腸内細菌って良く聞くけど、
どういう働きをしているかは、
よく知らないよね。
実は、腸内細菌は、
ヒトが生きていく上で必要不可欠な
「酵素」を作ってくれているんだ。
そのおかげで我々は生きていけるんだ。
今回は、腸内細菌と酵素についてまとめてみたよ。
1.酵素とは
我々のからだの中では、
食べ物の消化や吸収や、
からだを動かすエネルギーを作るのに、
無数の化学反応が行われているんだ。
たとえば、胃の中で行われているタンパク質の消化。
これを、試験管内で行おうとすると、
濃い塩酸の中で、丸1日、100℃ぐらいに熱しないと
できない。
からだの中では、これを、
体温の温度で、数時間で
やってしまうんだ。
とっても不思議。
それを可能にしているのが「酵素」だよ。
2.腸内細菌と酵素の関係
酵素には、からだが作る、
消化や吸収によい「消化酵素」と
栄養素をからだに使いやすいように変換する
「代謝酵素」がある。
腸内細菌も酵素を作るんだけれど、
その量はからだで作られる酵素の
約150倍もあるんだって。
驚きだね。
「腸内細菌は隠れた臓器」などと呼ばれたりする。
腸内細菌は、からだで作られる以外の酵素も作る。
たとえば、人間には消化できないといわれていた
「セルロース」(食物繊維)。
これは、腸内細菌の作る酵素で、
ある程度分解出来ることが
最近わかったらしい。
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3.腸内細菌の善玉菌を増やす効果とは
腸内細菌の善玉菌がつくる酵素は、
からだにプラスに働き、
悪玉菌が作る悪い酵素は、
からだにマイナスに働く。
だから、善玉菌を増やすのが大切だ。
善玉菌を増やすと、次のようないいことがある。
(1)代謝が上がってヤセやすくなる
善玉菌の中に、
代謝をあげる「ヤセさせ菌」なるものがあるんだって。
(2)肌がプルプル、髪はツヤツヤ
善玉菌により、腸内毒素が分解・排出され、
皮膚や髪がきれいになる。
(3)免疫力が上がる
腸には免疫細胞の70%が集まってて、
善玉菌が増えると、免疫力が上がる。
(4)眠りが深くなる
眠りが浅い人は、善玉菌の「ビフィズス菌」が少ないらしい。
ビフィズス菌を増やせば、睡眠もよくなる。
(5)幸福感がアップ
神経伝達物質の「セロトニン」は、
幸せホルモンで、
幸福感がアップする。
セロトニンは脳だけでなく、腸でも作られるので、
善玉菌が増えれば、
幸福感もアップするよ。
(6)便通が良くなる
腸のぜん動運動が活発になって、
便通がよくなるよ。
若さを保つには、
善玉菌を増やして腸内環境を良くするのだ大切でね。
4.良い酵素を作るための善玉菌を増やす食材とは
腸にいい食材は、大きく次の4群がある。
毎日、バランスよく摂れるといいと思う。
(1)善玉菌を増やす食材
野菜・果物・穀類・海藻・豆類・ヨーグルト・オリゴ糖
(2)活性酸素の増加を抑える
活性酸素が腸内を酸化させ、腸内細菌のバランスを悪くするよ。
活性酸素の発生を抑える食材・・野菜・果物・卵黄・ナッツ類・魚貝類
(3)腸を温める
腸が冷えると、腸内細菌のバランスが崩れるので、腸を温める
食材がいい・・肉・魚・しょうが・とうがらし・シナモン
(4)発酵食品
納豆・キムチ・つけもの・塩から・チーズ・甘酒
◎まとめ
人間の細胞って、約60兆と言われているけど、
腸内細菌は何と、1000兆以上と言われているよ。
その腸内細菌がつくる酵素によって、
我々のからだの生命活動が維持されているわけなんだ。
腸内細菌と共存共栄しているわけだからだ、
腸内細菌は大切にしないといけないね。
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