皇位継承問題をわかりやすく解説!女性宮家や女性天皇と女系天皇の違いも解説?

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2019年5月1日に、皇太子さまが新しい天皇に即位されて、令和になり、
即位の色々な行事が行われて、たいへんおめでたいです。

でも、先々心配なのは、天皇の跡継ぎ(皇位継承問題)です。

そこで、女性天皇とか、女性宮家とか、いろいろ言われていますが、
どういうことなのか、よくわからないと思います。

そこで、皇位継承問題をわかりやすく解説します。

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現在の天皇の跡継ぎ(皇位継承)順位

まず、現在の天皇の皇位継承順位は、次のようになっています。

1位:秋篠宮さま(54歳)

2位:秋篠宮のご長男の悠仁さま(14歳)

3位は天皇陛下の弟である常陸宮さま(84歳)

(2019.12月現在)

2020年現在、皇位継承権のある皇族は3人だけです。

 

その理由は、現在の皇室のきまり(皇室典範)では、

「男系の男子が天皇を継承する」

と決められているためです。

 

つまり父方が天皇の血を引いている男子が天皇を引き継ぐということです。

なので、愛子さま、眞子さま、佳子さまは
男系の女子なので、皇位継承権はありません

 

あと「宮家」ということばを良く聞きますが、宮家というのは・・

 

宮家とは

「秋篠宮家」は現在の天皇の弟さんで、よく見聞きしていますが、

他に「常陸宮家」「三笠宮家」「高円宮家」

「宮」がつく皇室がおられます。

 

この「宮家」は男系男子の後続の一家のことで、
宮家が天皇皇位継承の対象になります。

 

宮家は男子が跡継ぎで、
女子の場合は結婚すると皇族を離れてから一般国民になります。

 

宮家は男子が生まれず跡継ぎがなければ、そこで途絶えてしまいます

男系男子は、結婚をすると新しく宮家を作りますが、
女性は、現在のところ宮家を作ることはできません

 

また、愛子さまや眞子さま、佳子さまは
将来ご出産されて、男の子が生まれた場合でも、
女系の男子なので、宮家にはなりません

 

そもそも現在の規定ではご結婚されると、
皇室から離れて、一般国民になるので、
男の子が生まれても一般国民で、
皇室とは関係ありません。

さてそこで、「女性宮家」という言葉も聞きますが、
どういうことでしょうか?

女性宮家とは?女性宮家創設の必要性とは?

現在、皇室の未婚の方は次のとおりです。

現在の天皇陛下のお子様の愛子さま

秋篠宮殿下のお子様の眞子さま佳子さま悠仁さま

三笠宮家の彬子さま瑶子さま

高円宮家の承子さま

この中で男性なのは悠仁さまだけで、

女性はみなさま結婚すれば、皇族ではなくなってしまいます。

 

現在の天皇の次の天皇は
現実的には、秋篠宮様か、悠仁様でしょうが、

 

その次の天皇は、悠仁様がご結婚をされて、
男の子が生まれた場合に限られてしまいます。

 

逆にいうと

悠仁様がご結婚されて男の子が生まれなければ、
天皇の跡継ぎが途絶えてしまうということです。

 

これが現在の皇位継承の大問題なわけです。

 

とうことで、現在男系男子のみの宮家設立を
女性にも認めて、女性宮家を創設したら
という話がでてきています。

 

それができないと、天皇家存続の危機がおとずれるかもしれません。

女性・女系天皇との違いとは?

 

さてここで、女性天皇と女系天皇の違いです。
似ていますが、だいぶ違います。

 

「女性天皇」・・・父親が天皇につながる女性が天皇になることで
現時点で女性天皇が認められると
愛子さま、眞子さま、佳子さま、彬子さま、瑶子さま、承子さまが
天皇になる権利を得ます。

 

「女系天皇」・・・母親が天皇につながる男性でも女性でも天皇になることで
もし愛子様が女性天皇になられて、そのお子様が天皇になった場合
女性でも男性でも、「女系天皇」になります。

 

女性天皇は、今まで「推古天皇」をはじめ、8人いるので、
女性天皇自体は長い伝統に反するものではないです。

 

最近の世論調査でも、国民感情としては、7~8割は女性天皇に賛成して
それはいいかもしれませんが、
問題は、女系天皇です。

 

歴史的には、「女系天皇はいない!」

という事実です。

 

女系天皇を認めることは、日本の天皇の長い歴史をくつがえすこと
になるので、この議論はなかなか難しいと思います。

あとがき

天皇の皇位継承問題ですが、私の考えでは、女性天皇も女系天皇もありです。

 

そもそもどうして天皇が男系男子にこだわってきたかがわかりませんが、
単なる伝統だったら、時代の変化とともにその決まりは変わっても
全く問題ないと思います。

 

伝統を守ることも大切かもしれませんが、同時に時代の流れで変わっていく部分が
あってもいいと思います。

 

生物学的には、人間の細胞には「ミトコンドリア」というエネルギーを
作っている器官がありますが、この遺伝子はなぜか母系から長年受け継がれるもので、
父系の遺伝子は捨てられるみたいです。
ミトコンドリアからみると女系天皇であっても問題ないと思います。

 

また極端な話だと、チベットでは長年「ダライラマ」の後継者選びは、
肉体的遺伝子は関係なくて、スピリチュアル的に生まれ変わりを探して
後継者にしたという話もあります。

なので、血筋にも最終的にはこだわらなくてもと思います。

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