人や組織をうまく動かすメカニズム、簡単でとっておきの方法

快適な生活のために

私は一応、ある小さい組織のリーダーをしています。

部下達は、それぞれの能力に応じて自主的に動いていて
まあまあ、上手くいっているのではないかと思っています。

人や組織をうまく動かすメカニズムがあります。

今回は簡単でとっておきの方法を解説します。

 

 

1.人も組織も動かすにはフラットな関係がいい

人や組織は、強いリーダーシップで、上からこうしろ、ああしろと言っても、
嫌々動くかもしれませんが、うまく動くものではありません。

 

先日、TVのがっちりマンデーで、組織をうまく動かしている社長さんが出ていました。
全国に、高級感ある温泉旅館やリゾートホテルを運営する企業の、
星野リゾートの星野代表です。

星野さんが、日頃大事にしている本を紹介していました。

 

それが、ケン・ブランチャードの「1分間エンパワーメント」

 

それに

「強いリーダーシップ必要」から「リーダー不要の状態へ」

ということが書いてあります。

星野代表の説明によると

これはねフラットな組織文化をつくろうってことなんです。
経営者から最前線でサービスを提供してるスタッフまで、
言いたいことを言いたい人にいつでも言える文化を持とうと。

会議の中だけで思ったことを言ってくださいって言ってもなかなか言えない。
普段からの人間関係が対等であれば、社員ひとりひとりが自立して発想して
考えて自分で行動するようになるだろうというのがこのエンパワーメント
ってことなんです。

「そのとおり、私も常々そう思っていました。」
って思わず叫んでしまいました。

昔は、強いリーダーシップで、人や組織を引っ張って成功してたかもしれませんが

 

今や個人の好み・考えは多様化

 

上から引っ張ろうとしたってうまくいきません。

 

なので、リーダーはできるだけ、
個々の動きをじゃましないようにします。

 

動きやすいようには、環境を造ってあげます。

対等の立場をとっているので、上司も部下もありません。
日常気付いたことを、そのときに、何も気兼ねせずに話し合います。

 

改まって会議をしても、そこでいいアイデアはでてきません。
現場で気付くわけで、そこですぐ話し合うわけです。

 

このリーダー不要のフラットな組織文化。
人や組織を動かすとっておきの方法の1つだと思います。

 

 

2.人を褒める

 

人や組織を動かそうとすると、
「なぜこんなことができない!」

 

とつい切れて、怒ることもたびたびでしょう。

 

でもこれも逆効果だと思っています。

 

私は、注意はしますが、怒ることはありません。
怒っても、人は動かない、萎縮して脳に入らないと思っているからです。

自分の息子が小学生低学年のころ、
サッカーの試合をしていて、
パスやシュートが上手く出来ないと、
「何でそこでパスやシュートができないんだ!!」
と怒り狂っていた父親がいました。

 

私は、自分の子供にパスやシュートが上手くできなくても
怒ったことはありません。

 

「どうしてできなかったのかな。」
「どうしたらうまくできるようになるかな。」
とよりそってあげ、

 

「でもあの場面のパスはとてもよかったね~」
と褒めてあげました。

 

そんなことをしていたら、
いつのまにか息子はサッカーがとってもうまくなっていて、
チームのリーダーになっていました。

 

しょっちゅう親に叱られていた子供は、
だんだんサッカーがつまらなくなり、やめてしまいました。

 

話は飛びますが、
組織で人を叱らないで、褒めることは

・甘やかしになるのではないか?

・ぬるま湯的な職場になるのではないか?

と疑問に思うかもしれません。

実は褒めるって、甘やかしたり、喜ばせたりする目的ではないということ。

日本ほめる達人協会っていうのがあるようですが、
その理事長が、

「褒めることは、褒める人自身の心が整う」

ということを言ってます。

 

つまり、褒められる人より
褒める人の相手に対する見方が変わり、
褒める人自身が変わってきます。

 

周りの雰囲気も良くなってきます。

 

褒めるメソッドを取り入れた
「ほめちぎる教習所」として有名になった
三重県南部自動車学校。

 

自動車学校というと、無愛想な教官が
生徒を叱りまくるイメージがありますが、
この教習所では、生徒を褒めて褒めて褒めまくりました。

その結果、
・評判が評判を呼んで、若者が大勢集まるようになった。

・教官の離職率も減った

・自動車学校卒業生の事故率も下がった

といいことづくし。

 

ほめる達人協会の理事長によると
上手に褒めるポイントは、

 

失敗したときに叱らずに褒めるんだそうだ。

 

「厳しく伝えた方が良さそうですが、怖いと感じると防御機能が働き、
聞いても頭に入ってこない状態になる。そこで、「浮き輪言葉」と
呼んでいる失敗したときの褒め言葉をかけるのが、こつです。

とのこと。

 

教習所で脱輪しても、「いい経験をしたね。」と叱らずに褒める。

何やっているんだって叱っても、萎縮して、かえって脳やからだがうまく動きません。

 

ある企業では、褒める研修を受けた上司のいる部下の方が
仕事に対するモチベーションがたいへん高かったという事例があったそうです。

上司が部下を叱ってばかりいる組織では、
部下は萎縮するし、言いたいことは言えないし、
何より全体の雰囲気が悪くなります。

これでは、組織はうまく動かないと思います。

◎まとめ

人や組織をうまく動かすメカニズムとその方法は、

・人、組織の人間とフラットな立場をとること。
 リーダーシップはいらない。

・人を叱らず、褒めること。
 特に失敗したときに褒めること。

私も常々実践しています。
参考にしてみてください。

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