日焼け止めに入ってる「紫外線吸収剤」は、肌荒れを引き起こす!?その対策を解説します

病気の予防や治療

これから紫外線が強くなる季節。
そこで日焼け止めが必需品となります。

でも、日焼け止めに含まれる「紫外線吸収剤」が肌荒れを引き起こすのではと心配の方、
実際肌荒れを起こして困っている方がいると思います。

 

紫外線吸収剤は、具体的に皮膚にどう影響するのか、
また、影響する場合、どういう対策をとればいいのでしょうか?

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紫外線吸収剤とは?

まず、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤とは
どういうものかですが、
もうその名のとおり紫外線を吸収する成分のことです。

では、どうやって紫外線から皮膚を守るのかと言うと・・・

紫外線吸収剤は、

・紫外線を吸収

・化学反応によって熱エネルギーに変換

・紫外線の皮膚への侵入を阻止

という働きをします。

紫外線吸収剤による害や影響

では具体的は、紫外線吸収剤で皮膚にどのような害や影響がでるのかです。

現在使われている紫外線吸収剤は、大きく次の3種類があります。

◎t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン

数少ない、長波紫外線(UV-A)を吸収する吸収剤の1つです。

◎メトキシケイヒ酸エチルヘキシル

主に、UV-AとUV-Bを吸収します。
臭いに特徴があり、粘り気のある液体です。
日焼け止めの感触をよくするためのシリコン油とも好相性です。
日焼け止めに使われる頻度のもっとも高い紫外線吸収剤の1つです。

◎オキシベンゾン-3

UV-AとUV-Bの両方を吸収し、高SPF値の製品に使われることが多いです。

これらの
紫外線吸収剤自体の化学物質自体に、
肌が弱い人は、反応して肌荒れを引き起こす
ことがあります。

また、
紫外線吸収剤は「化学反応によって紫外線を熱エネルギーに変換
この化学反応は、日焼け止めを塗った皮膚の表面付近で起こります。

 

なので、発生する熱で肌が乾燥しやすく、肌の上で化学反応を起こすので
刺激を感じやすく、肌への負担が大きくなります。

紫外線吸収剤による肌荒れの影響は

・乾燥
・湿疹
・痒み
・かぶれ(赤み)
・シミ
・シワ

などがあります。

ただ、紫外線吸収剤による肌荒れよりも、
紫外線による皮膚へのダメージの方が大きいので、
紫外線吸収剤で紫外線をブロックするメリットはあります。

ただ、ひどく「かぶれた」とか「湿疹が出た」とかの場合は、
その日焼け止めの使用は中止した方がいいですね。

紫外線吸収剤の弊害に対する対策

◆紫外線吸収剤入りの日焼け止めは使わない。
とはいっても、紫外線の影響も心配です。
その場合は、

◆紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを使う。

紫外線吸収剤不使用の場合、紫外線散乱剤が使われます。

紫外線散乱剤とは、
物理的に紫外線を散乱、反射させます。

 

散乱剤(パウダー)を皮膚に塗ることで、
紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。

 

紫外線散乱剤入りの日焼け止めは、皮膚にはやさしいのですが、
皮膚が白浮き(変に白っぽくなる)したり、
伸びが悪くて使いにくい、
紫外線防御力が弱いという欠点があります。

賢い日焼け止めの使い方は『使い分けをする』ということです。

日常生活では、
紫外線防止効果がさほど高いものは必要ないので、
低SPF値の紫外線散乱剤を使うといいですね。

海や山などのアウトドア、レジャーに出かけた時などは
紫外線防止効果が高い、
高SPF値の紫外線吸収剤を使うと良いですね。

紫外線吸収剤が合わない皮膚の方はもちろん避けるべきですが、
アウトドアでは、紫外線による肌へのダメージを防ぐことが先決です。

まとめ

日焼け止めで紫外線吸収剤を使っているものは、肌荒れを引き起こすことがある

肌荒れ出る人、肌荒れが心配な人は、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを使うとよい

紫外線吸収剤不使用の日焼け止めも、デメリットがあるので、紫外線吸収剤使用の日焼け止めと、使い分けをするとよい。

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