私たちの診療所では、長年副作用のない自然療法をしています。
ガンの患者さんも多く、ガン自体は自然療法でも治せないのですが、
抗ガン剤の副作用の軽減などには、役立っています。
抗ガン剤の副作用は、色々ありますが、
手足のしびれで困っている方も大勢いると思います。
今回は、抗ガン剤の副作用での手足のしびれが、
私たちの行っている自然療法で改善した例を紹介します。
患者さんは、70代の女性です。
今年の3月ごろ、お腹がふくれてきて病院に行ったら
「腹水」でした。
最初原因がわからなかったのですが、
「卵巣がんからの、大網転移」でした。
大網っていうのは、
胃の下側から腸の方へエプロンのよう垂れ下がった腹膜です。
ここにガンが転移すると炎症を起こして水がたまるわけです。
実はこの方、ご主人もご病気で、5年間も介護をしていたんです。
その心身の疲労から、体力も免疫力もがた落ちでしょう。
ご主人のことでたいへんなのに、
ご自身も大病にかかり、二重のショックです。
病院で子宮・卵巣・大網を手術で切除しました。
目に見えるガンは切除できましたが、
再発予防で、抗ガン剤治療が始まりました。
抗ガン剤は、パクリタキセル(タキソール)で、
副作用は次のようにいろいろありますが、
この方には、
・足のだるさ
・息切れ
・脱毛
・手足のしびれ
が主な副作用で現れ、
日常生活がとても苦痛になってきました。
さらに追い打ちをかけるように、
5年間介護していたご主人にも先立たれ、
ひとりで、とても不安な日々を過ごしていたようです。
そんなとき、お姉さんが私たちの自然療法を知ってて、
私たちの診療所の受診を勧めてくれたそうです。
私たちが行っている自然療法は、光線療法というものです。
(→光線療法とは、を参照してください。)
簡単に説明すると、
太陽光線に近い光線を人工的に治療器で作り出し、
その光線をからだに照射して、自然治癒力を高める療法です。
実際には、光線治療器という治療器を4台使って、
からだのあちこちに、合計30~40分間くらい
人工の太陽光線を照射します。
この方は、週2回ぐらい診療所に通院されました。
足のだるさや息切れがあるので、
通院も大変そうしたが、
治療をすると元気になる感じがありました。
通院中に、最後の抗ガン剤治療がありました。
毎回抗ガン剤治療をすると、しびれが強くなるようでしたが、
今回はしびれが強くならないで、逆に軽くなった感じがあって、
驚いていました。
通院4回ぐらいで、手足のしびれが軽くなっている実感があったようで、
手は、しびれて包丁がうまく使えなかったのが、
「しびれが軽減して、千切りができるようになった」って喜んでいました。
息切れや足だるさも徐々に改善してきました。
1か月後の血液検査で、
白血球が2700→4000
血色素量(ヘモグロビン)が7.6→10.3
抗ガン剤治療が終わったということもありますが、
その他の数値も短期間にとっても改善していて
担当医も驚いていたようです。
やはり、
私たちの自然療法が効果があって、
治癒力が高められたんでしょうね。
その後3カ月の通院治療で、
足のしびれは、両親指に少し残るのみ、
手のしびれは、ほとんど気にならないくらいになりました。
その後も体調はよさそうで、
とても大病を患ったようには見えません。
体重も、病気になる前は65kg
一時43kgまで減りましたが、
通院半年後には、62kgまで戻りました。
抗ガン剤による手足のしびれは、
抗ガン剤が終了しても、なかなかとれない方がいると思います。
この方は、私たちの自然療法が効いて、
手足のしびれがほぼとれて、
元気になられて、ほんとうに良かったと思います。
私たちの自然療法の光線療法は、
家庭用の光線治療器もあるので、
自宅で行うこともできます。
抗ガン剤の副作用の手足のしびれでお困りの方は、
ぜひ、光線療法も役立てください。
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