お子さんがアレルギー体質で、食べ物やほこりやカビなど、日常生活にありふれたものでアレルギーを起こして困っている親御さんたくさんいらっしゃると思います。
病院では症状がでたときの対症療法だけで、あとはアレルギーの原因となるものをできるだけ避けるように指導されると思いますが、なかなか難しいと思います。
今回は、知人の3歳のアレルギー体質のお子さんが、薬を使わないで実際にアレルギー体質を改善させた方法を説明します。
1.症状の経過はこうです・・
アレルギー体質のお子さんは男の子。
食事は、卵・そば・ナッツ等にアレルギーを起こします。
生後3カ月に、全身に湿疹がでて、乳児アトピーと診断されました。
皮膚科ではおきまりのステロイド治療。
一時的に治っても、すぐ再発してしまいます。
お母さんがステロイド剤で皮膚がどんどん薄くなっていくのに気づいて
生後半年になったときにステロイドを止めます。
ステロイド剤を止めて、リバウンドで皮膚の炎症がひどくなりましたが、
皮膚の復元力に優れたイオンクリーム(レビオナ化粧品のエフェクト)を塗って
3歳頃には全身の皮膚はきれいになりました。
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でも3歳になって3月頃から、両ほほが赤く炎症を起こし、
保育園に通うようになって、よけいひどくなりました。
同時に鼻水もひどくなりました。
小児科からの抗生物質で一時治ったのですが、再び悪化しました。
小児科の先生の話では、保育園の土ぼこりや雑菌にアレルギー反応を起こしています。
との話でしたが、日常、土ぼこりや雑菌を除去するのは不可能です。
あとは体質改善しかありません。
そのとき、私の方に相談がありました。
2.体質を改善した治療方法とは・・・
私は自然療法を指導していますが、そのなかに「光線療法」
という治療方法があります。
光線療法の詳しいことは、次の記事を読まれてください。
簡単に説明すると、太陽光線に近い光を人工的に作って、
その光と熱をからだに当てて治療するものです。
太陽光線に近い光は、からだの自然治癒力を高める作用があります。
なので、アレルギー体質の改善にも役立ちます。
からだのポイントになるところに、この光を当てますが、
このお子さんの場合には、足の裏とお腹に5分間くらいずつ
当ててもらうようにしました。
自然療法なので、副作用はないのですが、
炎症反応を促進して治していきますので、
一時的に湿疹が悪化する場合があります。
このお子さんの場合も、
光線療法をすると、一時湿疹がひどくなったようなので、
光線療法の光をあてる時間を少なめにしたり、
当てる頻度を少なめにして治療を続けてもらいました。
3.体質改善の経過・・・
○光線療法と
○食事療法
これは同じ食品を取り過ぎないように、多品目を少量摂らせるようにしました。
○イオンクリームによる皮膚の保湿
これらを根気よく続けたとところ、
2年ほど経ったころから皮膚の炎症が治まってきました。
3年目には、春と秋(花粉のせい?)のみに少々反応がでる程度になりました。
そして現在5年経ちますが、春秋にもほとんどアレルギー反応はでることはありません。
血液のアレルギー検査でも、そばとピーナッツにのみ反応が出るのみになりました
明らかにアレルギーの体質が改善され、日常生活、色々恐れることなく送れるようになったと、たいへん喜んでいました。
◎まとめ
お子さんのアレルギー体質改善には、少々時間がかかりますが、
薬を使わないで改善することはできます。
その場合、光線療法という自然療法も役立ちます。
お子さんのアレルギーでお困りの親御さん、ぜひ参考にされてください。
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