自律神経ってよくテレビとか雑誌で紹介されていて、
自律神経には交感神経と副交感神経があって
車でたとえると、アクセルとブレーキみたいな説明されますよね。
順天堂大学医学部附属順天堂病院の小林弘幸先生は、
自律神経関係の本をたくさん書いているので、書店でよくみかけます。
(でも、今は書店にはあまりいかないか・・)
で、この自律神経に関係して、最近ショックなことがわかりました。
それは、「解剖学的には、自律神経という神経はない!」
ということ。
従って、交感神経という神経も、副交感神経という神経も
からだの中には存在しないって言うこと。
「え~どういうこと?」
って思うかもしれません。
つまり、
交感神経、副交感神経というのは、神経の機能(働き)の分け方で、
どっちも同じ神経。
死んだ人間を解剖しても、「これが交感神経、これが副交感神経・・」
って取り出すことはできないってこと。
私もそれを知ったときは、唖然としました。
長年、交感神経っていう神経、副交感神経っていう神経がありものと
疑いもしませんでした。
そう、コレステロールもそうでした!
悪玉コレステロール、善玉コレステロールって言われていますが、
その働きの違いで分けてるだけで、
あれも、実はどっちも同じコレステロールだったんです。
これを知ったときも、ショックでした。
悪玉コレステロールっていうコレステロールがあるものだと
信じて疑いもしませんでした。
もう一度繰り返します、
交感神経という神経、副交感神経という神経は存在しません。
じゃー、この存在しない神経の働きを高めるにはどうしたらいいの?
って言う疑問がわきます。
その答えです。
「迷走神経」って聞いたことがありますか?
これは脳から直接、肺や心臓や腸などの内臓の方につながっている神経で、
迷走神経は実体があります。
解剖すれば、これが迷走神経っていう神経が取り出せます。
で、迷走神経は主に副交感神経的に働くので、
迷走神経の刺激することは、副交感神経の働きを高めます。
現代人は、ストレスで交感神経が優位になっています。
なので、この迷走神経を刺激することで、
副交感神経の働きを高めて、バランスをとり、
ストレスに対応します。
迷走神経と副交感神経の違いが曖昧でしたが、
今回わかりました。
迷走神経は実体がある。
副交感神経は、その機能。
これからは、自律神経のことを正しく認識しましょうね。
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