中村獅童さんが公表した「肺腺ガン」の原因と、日頃注意することとは。

歌舞伎役者の中村獅童さんが、肺ガン(腺ガン)を公表されました。
芸能人にはガンの人は多いですが、
歌舞伎役者にもガンの方は多いので、またか、とショックです。

でも、奇跡的なほど初期で発見されたとのことで、
しっかり治療を受けて、復帰してほしいです。

肺ガンとは

肺ガンは、男性では1993年から、ガンの中では死因のトップになっています。

肺ガンというと、タバコとの関係を考えてしまいますが、タバコと関係のない
肺ガンの型も多いし、タバコを吸う人自体減っていますよね。

やはり、大気汚染が進んでいるせいでしょうか?

肺ガンの推定患者は全国で約11万人、年間7万人が亡くなっています。

私たちの診療所にも、肺ガンの患者さんはたくさん受診されますが、
早期発見でないと、なかなか完治は難しい感じです。
肺ガンは大きく分けると、小細胞肺ガン非小細胞肺ガン2つに分けられます。
文字通り、ガンの細胞が小さいのが小細胞肺ガンです。

小細胞肺ガンは、悪性度が高くて、肺ガンの中で最も進行・転移が早いです。
でも、抗ガン剤や放射線が効きやすいです。

非小細胞肺ガンは、肺ガン全体の約85%で、さらに分類して、
6割が「肺腺がん」
3~4割が「扁平上皮がん」、
残りが「大細胞がん」に分けられます。

非小細胞ガンは、抗ガン剤や放射線の効きが良くないので、進行した状態で発見されると、きびしいものがあります。

肺ガン自体、無症状で進行して転移もしやすいので、
手術で根治が目指せるという状態で見つかるのは、わずか2割程度です、

中村獅童さんは、たまたま人間ドックで見つかって、手術で根治が出来る状態だったようなので、ほんとラッキーでした。

肺ガンについては、定期的に検査を受けておいた方がいいのかもしれません。

症状がでてから見つかったときは、だいぶ進行している可能性があります。

肺腺ガンとは

肺がんの60%程度が肺腺ガンです。
日本人には特に多い肺ガンです。
肺の末梢部に発生しやすく、初期は症状がでにくいです。
女性に多いのも特徴です。

肺腺がんは、進行のスピードが早くて、転移しやすいのも特徴です。
見つかったときには、既にあちこち転移していることも多いのも特徴です。

5年生存率は早期の肺腺ガンで80%、進行した肺腺がんでは10%以下と、
非常に治療の難しいガンです。

中村獅童さんは、転移していないごく初期の状態で発見されて、ほんとうに良かったです。

肺腺ガンの原因は?

中村獅童さんは、喫煙するようですが、
肺腺ガンは喫煙との因果関係は薄く、非喫煙者にも多く発症します。

☆肺腺がんの原因は、何でしょうか?

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◆肺腺ガンは女性に多いという特徴があるので、
女性ホルモンとの関係が言われています。

実際に、更年期障害の治療などで、ホルモン補充療法を受けた女性に
肺腺がんの発症率が高いことが報告されています。

女性ホルモンの一種、エストロゲンの量や濃度が、肺腺がんのリスクを高める要因の1つではないかと考えられています。

◆もう1つは、やはり大気汚染ではないかということです。

空気中にある有害物質を吸い込むと肺の細胞が傷付き、
肺腺がんが発生するリスクが高くなります。

家庭では、空気清浄機を設置した方がよいかもしれません。

肺ガンが多い県は?

出典:日本経済新聞、2017.8.16 朝刊より

肺ガンが多いのは、
男女ともに石川県、和歌山県、福岡県です。

女性では東京都が高いです。

死亡率は男女ともに北海道が1位。

厚生労働省の国民生活基礎調査では、
男女合計の喫煙率で北海道が全国1位。

肺ガンの発生には喫煙は関係ない場合も多いと思いますが、
喫煙してると、肺ガンになった場合、
死亡率が上がるのかもしれません。

◎まとめ

肺腺ガンの原因は、喫煙との関係は少ないようですが、
喫煙をしていると、死亡率が上昇するようなので、節制した方がいいでしょう。
女性ではホルモンとの関係も言われています。

あとは大気汚染の影響でしょうか。

肺腺ガンは、進行していると治癒が難しくなります。
早期発見が治癒につながるので、定期的な人間ドックやがん検診を
受けることが望ましいです。

中村獅童さんは、ごく初期で発見されて、根治ができそうですので、
ほんとうに良かったと思います。

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