ごぼうの皮むきは必要か?またその効率的な方法を実際やってみました。

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炊事初心者のおじさんです。
筑前煮やキムチ鍋で、ごぼうを使いますが、ごぼうって皮をむくのは当然と思っていました。でも調べたら、違うようなので驚きました。

ではその驚きの理由を説明します。

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1.ごぼうの栄養

まずごぼうの栄養です。

食物繊維が豊富そうなのは、感覚的にわかりますよね。
他に、カリウム・マグネシウム・亜鉛・銅なども含まれています。

大事なのは、「クロロゲン酸」っていうポリフェノールが含まれていると
いうことです。

クロロゲン酸って聞いたことないけど、
ポリフェノールの一種ということは、活性酸素から細胞を守る抗酸化作用と、脂肪燃焼作用のある物質ということです。

実はこのクロロゲン酸は皮の部分に多く含まれているんだそうで、
皮をむいてしまうと、この大事はクロロゲン酸を失ってしまうわけです。

またクロロゲン酸は水溶性です。
ごぼうをあく抜きすると水の色が茶色になるのは、このクロロゲン酸です。
なので、たっぷりの水であく抜きもクロロゲン酸を失ってしまうわけです。

つまり、ごぼうの皮むきやあく抜きは、必要ないというか、やらない方がいい
という結論です。

2.ごぼうの香り

ごぼうには独特の香りがありますよね。
なべにごぼうを入れると、この香りがアクセントになって必需品です。

ごぼうの香り成分は、実は魚や肉の臭みを消す働きがあったんですよ。

例えば、かれいの煮付けにごぼうは、かれいの臭みを消して、ごぼうの香りを付けて、
かれいの味が引き立ちます。

鶏ごぼうご飯では、鶏肉の臭みが消され、ご飯にごぼうの香りが移って、いい味わいを出してくれています。

ごぼうの香りはそういう作用があったんですね。

それで、このごぼうのかおり成分も、ほとんどがごぼうの皮の部分にあるので、
皮をむいてしまうと、ごぼうの香り、肉・魚の消臭効果も無くなってしまうんですね。

以上、ごぼうの皮には栄養、香りの重要な成分が含まれているので、皮をむかないように
しましょう。

でも、泥つきごぼうの泥は落とさないといけません。

流水でごしごしこすると、説明したとおり、水溶性の大事なクロロゲン酸が流出してしまいます。

で、栄養を逃がさない効果的な泥つきごぼうの洗い方です。

3.泥付きごぼうの栄養を逃がさない洗い方

(1)ボウルに水を張って、アルミホイルで皮をむきすぎないように
泥を落とす。

(2)ごぼうを切って、ボウルにためた少ない水で、クロロゲン酸が流出しないように、
ササッと洗う。(くれぐれも大量の水でじっくり洗わないように!)

(3)ぎゅっとごぼうの水気をしぼって、料理に使う。

◎まとめ

ごぼうの皮には、抗酸化作用のあるクロロゲン酸、
肉・魚のにおい消しの作用がある香り成分が含まれているので、
皮はむかない方がいい。

クロロゲン酸は水溶性なので、あく抜きはやらない、水洗いも短時間にする。

ごぼうの泥落としには、ためた水でアルミホイルを使う。

ごぼうは、食物繊維が豊富なので、発がん物質など有害成分を排出するのに良さそうです。また、抗酸化作用のクロロゲン酸も含んでいるので、健康管理に積極的に食べたい野菜です。

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