骨量が低い女性に【骨量を増やす手軽な運動】の方法

病気の予防や治療

50代の女性ですが、骨量が年齢平均ぎりぎりで4年前から、カルシウム剤や
ビタミンDを飲んでいるんだけど、ちっとも骨量が増えないと相談がありました。

特に女性では、閉経以降、ホルモンの関係で骨量がとても減りやすいです。
カルシウム剤やビタミンDだけでは、なかなか骨量は増えない事も多いです。
今回は、骨量が少ない女性が、効果的に骨量を増やす方法を説明したいと思います。

 

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1.骨を増やすのは重力

骨量を増やすには、誰でもカルシウムって思うじゃないですか。

でもそれだけじゃダメなんです。

そう、運動も必要ですね。

 

もう少し知ってる人は、日光浴も必要ってわかってますね。

 

どうして日光浴が骨量を増やすに必要かっていうと、日光浴でからだの中にビタミンDが作られて、これがカルシウムの吸収を良くするからです。

だから、病院では、骨量が低い人に、カルシウム剤やビタミンDが処方される。

 

でも、今回相談してきた女性は、骨量がちっとも増えなかった。

 

「運動は?」って聞いたら、会社の通勤の行き帰りで歩いています。
仕事はデスクワークで、すわっていることが多いって言ってました。

運動が少なそうだけど、カルシウムもビタミンDも摂っている。

 

どうして骨量が増えないんでしょうか?

 

話は飛びますが、
宇宙飛行士って、1カ月で骨が1~2%も減るそうです。


だから、

カルシウムやビタミンDを摂って、宇宙船の中で運動もしています。

でも骨はどんどん弱くなるようです。

 

どうしてか?っていうと、そう無重力だからですね。

 

骨に重力がかからないと、からだは、
「からだを支えるのに、骨が無くてもいいだろう」って判断して、骨をどんどん弱くしてしまう。

人間のからだって、使わない、ムダなものはどんどん整理してしまうしくみがあり、
すごく合理的だけど、ちょっと困ることもありますね。

「骨を丈夫にするには、骨に重み、つまり重力をかけることです。」

 

2.骨に重力が少ない生活

 

骨に重みがかかるのが一番少なくなるのは、寝たときだよね。
からだの厚み分しか骨に重みがかからない。

 

骨が一番弱くなるのは、寝たきりになってしまうこと。
寝たきりの人って、骨も筋肉も弱って、歩けなくなっちゃうよね。

 

ふつうの生活してても、デスクワークでずっと座りっぱなしだと、
特に足の骨なんかには、重みがあまりかからないので、骨が弱くなる。

 

また、片足を骨折した人。
骨折側を1カ月くらいギブス固定するよね。
そうすると、骨折した足は地面に着けないから重みがかからない。

 

片足骨折した患者さんの足、ギブスがはずれてから、足の骨量を測ると、
骨折側は、10%ぐらい、骨折してない足より骨量が減っているね。

宇宙でなくても、地球上で、骨に重み(重力)がかかるのが少ない生活だと、
骨量は減っていくよね。

 

カルシウム剤、ビタミンDを服用してても、骨量が増えないって相談にきた女性は、
骨に重みがかかることが少ない生活なので、骨量が増えないわけだよね。

 

3.骨量を増やすのに手軽にできる方法

骨量を増やすには、骨に積極的に重み(重力)をかけること。

何か骨に刺激がかかる運動をしていればそれでいいけど、

運動習慣がない、運動する時間がない、
しかも、ずっとデスクワークという人は、
日常生活の中で、骨に重みがかかるように工夫することです。

たとえばできることは、

◎デスクワークでも、できるだけ、立ち上がることを増やす。

◎歩くときに、骨格に刺激がいくように意識して歩く。

◎骨には縦方向の刺激が効果的だから、時間があるときは、その場でジャンプを
 繰り返すのもいいと思う。

 

相談があった女性には、
「骨量を増やすには、骨に刺激を与えることが大切なんですよ」
と話をして、「縄跳びなんかいいんじゃない」とアドバイスしました。

 

別に、縄がなくても、「エア縄跳びでもいいんじゃない」って言ったら、
「なるほどそれはいいですね。さっそくやってみます。」って喜んでた。

エア縄跳びって、骨だけじゃなく、ダイエットや循環器の改善にもいいよね。
また、姿勢も良くなる。一石何丁だろう。

 

骨量を増やしたい方、参考にしてみてください。

骨量については、次の記事も参考にしてみてください。

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