サツマイモをおいしい石焼き芋にするには時間がかかるので、すぐに食べたいな!
というとき困ります。
先日、知人からサツマイモをいただきまして、すぐに石焼き芋にして食べたいと思いましたが、通常の方法では時間がかかって面倒。
何か裏技がないかと調べていたら、電子レンジを使う方法を見つけ試してみました。
でも、サツマイモが甘くなるメカニズムを知らないと、単に温めただけでは、
おいしくなりません。
サツマイモが甘くなるメカニズムは、
サツマイモに含まれるデンプン質が、同じくサツマイモに含まれるアミラーゼと言う酵素で、分解されて糖質(麦芽糖)に変わるので、甘くなります。
で、
このアミラーゼが活発に働く温度が、65℃~75℃。
石焼き芋石で、じっくりと加熱するのは理にかなっているのですね。
でも電子レンジでは、じっくりではなくて、一気に温めますよね・・・・
電子レンジで、じっくり温める方法とは、どうやるのでしょうか?
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それは、何と解凍モードを使うのでした。
電子レンジで普通に温めるのと、解凍モード。
どういう違いがあるのでしょう。
電子レンジって、普通の温め方は、一気に水分子を振動させて温めますが、
解凍モードでは出力を下げて、(150~300W位)低温で、時間をかけて温めます。
解凍モードだと、サツマイモの内部は70℃くらいになるらしい。
なので、解凍モードで10分間程度サツマイモを温めると、アミラーゼが働いてデンプンが甘くなるというわけ。
実際にためしてみました。
まず、サツマイモを柔らかくするには、電子レンジの普通の温め方。
電子レンジだと、乾いてしまうので、サツマイモを洗って新聞紙で包んで3分加熱。
途中で、サツマイモの一部が爆発して飛び出てきた。
ちょうどいいので、そこを食べてみました。
柔らかくなっているけど、全然甘くない。
やはり、一気に温めただけでは、甘くならない。
次に解凍モード。
解凍モードを選択すると、食品のグラム数がでてくるので、100gを選択。
解凍時間は、2分30秒。
取り出して食べてみたら、多少甘くなっているかな~くらい。
さらに解凍モード2分30秒。
再び取り出して食べてみたら、さっきより甘いかな~程度。
合計10分間解凍モードで加熱しました。
食感は、コンビニで買った石焼き芋に似ていましたが、甘さはいまいち。
芋のせいかな。
解凍モードで10分もかかるんだったら、電子レンジで温めて
そのあと、オーブンとかでじっくり加熱でもいいかなと思いました。
また、実験したら追記します。
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