食事が健康に大きく影響するのは、誰しも認めると思いますが、
健康食品(サプリメント)が本当にからだに有効性があるのか、
また安全性は大丈夫なのか?
のチェックポイントをまとめました。
目次
1.健康食品販売戦略に注意
健康食品販売には、よくある戦略があります。
まずはこれにだまされないようにしましょう。
(1)はっきり効果はうたってない
例えばある健康食品で「膝痛を治します」と宣伝したら
アウト!ですね。
これは、旧薬事法、現在は薬機法という法律で規制されています。
健康食品で○○が治るとは言えないんです。
もし違反していたら、保健所にその広告を持ち込めば
取り締まりの対象になります。
なので、
「元気な歩きをサポートします」
「膝関節の曲げ伸ばしをサポートします」
とか言い換えているわけで、
それを膝が悪い人は勝手に、
この健康食品は膝痛を治すようだ
この健康食品は膝関節を治すようだ
などと思いこんでしまうわけです。
本当に困っている症状や病気に効くとはうたってないわけです。
なので、まずその商品のうたい文句を吟味して
だまされないようにしてください。
(2)どこかよくわからないところの臨床データ
「○○研究所の臨床試験データで効果があった!」
みたいな宣伝も見ますが、
どこの研究所?
公的機関?
病院の附属研究所?
そこまで気にして見ている人はいないと思いますので、
架空の研究所での架空データであっても
効果がでているように宣伝されていれば
信じてしまうわけです。
データで数値化されていると、
いかにも科学的な裏付けがあるように錯覚します。
で、その○○研究所では、商品の宣伝をしているわけではないので、
薬機法違反ともならないわけです。
データの信憑性は、確かめようはありません。
(3)効果体験談
その商品の効果体験談。
「○○を飲んでいたら、階段の上り下りが楽になりました」とか
「○○で、膝の痛みが楽になり、座れるようになりました」とか
あくまで商品を利用した人の経験、個人の感想で、
商品の販売業者がこの商品は膝にいいとかは言ってないわけです。
で、この体験談にうそが混じっていても、確かめようはないわけで、
ふつうは「へ~そんなことがあるんだ」って思って
信じてしまう人も大勢いると思います。
(4)根拠のない値引き
よくあるのが、
初回お試し価格で、半額とか8割引、
定期購入申し込みで、10%OFFとか
根拠のない値引きで何とか購入してもらおうとする意図がみえみえ
本当に本当によい商品であれば、
根拠のない値引きはできないはず、
(5)広告の下の方に小さく書いてある摂取上の注意をよく読む
商品の宣伝は、派手に目立つように書いてありますが、
広告の下の下の方に、小さく、薄く、摂取上の注意とか書いてありますので
見てみてください。
ある健康食品の注意書きですが
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものでは
ありません。一日摂取目安量を守ってください。
●本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
商品の宣伝文句とうらはらに、あまり効果が期待できないような書き方です。
以上、健康食品の販売戦略にだまされないようにしてくださいね。
2.健康食品の有効性・安全性のサイト
それでも、華々しい健康食品の宣伝で購入しようかどうか迷ったら
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の
健康食品の安全性・有効性情報
というサイトをみてみてください。
ここは、国民の健康を守るための公的機関なので、
信頼度の高い情報が得られます。
健康食品、効かないならまだしも、有害なものもあるので、注意です。
◎まとめ
以上、健康食品(サプリメント)の有効性と安全性のチェックポイントをまとめました。
健康食品を選ぶポイントに注意して、
くれぐれも騙されないようにしてください。
コメント