ピーマンの調理のときに妻は、当たり前のように種と白いところ(ワタと言うらしい)を取り除いていました。私も今までは不思議に思っていませんでしたが、自分がピーマンの調理をするようになって、はたしてピーマンの種とワタは、食べられないのか疑問に思ってきました。
1.どうしてピーマンの種とワタを取り除くの?
ピーマン調理で種とワタを取り除く理由ですが、ピーマンの種とワタに毒性が
あるわけではありませんでした。
つまり明確な理由はなくて、種とワタに青臭さや苦みの成分があったり、
見た目と食感の問題で取り除いていたようです。
普通は何の疑問も持たないで取り除くのが当たり前との思い込みで調理している
と思います。
でも実は、ピーマンの種とワタには栄養が豊富なので、これを取り除くのは
実にもったいない話だったわけです。
2.ピーマンの種とワタの栄養素
「ピラジン」 ピーマンの青臭さや苦みの成分ですが
血行促進効果に優れ、脳梗塞・心筋梗塞の予防になります。
頭皮の血行促進にもいいので、薄毛予防にもいいようです。
「カリウム」余分な塩分を排出してくれるので、むくみ解消にいいです
「カプシエイト」ピーマンの果肉部分よりも多く含まれ
唐辛子の辛み成分カプサイシンが変化したもので、
アドレナリンンの分泌促進、新陳代謝を促進します
こんな大事な栄養を含む部分を捨ててしまっていたわけです。
中高年は積極的に食べた方がいい部位ですね。
3.ピーマンの種とワタも一緒に調理してみた
ピーマンの種とワタ、
栄養には優れているが、実際食べるとどうなのか調理してみました。
ピーマンの調理を調べていたら、「無限ピーマン」なるものが見つかり、
何かと思ったら、おいしいので無限にピーマンを食べてしまう料理とわかり、
そんなにおいしいのならと、作ってみました。
<無限ピーマンの作り方>
実に簡単で、ピーマン細切り+ツナ缶 電子レンジ600Wで2分。
ごま油と鶏ガラスープ各小さじ一杯をかけて終了。
電子レンジよりフライパンを使った方がもっとおいしいかと思い、
フライパンを使って調理しました。
もちろんピーマンの種とワタも一緒に混ぜました。
食べてみて、
う~ん、おいしいけど、無限に食べるほどではないです。
あと、ピーマンの種とワタ、混ざってしまうと、
別にじゃまになるわけでないし、取り除く必要性は感じませんでした。
栄養があるのだけら、混ぜた方がいいでしょう。
<ピーマンの丸焼き>
種とワタの味や食感がよくわかるように、
ピーマンを丸ごと蒸し焼きにしてみました。
ポン酢で食べてみましたが、ピーマンの果肉の食感だけなく、
つぶつぶの種とワタふわふわ感の食感が加わっておいしく感じました。
別に苦くも青臭くもありませんでした。
妻は、食べられないことはないけど、
慣れないピーマンの種とワタの食感に戸惑っていました。
◎まとめ
ピーマンの種とワタは食べられます。
しかも栄養豊富です。
ただ、種とワタだけ食べると、食べ慣れないと食感に戸惑うかもしれません。
野菜炒めとかで、他の食材と混ざってしまうと、気にならないと思います。
私は、脳梗塞や薄毛の予防にもなるなら、今後もピーマンの種とワタは
食べ続けたいと思います。