2019年高校野球、西東京代表の國學院久我山高校とは、尾崎監督とは、高下投手とは

2019年夏の高校野球西東京代表は、

決勝で創価高校を4-2で破った、國學院久我山高校。

 

息子が國學院久我山高校出身なんで、うれしいです。
(息子はサッカー部でしたけど・・)

 

決勝戦、最後までハラハラして見ていました。

 

西東京地区といえば、

甲子園で優勝経験のある早稲田実業や日大三高が有名ですけど、

國學院久我山高校野球部も、春、夏とも甲子園出場経験があります。

 

でも、夏の甲子園は、1991年以来、なんと28年ぶり。

 

現在のロッテの井口監督は、

実は國學院久我山高校出身で、

28年前、井口監督が2年生のときに、

國學院久我山高校野球部は、西東京代表になり甲子園に出場しています。

 

それ以来です。

 

國學院久我山高校野球部がすごいところは、

その練習環境です。

私立高校で、練習環境が素晴らしいのか?って・・・

とんでもありません。

練習環境はホント恵まれていないです。

よくあの環境で、今回優勝できたと感心します。

 

(追記)

そして、今回

1979年春の初出場から春夏通じて6度目の出場で

あの前橋育英から逆転で悲願の甲子園初勝利を挙げました。

おめでとう!

國學院久我山高校OBの父兄としても、とてもうれしいです。

そんな

國學院久我山高校野球部

尾崎監督

宮崎選手

高下投手

を紹介します。

 

 

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國學院久我山高校野球部の練習環境は恵まれてない!

 

グランドは約60×70メートルの変形した形で、狭い!

しかもグランドは野球部専用のものはなくて、

サッカー部と共用です。

 

平日の多くは、サッカー部と半々で使って練習。

まともな野球の練習なんかできません。

サッカー部もそうですけど、
(でも、サッカー部も全国大会準優勝してます。)

さらに、國學院久我山高校は、文武両道をうたっている高校で、

大学受験でも偏差値70以上という都内有数の進学校。

勉強時間確保のため部活の練習は午後6時半までで、

下校しなくてはなりません。

部活は、平日の練習時間は2時間半ほどです。

こんな練習の場所も時間も、恵まれていないのに、

よくぞ、地区大会で優勝してくれました。

要するに、練習環境ではないんですね。

練習の仕方や監督の指導方法なんでしょう。

 

そこで気になる指導者の尾崎監督です。

 

國學院久我山高校の尾崎監督とは

尾崎直輝監督は、
2013年、23歳のとき、
久我山高校に体育教員として採用されてから、
野球部の監督に就任しました。

 

現在まだ29歳の若さ。

 

尾崎監督も、国学院久我山が母校で、

高校時代は野球部です。

 

しかし、肩や腰のケガのため2年生の途中で

「学生コーチ」のような役割になって

裏方としてチームを支えました。

国学院大学に進学してからも、

久我山高校野球部のコーチを続けていました。

久我山高校野球部を強くしたのは、

まず、監督の考え方、指導方法がいいと思います。

尾崎監督が現役時代の國學院久我山高校野球部は、

根性論を振りかざす監督の顔色をうかがってばかりで、

とても弱いチームだったそうで、

相手と戦う前に監督と戦ってすでに負けていた。との話。

その苦い経験から尾崎監督は、その逆をやればいいと、

選手の自主性を大切にする、自信をもたせる指導方針に変えたわけです。

選手の自主性にまかせる指導方法と

各自に絶対負けない技術を磨かせる指導が実を結んで、

2015年夏は、同地区大会準優勝

2016年もベスト8

今年、優勝!

あと、狭いグランドでどう練習したのか?

