五十肩かなと思っていた肩痛、病院でレントゲンを撮ると、
”石灰がたまっている!”との診断。
色々治療をしてもらったけど、痛みがとれないで困っている方いると思います。
これは、知り合いのおばさんの石灰沈着性の肩痛が、
色々治療したけど治らず、
ある治療方法をしたら石灰も消えて、痛みもとれた
という体験を紹介します。
石灰沈着の肩痛で困っている方、是非参考にしてください。
おばさんの肩痛治療の経過
おばさんは、50歳過ぎ。
ある日突然、肩が痛くなりました。
腕を動かすと痛くて動かせない。
夜も激痛がでることがあって、熟睡できず。
病院でレントゲンを撮ったら
「石灰がたまって、炎症を起こしていて肩が痛む」との説明。
何で肩に石灰がたまるの?
って疑問に思ったそうですが、
原因は不明とのこと。
とりあえず、痛み止めの飲み薬、湿布を出されて使ったけど
一向によくならず。
じゃあ、注射器で肩の石灰を抜きましょう。
石灰を抜けば、痛みはとれますよ。
との説明で、注射器で石灰を抜いたそうです。
しばらく肩は痛んだそうですが、
徐々に痛みがとれ、やれやれと思っていたら、
数カ月後に、肩痛再発!!
再びレントゲンを撮ったら、石灰沈着も再発していたそうです。
また、石灰を注射器で抜いたそうですが、
再々発で、石灰がたまってしまったとのこと。
石灰がたまりやすい体質?
体質で片付けられてしまうと、なかなか治しようがありません。
病院では石灰が溜まる原因は不明とされていますが、
私が思うに、原因はあると思います。
肩に石灰がたまる原因とは?
医学書によると、肩に石灰がたまるのは、
40~50代の女性に多いそうです。
40~50代の女性って、更年期のころですね。
更年期というと、女性ホルモンが減ってくる頃です。
紹介したおばさんも、肩痛とともに、
更年期障害もでてきて、
ほてりとか生理不順とか情緒不安定とかの症状があったそうです。
女性ホルモンが減ってくると、
知っているかもしれませんが、
骨も弱くなって、骨粗鬆症になったりします。
結構更年期ごろから、骨量が減ってくる女の人、多いですよね。
その理由ですが、
女性ホルモンが骨からカルシウムが溶け出すのを抑えているのですが、
女性ホルモンが減ってくると、その抑えが弱くなります。
そうすると、骨からカルシウムが溶け出して
まず骨粗鬆症になってきます。
さらに、骨から溶け出したカルシウムが血液にのり、
全身に広がります。
全身に広がったよけいなカルシウムが結晶化して石灰となります。
肩の場合、カルシウムが結晶化して、石灰沈着になったものと思われます。
40~50代の女性に、石灰沈着性の肩痛が多いのは、
こういう理由だと思われます。
じゃあ、どうすればいいのかというと、
骨からカルシウムが溶け出さないように、
骨を丈夫にする治療がいいわけです。
肩痛のおばさんが行った治療方法とは!
おばさんが行った方法は、光線治療という方法。
これは、別記事に詳しく書いていますが、
肩の痛いところを温めて血行を良くして、炎症を治し、
カルシウムの吸収を良くして、骨も丈夫にする治療方法です。
この治療は、紫外線もでているので、
紫外線が身体に当たることで、ビタミンDが作られ、
このビタミンDがカルシウムの吸収を良くするので、
骨を丈夫にするというわけです。
おばさんは、この治療で、肩の痛みが取れて、
しかも、肩にたまっていた石灰も消えたそうです。
何回も再発していたのに、その後、石灰がたまらなくなったそうです。
この現象から見ても、肩の石灰沈着は、
骨からのカルシウムの流失が原因と考えられます。
あとがき
石灰沈着での肩痛で、なかなか良くならない場合は、
骨を丈夫にする方法も併用すると、効果的です。
紹介したおばさんは、光線治療という方法でしたが、
他の調べた例では、サプリ等でカルシウムやビタミンDをしっかりとることで、
肩の石灰沈着が消えた例がありました。
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