今までの常識を覆す、近視の原因と予防方法!

病気の予防や治療

近視の人、多いと思います。
暗いところで、本を読んだり、ゲームをしたり、姿勢が悪いのが原因とか、
言われていましたが、最近の研究ではそれらは関係なかったと言われています。
今回は、新しい説と、近視にいい光とは何かを説明したいと思います。

 

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1.バイオレット光が近視を抑制?

先日のNHKのあさイチで、「バイオレット光が子供の近視を抑制する」
との話題を取り上げていました。

この説は、
「慶應義塾大学医学部眼科学教室で、ヒヨコでの動物実験と人の臨床研究で、
バイオレット光(波長:360-400nm)が近視の進行を抑えることを発見した。」
という話です。

バイオレット光?

聞き慣れませんね。
バイオレットと言えば、紫ですが・・

太陽光って、プリズムで分解すると7色の光になり、その紫色の部分のことです。
7色の光のうち、波長の長いものが赤、短いものが紫、紫より短いのが紫外線

波長が360~400nmって、これは紫外線も半分くらい入っていますね。
紫外線って、目に良くなかったんじゃないの?

「バイオレット光は、ガラスをほとんど通さないので、戸外で1日2時間くらい
日光に当たった方が近視の進行を押さえるのにいい」とも論文で言ってる。

ガラスをほとんど通さないって、紫外線のことだよね。
紫色って、ガラスを通しても見えるよね。
要するに、戸外で紫外線を浴びた方がいいってこと。

紫外線っていうと、一般的は抵抗があるから、「バイオレット光」って言ってると思う。

2.ブルーライトとの関係は?

パソコンやスマホ、液晶テレビは、ブルーライトっていうのが強いから
目に良くないって、以前から言われているよね。
ブルーライトカットめがねが推奨されたりしている。

ブルーライトの波長って、7色の光のうち、青い方に近い波長(380~530nm位)
あれあれ、バイオレット光も一部入っているね。

ブルーライトは避けた方がいいけど、バイオレット光は浴びた方がいいって、
どうしたらいいの?

 

3.イギリスの近視に関する論文

暗いところで本を読むと目が悪くなるって言われてるけど、

2012年にケンブリッジ大学が行った調査では、
暗いところで本を読むことと近視は関係なくて、

「幼少期から10代後半にかけて外でよく遊んだ人ほど、視力低下の可能性が低く、日光を浴びる時間が週に1時間増えるほど、近視の発症率は2%下がる」
という結果が報告されていますね。

 

4.近視の原因と予防はどうしたらいいの?

近視と日光の関係はまだまだ研究段階のようだけど、近視と日光は関係ありそうだね。

 

人間が太陽光線の元で、進化してきたことを考えると、
地表に届く、太陽光線のすべての波長が、
人間の目に一番適している、必要なんじゃないかって思える。

 

つまり、紫外線も7色の可視光線、赤外線も、正常な視力を維持するには必要。

 

ブルーライトが良くないって言われるのは、青色領域の光だけが強すぎるということで、
他の領域の波長も入っていれば、目にはやさしいと思う。

 

「バイオレット光が近視を抑制」って研究だけど、バイオレット光が近視に関係するある遺伝子のみに関係があったということで、バイオレット光だけでは、近視抑制には
足りないんじゃないかな。

 

イギリスの研究では、戸外でよく遊んだ子の方が、近視の発症率が低かったということで、これは、太陽光線のすべての波長をあびているわけだ。

 

近視の原因は、ゲーム・TV・パソコン・スマホなど、
偏った波長の人工照明をずっと見続けることが問題なんだと思います。

 

戸外で、太陽光の幅広い波長の光を浴びることが、近視や目にいいんじゃないかと思います。
もちろん、日差しが強すぎるときは、避けなければ行けませんが。
(何事、適量というものもあります。)

 

実は私たちの診療所では、太陽光線に近い人工光線を使った治療をしています。
目の病気の回復や視力が回復している例もたくさんあります。

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