という点ですが・・・

 

狭いグランドでの練習方法

 

狭いグランドでも、強くなれる秘訣とは、

それは、狭いグラウンドを4分割。

打撃、バント、守備、走塁などとそれぞれスペースを分けて、

各自が自分で強化したいところを重点に練習。

 

狭いスペースだけど、

自分の弱点を集中して練習、

あるいは、自分の強みを集中して練習強化。

それが良かったんでしょうね。

 

そういうのが発揮されたのが、

例えば、

今回の地区大会の決勝戦の

二回表の久我山の攻撃のとき、

1死一、三塁の場面で、

セーフティスクイズに2回失敗、
ベンチのサインは「打て」だったようですが、
独自の判断でスリーバントで成功して、2点目をとりました。

スリーバントした青木君は、バントに絶対の自信があったので、
スリーバントを決行したようです。

 

國學院久我山高校とは

野球部は選手の自主性に任せているようですが、

学校自体は、とても規律がきびしい学校です。

1944(昭和19)年に久我山中学校として創立して、

1952年に国学院大学と合併して、國學院久我山高校になりました。

普通科のみの私立学校で男女別学制、中高一貫校。

生徒数は1387人(うち女子451人)

共学ではなくて、別学で、教室は男女別です。

 

今の時代信じられないのは、駅からの通学路が、

男女別に決められていて、

男女が顔を合わせないようにしていること。

いつの時代?

と思うほど、いろいろと厳しい規則があります。

 

そんな校風なので、野球部で自主性が発揮できるのかもしれません。

2019年メンバー表

中高一貫高なので、久我山中学からのメンバーもいますが、

高校から久我山高校に入学しているメンバーが多いです。

ほぼ、都内の中学か近県(神奈川・千葉)の中学出身です。

 

◆注目選手

宮崎 恭輔選手

何より一番の話題は、
この夏の地区大会で、
準々決勝の早実相手に、
あの劇的なサヨナラ満塁ホームランを放ったことですね。

181センチ、90キロのがっちりした体型。

高校通算15本塁打。

小学2年から野球を始めて、
中2の夏からキャッチャー。

昨年はU-17東京選抜に選出されてて、
12月にはキューバ遠征にも参加しています。

プロのスカウトからも、注目されています。

甲子園での活躍が楽しみです。

 

高下 耀介選手

国学院久我山の大型エースです。

ストレートの最速は、135㎞/hと、それほど速くないですが、

腕の力がぬけたムチのような投げ方で、

からだの使い方はとてもうまいと思います。

身長があるので、高いところから投げ下ろす角度のあるピッチングと

手元で伸びあがる球と

コントロールの良さがもちあじです。

今回の西東京大会の準々決勝では、

あの『東海大菅生』を相手に、一失点完投をしています。

甲子園でのピッチングが楽しみです。

(追記)

高下 耀介(たかした・ようすけ)君は

2001年9月7日、東京・渋谷区生まれの17歳。

188センチ、85キロ。右投右打。

家族は両親と兄、姉。

 

小学校1年から、「渋谷ユニバース」で軟式野球を始めています。

国学院久我山中のときは、「麻生ボーイズ」でプレー。

國學院高校野球部では、1年生の秋からベンチ入りをしています。

 

國學院久我山高校は、スポーツ推薦組もありますが、

高下君は、成績優秀者から成る『優組』で、学級委員を務める秀才です。

先月7月の期末試験では現代文でクラス1位。

英語も3年間トップレベルです。

遠征中の移動時間も英単語帳を開き、

平日は朝早くから自習室へ行って勉強もしていて、

リアル“出木杉くん”です。

試合を見ていて

点を取られても動揺せず、落ち着いていて、

メンタルコントロールも良く出来ていると感心します。

 

スピードは決して速くないですが、

要所要所をうまく押さえて投げています。

頭脳的なピッチングなんですね。

 

バッターとしても、優れていて、

前橋育英との戦いでは、

7回に勝ち越し打を放ち、3安打3打点の大活躍でした。

 

まとめ

國學院久我山高校野球部、

あの狭いグランドで、短い練習時間で、

よくぞ、甲子園出場を果たしてくれました。

 

そして、前橋育英から逆転で

悲願の甲子園初勝利!

おめでとう!

次の試合も頑張ってほしい!

応援してるぞ!

 

 

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