自分の親がぼけてきたら・・・
認めたくないですが、まずがっかりします。
でも、すぐに介護や世話のたいへんさに追われて、
余計なことを考えている余裕はなくなると思います。
病院で出される薬も進行を遅らせるというだけで、あまり改善は期待できません。
そんな中、誰でもできる簡単な方法で、認知症が改善した実例があります。
1.認知症が改善した誰にでもできる簡単な方法とは!
これは、「作業療法」という医学学術誌に掲載されていた事例です。
☆60歳のアルツハイマー型認知症の女性
4年前から物忘れがでてきて、ベランダで火をたいたり、
ゴミの不法投棄や、夜間の徘徊もたびたびで、何度も警察に保護されました。
夫一人では対応できずに認知症の治療病棟に入院となりました。
この認知症の女性に行ったこととは・・
何と「日光浴」
3月から4月の4週間の間、1日40~60分間の日光浴を続けました。
日光浴を始めてから、病棟スタッフへの暴言・暴力が減ってきました。
からだを拭いてもらったり、入浴の時に抵抗していたのが、減ってきました。
徘徊も少なくなってきました。
☆80歳のアルツハイマー型認知症の女性
認知症病棟入院20年。
20年前にご主人が亡くなって一人暮らし、物忘れが目立ってきました。
お兄さんが亡くなって、症状が進行し、入院となりました。
入院後、対人トラブルが多く、車いすでの徘徊、介護抵抗。
不眠で夜間、大声で泣きながら廊下に這い出てくることもありました。
この方も、4週間の日光浴を行いました。
日光浴を始めてから、日常生活での席へのこだわりも目立たなくなり、
他者とのトラブルも減ってきました。
介護抵抗や大声で泣き叫ぶことも減って、睡眠状態も良くなりました。
攻撃的な行動が減ってきました。
2.日光浴がなぜ認知症の改善に効果があったか!
日光浴は、まずそのまぶしい明るい光とあたたかい熱が含まれています。
明るい光は、「光療法」ということで、
季節性うつ病や抑うつ症状の改善で、病院でも行われている治療方法です。
明るい光を浴びると、人間は、脳内で「セロトニン」というホルモンが生成されます。
セロトニンは、感情をコントロールしたり、活力を増したり、幸福感を高めたり
してくれます。
認知症の人は、このセロトニンが少なくなっていると考えられているので、
明るい光を浴びることでセロトニンが増えて、認知症の症状が改善したと思います。
日光浴の暖かい温熱はからだを温め、血行を良くし脳内の血流を増加させて、
脳の働きを良くした可能性があります。
3.認知症に日光浴を医者が推奨しないわけ!
認知症が心配な人は、
日頃から日光浴をよくしておくことも認知症の予防につながると思います。
認知症になってからでは、自分では日光浴ができなるなるかもしれませんからね。
日光浴は、お金もかからず、誰でも簡単にできることです。
ではなぜ、医者が推奨しないのでしょうか?
それは、
「太陽光線=紫外線=皮膚ガンのリスク」 という図式があるからです。
実際、太陽光線による皮膚ガンのリスクが高いのは、
紫外線に皮膚が弱い白人が、紫外線の強い地域に住んだ場合で、
日本人のような黄色人種は、紫外線に対して皮膚は丈夫なので、
太陽光線による皮膚ガンの心配をすることはほぼありません。
◎まとめ
太陽光線にあたる日光浴は、
血中のビタミンD濃度が高まって骨を丈夫にしたり、
免疫機能を強化したり、
NO(一酸化窒素)が産生されて動脈硬化を改善されたり、
メリットが大きいです。
認知症の改善にも効果がでている事例があるので、
ぜひ、試してみてください。
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