歩くとき、足の指の付け根が痛くて、「モートン病」って診断されて、
病院や治療院に通っていても、一向に良くならない人、いると思います。
モートン病って原因がはっきりしないようだけど、
私は、長年の武道や整体治療の経験から、足の形や使い方がおかしいところが
明らかにわかるので、その修正指導をしています。
また、光と熱を使った自然療法もやっているんですが、それも併用することで、長年のモートン病が短期間に良くなっている例があります。
モートン病で困っている方、是非参考にしてください。
☆モートン病の原因
モートン病って、足指の付け根の特に2~3指の間、3~4指の間が痛む。
しびれもでることがある。
単純に考えると、そこに物理的に負荷がかかりすぎていると考えますよね。
靴が合わないとか、ハイヒールが悪いとか言われるけど、
靴履いている人、ハイヒールの人、みんなが痛くなるわけではないです。
人間の足ってうまくできていて、
体重を支えて歩くために、もともとは素晴らしい構造になっている。
それが、足裏のアーチ構造。
でも、モートン病になる人は、そのアーチ構造が壊れているよ。
そのため、足指の付け根にもろに負担がかかる。
また、足指が使えていない。
どういうことかというと、本来は、足指もからだを支えるために使われるんだけど、
モートン病の人は、足指をからだの支えに使っていない。
歩くときに、踵と足指の付け根を使ってからだを支えていいるので、
よけいに足指の付け根に負担がかかる。
そんな状態で歩いていたら、痛くなるのは当然ですね。
☆モートン病を治すには
(1)足裏のアーチ構造の回復
まず、足裏の負担を減らすために、足裏のアーチ構造の回復が必要。
そのためには、足指の握り込み運動とかタオル引き寄せ運動なんかを良く行うこと。
手を使って、足を握りこんでアーチを作るのもいい。
(2)歩くとき足指を使うこと
モートン病の人は、歩くときに足指が反っていたり、
反っていなくても、足指をからだの支えに使っていないことが多い。
歩くときに、足指を軽く握りこんで、足指でも体重を支えるようにするといい。
そのためには、やはり足指の握り込み運動がいい。
(3)歩き方
一般的に良い歩き方って、踵着地で足先で蹴るっていわれているけど、
モートン病の人は特に、その歩き方をしてはいけないですね。
蹴るときに、足指の付け根に負担がかかります。
少なくても、歩くときには蹴らない。
(もっとも、痛みがあるから蹴れないと思いますが)
もっとやってほしいのは、踵着地の歩き方ではなく、
足裏全体で着地する歩き方で、蹴らない。
この歩き方なら、足指の付け根への負担は少なくなります。
この歩き方は、こちらの記事を参考にしてください。
(1)~(3)のことは自分でできるので、是非やってみてください。
☆モートン病の自然療法とは
私達の診療所で行っている自然療法は、光線療法といいます。
(詳しくは、光線療法とは、を参照してください)
カーボンという炭素棒を燃やして、その光と熱をからだに照射します。
モートン病で痛みがあるところは、硬くなっていて、血行が悪く、
炎症をおこしています。
光線療法を行うと、患部が柔らかくなり、血行が良くなり、炎症が治まってきます。
足裏のアーチ構造の回復方法と併用することで、
とても早くモートン病の痛みを回復することができます。
☆モートン病の短期改善例
このおばさんは、65歳。
慎重150cm 体重42kgで太っているわけでない。
ハイヒールとかよく履いていたわけではないけど、
2年位前から左足の3~4指の指の付け根が痛くて困っていた。
病院では、直接的はやれることは無いって言われて、
特注の靴の中敷きと靴を作らされて、それで歩いていた。
かなり高価だったようだ。
家の中では素足では痛いので、クッションのきいたスリッパをはいていた。
その靴とスリッパで傷みは軽くはなるけれど、モートン病が治るわけではないですね。
2年も痛みがとれなくて困っていたところで、友達に私達の診療所を紹介され受診された。
痛みのでる左足を見てみると、案の定足裏のアーチがない!
さらに、足指が反っているし、ひどい外反母趾。
足指の付け根に負担がかかっているのは一目瞭然。
こんな足で歩いていたら、痛むのはあたりまえと思った。
さっそく、足裏のアーチ構造の説明と回復方法を説明して実行してもらった。
私達の治療は、次のような感じで30分間ぐらい
光と熱を照射する治療をやりました。
週1~2回ぐらい通院してもらいました。
5回目までは何の変化もなかったのですが、
それを過ぎたころから素足でも痛みが軽くなってきて
10回ほどの治療で、素足でジャンプしても痛くなり、
たいへん喜んでいました。
2年間も苦しんでいたのに、約2ヶ月セルフケアと光線療法で
モートン病が良くなった症例です。
モートン病でお困りのあなた、是非参考にしてください。