ビールのプリン体が痛風の原因というのはウソ!痛風の真の原因は?

「プリン体」って、何となくからだに悪いイメージがありますよね。
プリン体が尿酸値を上げて、痛風になると言われているので、
プリン体ゼロのビールや、プリン体と戦う乳酸菌などというヨーグルトもでています。
でも、
「プリン体とは? 」
「ビールってのホントにプリン体が多いの?」
「ビールって痛風に悪いの?」

など、ホントのことがわかっていないと思いますので解説します。

スポンサー

1.プリン体は悪者ではない

プリン体って、実は細胞の遺伝子を構成する物質です。
遺伝子って、アデニン・チミン・グアニン・シトシンの4つの物質が結合して
つくられています。
そのアデニンとグアニンの主成分がプリン体です。

なので、プリン体がなかったら遺伝が作られずに生物は存在しません。

プリン体は、生物に必須の物質です。

2.プリン体はなぜ悪者のイメージがあるの?

プリン体は、ビールに一番多いわけではなくて、いろいろな食べ物に入っています。
なので、食べ物からからだにとりこまれますが、

からだの中のプリン体の7割は、体内で合成されます。

この構図は、コレステロールと一緒ですね。
コレステロールも、以前は主に食べ物から入ってくると考えられていて、
コレステロールが高い人は、
コレステロールの多い食事の制限を言われていました。

でも、コレステロールも主に体内で合成されることがわかって、
厚労省の食事制限の基準が廃止されましたよね。

さて、話は戻りますが、
プリン体は肝臓で代謝されて尿酸に変わり排泄されます。

でも、うまく排泄されないと体内に余分な尿酸がたまり、
さらに尿酸が結晶化して関節にたまり痛風という痛みを引き起こします。

なので、「プリン体=悪者=痛風」
という図式ができてしまったと思います。

問題は、プリン体ではなくて、
体内に過剰にできた尿酸、
尿酸がうまく排出されないことです。

3.ビールのプリン体は他の食品に比べて多いわけではない

痛風は、プリン体の多いビールなどを飲み過ぎると良くない
というイメージがありますが、

先に説明したように、プリン体はいろいろな食べ物に含まれています。

白米   25.9mg
枝豆   47.9mg
豚バラ  75.8mg
醤油   45.2mg     (100gあたり)

ビール 3.3~6.9mg
日本酒 1.2mg
ワイン 0.4mg
焼酎  0      (100mlあたり)

アルコールの中では、ビールはプリン体が多いですが、
他の普段食べている食べ物に比べて少ないです。

4.なぜビールが痛風によくないといわれるのか?

・確かにアルコールの中ではプリン体が多いのでビールが良くないと言われるのでしょう。
・また、ビールは他のアルコールより量を取りやすいので、プリン体が増えると言われるの
でしょう。

しかし、ビールに限らず「アルコール自体が分解されるときに尿酸を作ります。」

従って、プリン体0の焼酎を飲んでも尿酸値は上がります。

プリン体0のビールでも、やはり尿酸値は上がりますよね。

なので、尿酸値が高い人でも、あえてプリン体0のビールは飲まなくてもいいということです。

プリン体0だと、ほんとにおいしくないですよね。
それは、プリン体がアミノ酸・脂肪とならぶ三大うまみ成分だからです。

おいしくないし、尿酸値も下げなかったら、意味がないです。

5.尿酸値が高い人はどうしたらいいの?

プリン体が7割体内で作られるとしても、プリン体の多い穀類・肉・魚を食べ過ぎないこと
  ですね。

・プリン体から尿酸生成、尿酸の排出がスムーズにいくように、
 体内の新陳代謝をよくすることです。
これは、からだを良く温めたり、適度な運動で血行を良くすることです。

アルコールは、尿酸をできやすくするので、ビールに限らず飲み過ぎないことです。
でも、適量であればビールを控える必要はありません。
プリン体0のまずいビールも飲む必要はありません。

スポンサー
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク