歯周病で抜歯と言われても、抜歯せずに治せるのか?!自分の体験談

歯周病治療

☆夢が現実に?

もうすぐ、還暦のおじさんです。

 

若い頃、全部の歯がぐらついて、ポロポロ抜け落ちる
怖い夢を何度か見ました。

 

あわてて飛び起きて、歯をしっかりかみしめて、
ぐらついてないことを確認して
「ほっ」と したことを覚えています。

 

それが歳を重ねるにつれ、
現実のものになろうとしていて、
とても怖いです。

 

☆歯周病の始まり

 

ことの始まりは、
10年前、右下の親知らずがひどく痛み出し、
抜歯をして治ったのですが、

 

隣の奥歯がぐらついていて、
これは痛みがなかったので、
使えるだけ使おうと抜歯しないで頑張ってました。

 

今思えば、この歯は重度の歯周病だったわけです。
それと、歯全体に歯周病が進行していたと思います。

 

そして、重度歯周病の歯を頑張って残していたのも、
他の歯に悪い影響を与えていたのでした。

 

頑張って使っていた奥歯も、
とうとう手で抜けるほどになり、抜歯しました。

 

☆定期検診を受けていたのに!

 

その後、他の歯も悪くならないように、
半年ごとに、歯医者で定期検診を受けて、
そのときに、歯石や歯垢を取ってもらっていました。

 

定期検診を受けて、歯のクリーニングのケアを受けているから
歯はそんなに悪くならないだろう
と思っていました。

 

でも検診ごとに、歯周ポケットは深くなり、
出血箇所が増え、歯がぐらつきところも増えてきました。

 

しかしその歯医者は、「歯周病」のしの字もなく、
「歯の痛みとかなければ、半年ごとの歯のクリーニングを続けましょう。」
とだけ。

 

私も、その頃は歯周病の知識がなくて、
症状が悪くなるのは、加齢でしかたないものと思っていました。

 

その頃、歯周病の知識があれば、こんなに悪くならなかったのに・・

 

そもそも歯医者が、
「歯周病が進行しているので、しっかり治療しましょう。」
ていねいな説明と、治療をするべきではないですか。

 

現在抜歯が必要と言われて、当時適切な対応をしてくれてれば、と
温厚な私が、怒り心頭に発してします。

 

☆重度の歯周病だった!

 

今年、ある人の紹介で別の歯医者を受診しました。
そこで初めて重度の歯周病だったことがわかり、
歯周病の本も10冊以上読みました。

 

歯周病に対しては、
日本の一般的な歯科医の認識や対応のレベルの低さも知りました。

 

歯周病は、一般的な歯垢・歯石のクリーニングの他に治療方法があったのです。
詳しいことは、こちらの記事を見てください。
→→歯周病を治すために!正しい治療方法とそれができる歯医者の選び方

 

新しい歯医者での歯周病の治療と、自分でのていねいなブラッシングを始めました。

 

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☆でも抜歯が必要と言われて!

 

一本でも多く歯を残したいと思いましたが、
この新しい歯医者の治療の途中で、「抜歯が必要です。」

 

それも「7本の抜歯が必要です。」
と言われて、唖然としました。

 

歯を残すために歯周病の治療に通っていたのに、
「その無残な宣告は何?」

 

今のところ痛くもなくて、噛めているので、

「抜かなくて済ませられませんか?」

「自然と抜けるまで使い続けてだめなのですか?」

「手術で、溶けた歯槽骨を再生させる方法があるようですができませんか?」

 

どれも「NO」でした。

 

抜歯がどうしても必要なケースは次の記事を参考にしてください。
→→どうしても抜歯が必要な状態とは

 

要するに、歯周病の本格的な治療を始めたけれど、
時すでに遅しの歯は、抜くしかない。

 

抜歯しないと、そこが歯周病菌の巣になっているので、他の歯の歯周病も進行し
最悪全部の歯を抜かなくては、いけなくなるということでした。

 

他の歯を救うために、抜歯はやむを得ないとのことでした。

レントゲン写真を見ると、もう根元まで歯槽骨は溶けて歯は抜けてるいる状態。

残念ながら、抜歯の覚悟を決めました。

 

☆抜歯した歯を見て納得!

 

歯槽骨が完全に溶けていた歯は、乳歯が抜けるようにほぼ力がいらず、
簡単に抜歯されました。

 

その歯を見て、唖然でした。
これはひどい!

(ちょっと不気味なので、写真加工しています。
本当は、全体に薄黒いです。)

根元まで黒く変色していて、粒状の黒くて硬い石のようなものが
いくつも、がっちり、とくっついていました。

 

これが、歯石?

 

初めて生のものを見ました。
どうりで歯科衛生士が、ものすごい力で器具を使ってガリガリ削っていたわけだ。
歯のように硬くなってがっしりとくっついてるから、
ちょっとやそっとじゃとれないのがわかりました。

 

「よくこんなになるまで、歯はがんばってくれていたな。」
「歯周病は、こんなになってしまうんだ。」

 

ここまできてしまったら今の医学では治しようがないし、抜くしかなかったな
と抜歯した歯を見て、納得しました。

 

こんなになる前に処置してあげたかった。
こんなひどい状態になってしまった歯を見て、歯に申し訳なく思いました。

 

許せないのは、
歯周病が進行していたのに何の指導も治療もなく傍観していた歯医者たち(3人います)
歯周病が重症になる前にきちんと治療していれば、抜歯せずに済んだのに・・・

 

☆歯周病の知識と正しい治療を!

 

最近歯周病って、脳卒中や心筋梗塞、糖尿病をはじめとして
認知症にも関係していることがわかってきています。

 

歯周病をきちんと治療することは、歯を失うことを予防するだけでなく、
健康寿命を延ばすことにもつながります。

 

しかし、現在の日本の歯科業界は、
歯周病予防のような予防歯科の分野がたいへん遅れています。

 

また、日本では予防歯科があまりお金にならない仕組みも、
歯科医が、歯周病治療に真剣にならない原因だと思います。

 

なので、

現在の日本では、歯周病に対する知識を自分で身につけて、
正しく歯周病を治療できる歯医者を自分で探さなければいけません。

 

☆大切な歯を失わないために!

 

・現在歯周病とわかっていても、進行している方
→一刻も早く、正しい歯周病の治療ができる歯医者を探して
少しでも進行を遅らせられるように治療を始めてください。

 

・歯周病とはまだ認識していないが、口臭・出血・歯茎が腫れやすい等の
歯周病が疑わしい症状がある方
→一刻も早く、歯周病かどうかの診断を受けてください。
歯周病であれば、正しい治療ができる歯医者ですぐに治療を始めてください。

 

→→歯周病を治すために!正しい治療方法とそれができる歯医者の選び方

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