんでは考えられない力がでるようになったわけです。

重心が少し変わっただけで、人間のからだは劇的な変化をするのは、驚きですよね。

武道の世界では、いかにムダな力を抜いて、いかにからだを一つとして、
素早く動かすことを追求しています。

西洋のスポーツだと、主に、いかに筋力をつけて、パワーでからだを動かす、と方向に
発展してきたと思います。

この真逆なからだの使い方の発展の仕方は、とても面白いと感じていました。

それで、このからだの使い方の違いは、からだが衰えてくる中高年の健康管理の考え方
につながると思います。

中高年になって健康に気を遣うようになると、スポーツジム・フィットネス等に
通う人が増えてきますが、基本は筋力アップで、筋力で体力や持久力を維持しようと
頑張っています。

からだを支える筋力は、ある程度は必要でしょうが、筋トレをやりすぎると、
逆にからだに弊害がでてきます。

▲筋トレで筋肉が硬くなり、からだが硬くなり、動きが悪くなる。
▲筋肉を部分、部分で鍛えることで、負荷がかかり、筋肉や関節を痛める。

からだが動きやすいのは、からだを筋肉で固めることではなくて、動きやすい柔軟なからだにしておくことです。

そのために、まず姿勢が大切です。

(1)後ろ重心の姿勢

ふつう、良い姿勢、正しい姿勢というと、

〇壁に背中をつけて立って、踵・臀部・背中・後頭部がまっすぐになるように立った姿勢。
〇頭のてっぺんから糸でぶら下げられている感じの姿勢。

とかって説明していますが、
実際その姿勢をしてみると、首すじや肩がこってきたり、
腰がつらくなって、立っているのがつらくなってきます。

(その姿勢が正しい、良い姿勢って言っている人、
ほんとに自分でやってみているのかな? って、いつも思っています。)

またその姿勢で、2人の人に、両肩を押し下げられると、簡単に崩れてしまうと思います。

これはなぜかというと、重心が踵にかかった後ろ重心で、立っているときに、筋肉で
からだを支えているからなんです。

筋肉で支えているから、肩を押し下げられると、力負けして、崩れてしまうのです。

後ろ重心だと、足指に力があまりかかっていないので、足指が地面から浮いていたりします。
また、後ろ重心だと、全身がひとつにならず、ばらばらの筋肉で動いてしまうので、
非常に疲れやすくなります。

(2)前重心の姿勢

それに対して、
つま立ちをして、踵を上げ下げしてから立った姿勢では、「前重心」になっていて、
これは、からだの余計な力が抜けた、骨格を主体とした立ち方なんですね。

骨格が主で立っているので、肩をいくら押し下げられても、骨がつぶれない限り、
姿勢が崩れないわけです。

前重心になるためにはやや前傾姿勢で、それが倒れないために、足指で支えている感じの姿勢です。足指が使えていないといけません。

つま立ちをして、踵を上げ下げするのは、足指をうまく使うための方法なんですね。

今まで踵重心だと、前重心はものすごく前傾している感じがします。

前重心に慣れるには、しばらく時間がかかりますが、
前重心に慣れてからだが軽快に動けるようになると、
今までの踵重心に戻してみると
からだがとても重くて、今までずいぶん損をしていたなという気持ちになります。

前重心は、余計な筋肉を使わないし、動くときはからだが一体となり全身の筋肉を使って 動けるので、次のようなことが起きます。

〇首や肩のこりがなくなる。
〇素早く動ける。
〇ムダな力を使わず作業できる。
〇今までより力を出せる。
〇長時間動いても、疲れにくい。
〇からだが柔らかくなる。
〇呼吸が深くなる。
〇気持ちが前向きになる。

など、様々なメリットがあります。

日常生活、ぜひこの足指を使った前重心の姿勢にしてみてください。

◎まとめ

つま立ちして、踵の上げ下げをしてから、足指を使えている前重心になると、
ムダな筋肉を使わず、全身が協調して動くので、日常動作がとても軽快で、
疲れにくくなります。

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