肩ストレッチの間違いと正しい方法を解説!

からだの使い方

肩のストレッチ方法だけど、
ほとんどの人が次のようにするんじゃないかな。

片方の前腕で上腕を押さえて、
ギュッギュッと肩周りの筋肉をストレッチ!

でも、かえって肩を硬くしてるって知ったら
ショックですよね。

 

じゃーどうしたらいいかって・・

 

今まであまり言われていない
効果的な方法があるので大丈夫。
その方法も説明します。

 

まず、従来の肩のストレッチ方法の問題点を説明しますね。

 

1.筋肉はムリに伸ばすと逆に縮む

 

筋肉って、「筋紡錘」っていうセンサーがあって、
筋肉をムリにひきのばすと、
筋肉は「これ以上伸ばされるとまずい!」ということで、

 

筋紡錘から脊髄に「筋肉を縮めよ」信号をだすわけです。

 

そのため、自分の意志とは関係なく、反射的に筋肉が縮むんです。

 

肩まわりの筋肉をぐいぐい伸ばすと、
かえって肩まわりの筋肉は縮んで硬くなり、動きが悪くなります。

 

これは、実際やってみるとすぐわかります。

・最初にストレッチをする肩を回して動きを確認してみてください。

 

・従来の方法で肩のストレッチをしてみてください。

 

・次に腕回しをしてみてください。

かえって肩の動きが悪くなっていませんか?

 

2.筋肉をじわじわストレッチ

 

じゃあ、肩の筋肉をムリに伸ばすのではなくて、
じわじわとゆっくり伸ばすストレッチではどうなの?

って思うかもしれません。

 

これも実際に試すとわかります。

・最初にストレッチをする肩を回して動きを確認してみてください。

 

・じわじわってゆっくり肩の筋肉を伸ばすストレッチをしてみてください。

 

・次に腕回しをしてみてください。

やはりかえって肩の動きが悪くなっていませんか?

 

3.効果的な肩のストレッチとは?

 

筋肉って、縮むところがあれば、
それに拮抗する部分は緩んでいるという原理があります。

 

筋肉を緩めたければ、その筋肉を伸ばすのではなく、
その筋肉に拮抗する筋肉を収縮させれば、
自然と筋肉が緩むんです。

 

肩の筋肉を緩めたければ
それに拮抗する上腕の筋肉、
つまり、力こぶをつくる筋肉をしっかり収縮させるんです。

 

それと、伸ばしたい筋肉は、意識しない方がいいんです。

そうしたほうが、肩の筋肉は緩むんです。

 

これも実際にやってみるとわかります。

・まず肩を回して、肩の動きを確認します。

・次に肘をしっかり曲げて、力こぶを作ります。
10秒ぐらいがんばります。

 

・いったん休んで、もう1、2回同じことをやります。

・肩を回して、動きを確認してみてください。

「わ~~」

肩が軽く回りませんか?

 

緩めたい筋肉に拮抗する筋肉をしっかり収縮させることで、
緩めたい筋肉を意識して緩めなくても
筋肉が緩むんです。

 

ストレッチって、筋肉を伸ばして緩める事ばかりを意識していましたが、
緩めたい筋肉に拮抗する筋肉が、しっかり収縮させることが出来ていないために、
拮抗する筋肉が緩んでいない、という現象が起きていると思われます。

 

◎まとめ

肩のストレッチは
ムリに肩まわりの筋肉を伸ばさなくても、
拮抗する上腕の筋肉をしっかり収縮させることで、
肩まわりの筋肉は緩みます。

からだの使い方
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