肩こりを治す歩き方、肩がこらない歩き方、その方法とは

病気の予防や治療

「肩こり」で悩んでいる方、ホントに多いと思います。

 

指圧、マッサージ、針灸、整体などいろいろ治療を受けても、
自分で体操やストレッチをしても、

そのときだけで、ちっとも良くならないと嘆いている方も多いと思います。

 

でも、

「普段の歩き方を変えるだけで、肩こりが良くなる」

と知ったら、その歩き方を知りたいですよね。

 

 

では、その歩き方を説明します。

と、その前に肩こりの原因です。

 

肩こりは、結果としてでいる現象なので、その原因となるものを治さないと
良くならないのです。

 

その原因とは何だと思いますか?

考えてみてください・・・

 

話はちょっと変わります。

先日、私たちの診療所にこられたおばさん、
立ち仕事で、腰痛・肩こりは慢性化しているのですが、

 

「私ね、和服着たときは、肩こりや腰痛が軽くなって調子いいのよね。」

と言ってました。

 

「和服を着ると調子いい」?

 

どういうことでしょうか?

 

その謎解きの前に・・・

 

1.肩がこる姿勢

 

肩がこっている人って、
だいたい肩が体の前の方に巻いています。

肩のつけ根や鎖骨の周りを押すと、飛び上がるように痛がります。

それでもって
頭が前にでてて
胸が引っ込んでて、
骨盤がうしろに倒れている

こんな姿勢で立ったり、歩いたりしているから
肩に負担がかかって
肩がこってくるのは当然です。

 

また、歩くときに、踵から歩いているからよけいにこの姿勢になってきます。

踵から歩くのが正しいと思っている人も多いと思いますが、

踵から歩くと、こういう姿勢になりやすく、
肩が凝りやすくなります。

 

歩き方と姿勢については、
次の関連記事も読んでみてください
→→高齢者の腰曲がりを若いうちから予防する、歩き方との関係

 

 

2.肩がこる姿勢の治し方

 

この肩が巻いている姿勢を治すには

肩を後ろに反らして
胸を張る運動や体操があちこちで紹介されていますが、

 

やってみるとわかりますが、

「すぐに元に戻ってしまう」と思います。

原因から治さないとダメなんです。

 

では、どうしたらいいのかというと、

 

 

「骨盤」です。

 

骨盤が後ろに倒れているから
胸が引っ込んで、
肩が前に巻いてくるんです。

 

おへそを前に出すようにして、
「骨盤を前に倒した姿勢」をとってみてください。

 

そうすると、
自然に胸が前にでて広がり、
肩の位置も後ろに下がってきます。

 

頭の位置も、後ろに下がってイイ位置に戻ります。
この状態で歩ければ、肩がこりません。

 

 

 

3.肩がこらない歩き方

 

肩が凝らない姿勢を保つには、歩き方があります。

 

正しいと説明されている踵から歩く歩き方は、

骨盤が後ろに倒れ、
胸がひっこんで、
肩が前に巻いてくる、
肩が凝りやすい姿勢になりやすいです。

 

肩が凝らない姿勢を保つには、

 

おへそを前に出すようにして、
踵ではななくて、腰から先に歩くようにし、
着地するときは、足裏全体でフラットに着地します。

 

この歩き方は、詳しくはこの記事を読んでください
→→疲れない、きれいな歩き方は、腰から歩く、フラットに着地する

 

このフラット着地でしばらく歩いたあとに、
肩を回したり、肩の状態を感じてみてください。
肩が軽くなっているのがわかると思います。

 

 

従来の歩き方をもう一回して、しばらく歩いてみてください。

 

肩の感じどうですか?

 

 

また肩がこってきたのではありませんか?

 

肩をもまなくても、
 このフラット着地の歩き方で歩いていれば、
 肩こりを治すことができます。

 

4.なぜ、和服のときにおばさんの肩こりは楽になったのか?

 

和服を着ると、帯を締めるため、
後ろに倒れていた骨盤が、前の方に起きます。

 

そうすると胸が前にでて開いて、
肩の位置が後ろに下がります。

 

草履をはくので、
歩き方が踵着地ではなく、草履のうら全体で歩くフラット着地になります。

つまり、説明した肩こりを治す歩き方に自然となっていたわけですね。

◎まとめ

日頃、是非この肩こりを治す歩き方、
肩がこらない歩き方を試してみてください。

よくわからなければ、
和服を着て、草履で歩いてみるといいかもしれません。

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