最近、痴漢の疑いをかけられ、線路上を逃げる事件が何件も続いています。
東急田園都市線では、線路上を逃げて電車に轢かれて死亡する痛ましい事件も起こりました。
痴漢の疑いをかけられ、
駅員室に行ってしまったら、
→痴漢をしていなくても痴漢が確定、
→警察も最初から痴漢扱い、
→えん罪を主張しても認められず、
→勤めている場合は職場は解雇、
→裁判でえん罪を晴らすまでは相当な苦労があり、
→えん罪を晴らしたとしても、もとの生活には戻れない
という図式ができあがっているので、
痴漢に疑われたら逃げることを推奨する書き込み、
「行列のできる法律相談所」の弁護士も、痴漢に間違われた場合は
4人中3人が「その場を立ち去るべき」とアドバイスしていました。
そういった情報があるので、とっさに逃げたのでしょうが、
ホーム上は人がいてなかなか思うように逃げられない。
気が小さかったりすると、痴漢の疑いをかけられ、頭が真っ白になって、
発作的に線路上に飛び降りて逃げたことは、わからないでもありません。
しかし、 線路上を走るなどという危険行為は許されるものではありません。
今回の事件のように命を落とす場合もあります。
多くの乗客に迷惑がかかります。
鉄道からの損害賠償金の請求も、数百万から1000万近いと聞きます。
痴漢と間違われた場合は、いったいどうすればいいのでしょうか?
私も電車通勤なので、ひとごとではありません。
目次
1.痴漢と間違われないために
①「すみません」という言葉
今回痴漢に間違われて、線路所を逃走して亡くなった男性のケースでは、
当事者の女性が腰を触られたような違和感があり、
この振り返ってこの男性を見たときに、この男性が「すみません」
とつぶやいたことで、痴漢行為を確信して騒いで、
周囲の男性とともに取り押さえたらしいです。
満員電車の中で、電車の揺れとかで、周りの女性にぶつかったり、
触れてしまう場合はあると思います。
日本人の場合、とっさに「すみません」と言ってしまうことってあると思います。
でもこれが、あとで痴漢行為の証拠と主張されることがあるので、
むやみに、電車の中で女性にぶつかった場合、触れてしまった場合は、
「すいません」の言葉は慎んだ方がよいかもしれません。
これが、怖い男性とかだったら別ですが・・
②満員電車を避ける
女性に近寄らない
両手は、上に挙げておくなど、
痴漢と間違われないために、気づくことはできるだけはしておいた方が
いいですね。
私は、痴漢と騒ぎそうな(何となくわかる?)若い女性には、
できるだけ近寄らないようにしています。
2.痴漢と間違われた場合の対応方法
①逃げるのはダメ
線路上を逃げるのはもってのほかですが、
ホーム上を逃げて、挙げ句の果てに捕まった場合
裁判になった場合には、何もしていないのに逃げたということで、
最大限不利になります。
②ホーム上で被害女性に説明し続けることもダメ
これは、痴漢と思い込まれているので、
いくら弁解しても、無理です。
③駅員室に行ってはいけません
駅員室に行ってしまった場合は、
駅員はマニュアルどおりの対応で、
痴漢疑いをかけられた言い分はいっさい聞いてもらえません。
警察も最初から痴漢扱いです。
④ 堂々と立ち去る
駅員には拘束する権利はありません。
警察も現行犯逮捕でなければ、
逮捕するために十分な証拠が必要です。
従って、
痴漢をしていないことを宣言して堂々と立ち去る
これができれば、逃げるわけではないので一番よいのですが・・
そのときの状況でできるかどうか??
⑤弁護士保険に加入しておく
痴漢と間違われたときに、すぐに弁護士にヘルプコールができる保険があります。
ジャパン少額短期保険株式会社の「 弁護士費用保険」です。
携帯のボタンひとつで、提携の弁護士に一斉に緊急メールが届き、
すぐに取るべき行動の連絡がくる保険です。
この保険は、痴漢と間違われた場合だけでなく、
相手にケガを負わせたり、
他人の車や物にぶつかって壊してしまった場合の損害賠償や、
事故によって自分にも被害が発生した場合などに、
弁護士へ相談する際の費用を補償する保険です。
今の世の中、何があるかわかりませんから、検討してもいいかもしれません。
1年契約で月額590円です。
詳しくはこちらを→ジャパン少額短期保険株式会社の「 弁護士費用保険」
◎まとめ
痴漢の濡れ衣は、人生破滅につながります。
くれぐれもそうならないように、お互いに気をつけましょう。
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