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「歳」と「才」の違いと正しい使い分け方法を解説!

年齢を書くときに、「○歳」と書くか、「○才」と書くか、
迷うことがありますよね。

「歳」は画数が多いので、手書きだと、
「才」と書くことが多いです。

 

でも今は、パソコンやスマホで簡単に漢字が入るので、
どちらでも選択できると思いますが、

 

「歳」と「才」の使い分けがあるのなら、
正しく知って使い分けた方がいいですよね。

 

私は、才は歳の単に略字かと思っていましたが・・

 

「歳」と「才」の違いや使い分けについて
本当のところを調べましたので、解説します。

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「歳」と「才」の意味と違い

「歳」の意味

「歳」を含む熟語は、

「歳月、歳末、お歳暮、歳時記、千歳飴」などがありますが、

(ちなみに、千歳飴の千歳は1000年の意味です)

歳の意味は、

時の単位・多くの歳月・年齢・季節等です。

歳の字の成り立ちを調べると

「左右の足跡」と「斧」の象形文字で、
歩いて斧でいけにえをとらえて、

1年ごとに祭る儀式を意味することから、
年月を意味する「歳」という漢字が成り立ったようです。

「歳」の漢字は、毎年のいけにえを祭る儀式からきていたんですね。

「才」の意味

 

「才」を含む熟語をみると

「天才、秀才、商才、才能」などがあります。

才の漢字の成り立ちは
「川の氾濫をせきとめるための良質の木」の
象形文字から成り立ちました。

「もともと備わっている良い性質」を意味しています。

つまり「才」の意味は、

生まれつき持っている能力や性能や働きで、

実は、年齢という意味は全くありません

 

「才」は「歳」の略語でもありませんでした。
成り立ちが全く違いました。

 

「歳」と「才」の使い分けは

ということで、
才には年齢の意味はないので、
年齢を表す「○○さい」のさいは、「歳」が正しいです。

 

ただ、歳は画数が多いので、
才の漢字を代用しているわけです。

ではなぜ、歳の変わりに才が使われるようになったかというと、
それはよくわかってないようです。

どちらも「さい」と読むし、
「才」は画数が少ないので、手早く書くには重宝したので、
使われるようになったのではないかと思います。

すでに世間で広く使われているので
「才」と書いても間違いではないでしょうが、
本当のところは「歳」が正しいわけです。

 

近しい人への手紙やメールでは「才」でもいいでしょが、

・目上の人への手紙
・公文書
・履歴書 など

正式な文書では「歳」を使った方がいいすね。

 

あとがき

パソコンやスマホを使っていると、
「歳」の字が書けなくなるかもしれません。

歳を手書きする場面が来るかもしれないので、

「歳」の手書きを練習しておいた方がいいですね。

ranzanst: