日頃よくある症状の肩こり、腰痛、膝痛などの改善に、自分でからだのゆがみを調整して治す方法で、左右の踵を伸ばす方法を説明しました。
しかも気持ち良い動きで治せる方法です。
読まれていない方は是非次の記事を読んでみてください。
さて今回は、より効果的に、自分で簡単にできるからだのゆがみの修正方法を説明します。
1.からだのゆがみは、足の長さの違いから
からだがゆがむ原因はたくさんあるのですが、
ヒトは、立っていることが多いので、
まず土台となる足の長さが違っていると、上半身もゆがんできます。
家でも、土台が狂っていれば、建っている建物がゆがんできますよね。
左右の足の長さが違うと、骨盤が傾き、背骨が曲がり、
腰痛や肩こり、頭痛などの不快症状がでてきます。
ヒトのからだのゆがみを治すには、まず左右足の長さをそろえることが大切です。
2.左右足の長さの違いを治す方法
素人考えだと、足の短い方を伸ばせばいいと思いますが、短くなっている原因があります。
単純に短くなっている足を伸ばすと、かえってからだがゆがむことがあります。
ではどうしたらいいかというと、自分でからだの感覚を確かめながら修正する方法があります。
別記事で、基本的な方法は説明しましたが、簡単におさらいしながら説明していきます。
(1)左右踵を動かしながら、感覚を確かめる
仰向けに寝た状態で、まず右足の踵をゆっくりと伸ばします。
このとき、右踵だけではなく、右腰から右踵まで大きく動かす感じで、
ゆっくり伸ばします。
このときの、からだの感覚を確かめます。
「伸ばしにくいとか、突っ張るとか、痛みがでる、逆に気持ちいいとか・・」
伸ばし終わったら、ゆっくり戻して、左の踵を伸ばして同じ事を行います。
右踵を伸ばしてみて、からだの感覚の違いを確認します。
(2)足の長さを調整する方法
からだのゆがみを修正する方法は、左右踵を伸ばしてみて、より伸ばしやすかった方、
気持ち良かった側を使います。
これは、必ずしも足が短い方とは限りません。
伸ばしやすかった方、気持ち良かった方の踵を、ゆっくりと気持ちよさを味わいながら
ゆっくり伸ばします。
ここまでは、別記事で説明した方法と同じです。
より効果的な方法は、ここからです。
からだ全体も動く感じで、伸ばしやすい踵を伸ばして、
ちょうどいいくらいのところで、力を抜かないで止めます。
気持ちいい感覚を5秒くらい味わいます。
この感じは、背伸びをしてちょうおいいところで止めているような感覚と
似ています。
このあと、息を「ふっと」吐きながら、全身の力を脱力します。
慣れないうちは、この脱力ができず、力が入ったままの人がいます。
また、伸ばした踵を縮めてしまう人がいます。
これも力が入っています。
「全身の力を急激に抜く。」
というのが、効果的に自分でゆがみを修正するコツなので、
うまくできない人は、練習してみてください。
伸ばしやすい踵を伸ばして、ちょうどいいところで力をためて(止めて)
急激に全身脱力。
1回終わったら、すぐに続けてやらないで、ちょっと休んで、
同じ事を行ってください。
これを数回繰り返してください。
(3)チェックする
もう一度、左右の踵を伸ばして感覚を確かめてください。
うまくいっていれば、不快感があった方の踵が伸ばしがやりやすくなっていると思います。
(4)追加動作
まだ、踵を伸ばすと不快感がある場合は、気持ち良かった方の踵を伸ばして脱力を
数回追加しておこないます。
それでも、不快感が取れない場合は、それ以上の調整はやめて、
時間をおいて行うか、
今日の調整は止めて、翌日に行うようにしてみてください。
ゆがみが強い場合には、すぐには調整できないこともあります。
3.確認する
立ってみて、からだを軽く動かして、調整する前と感覚の違いを確かめてみてください。
調整がうまくいっていれば、からだが軽くなっているはずです。
1回で効果が感じられなくても、何回か調整を続けていけば、からだの変化を感じられてくると思います。
◎まとめ
自分でからだのゆがみを自分で治す方法のひとつとして、左右の踵を伸ばす、
しかも気持ちいい方を伸ばして脱力する方法を説明しました。
脱力しないで、伸ばしやすい方の踵を伸ばすことでも効果はありますが、脱力という動作を入れた方がより効果的なので、脱力なしの方法に慣れてきたら、是非試してみてください。
この方法が習得できましたら、他の人に補助してもらう、さらに効果的な方法もあります。ご興味のある方は、是非次の記事をぜひ参考にしてみてください。
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