お弁当を詰めるときに、おかずやご飯があつあつのうちにふたをするより、
冷ましてからふたをした方がいいような感じはしていますが、なぜそうなのか、はっきりした理由はわかってませんでした。でも今回、お弁当を詰めるときは冷ました方がいい理由がはっきりわかり、効率的な冷まし方もわかったので、まとめます。
お弁当を冷ます理由
お弁当に詰めるご飯やおかずを冷ます理由は、大きく2つあります。
①食中毒を防ぐ
食中毒の原因になる菌が好む温度は、20~50℃くらいです。
ご飯やおかずを熱いまま弁当箱に詰めて、
フタをすると菌が好む温度が長時間続き、
菌が増殖します。
特に夏場では、気温が高いので、菌が好む温度が長時間続き、
菌が増殖して食中毒の原因になります。
さらに、ご飯やおかずが冷めないままフタをしてしまうと、
湯気がこもって湿気が増えて、よけい細菌が繁殖しやすい環境になります。
私は今まで、お弁当にあつあつご飯を詰めて、
あまり冷やさないで持ち運んでました。
夏場でも、特に気をつけていませんでした。
この理由を知って、今までホント食中毒にならず、
何とラッキーだったと思いました。
これからは、怖いのでしっかり冷やしたいと思います。
※お弁当はあつあつでフタをした方が、菌が入らずいいのでは?
という意見もありますが・・・
これは、いろいろ条件がクリアできればできる話ですが、
お弁当では無理です。
簡単にいうと、「容器自体を滅菌して、そこに熱いままの食品を入れて、
完全に密封できる」ということができれば、可能です。
レトルト食品や缶詰、ビン詰めがそうです。
お弁当では、弁当箱を完全に滅菌してないし、密封もできないし、
おかずも全部熱々にできるわけではないので、
残念ながらできません。
②熱さに弱いおかずの劣化を防ぐ
熱に弱いおかず、特に野菜類は、
あつあつのご飯を入れてフタをしてしまうと、
弁当の中に熱がこもって、
野菜の色が悪くなったり、クターっとしおれたり、
水分がでたりで、劣化しておいしくなくなります。
そういう理由でも、お弁当は冷ましてフタをした方がいいわけです。
お弁当は、詰めてから冷ますか、冷ましてから詰めるか?
ご飯とおかず全部が熱いのであれば、
どっちでもいいと思います。
でも、ご飯とおかず、熱い物、冷たいものが混ざっている場合は、
そのまま弁当箱に詰めると、
温度変化で劣化する食品(野菜類とか)もあるかもしれません。
なので、ご飯とおかずは、全部冷ましてからフタをした方は、
ベターだと思います。
冷ます時間も、
詰める前に、ご飯とおかずを皿に並べて冷ました方が
早く冷めると思います。
面倒なら、詰めてから一気に冷やしてもいいとは思いますが・・
私は、面倒なので、詰めて一気に冷やす派です。
お弁当を効率よく冷ます方法
そのまま放置
そのまま放置だと、寒い時期はいいですが、
暑い時期は、冷めるのに時間がかかります。
また、ご飯の表面が乾燥してきてパサパサになってきます。
ラップを掛けると、水滴がたまってしまいます。
そういう場合は、キッチンペーパーをかぶせておくといいです
うちわであおぐ
そのまま放置よりは冷ますのに時間がかかりませんが、
うちわであおぐ、手間と時間がいやですね。
扇風機を使う
扇風機が近くにあれば、扇風機を使うのもいいですね。
その場合、
乾燥して、ほこりも入る可能性があるので
キッチンペーパーをかぶせるといいです。
冷蔵庫に入れる
おかずやご飯が熱いまま冷蔵庫に入れると、
結露が発生したり、
冷蔵庫の他の食品に影響したりするので、
あまりよくないです。
ある程度冷ましてからならいいと思いますが・・
保冷剤を使う
私は、これが一番手っ取り早くて効率的だと思います。
お弁当箱の下に保冷剤をおいて、
お弁当の上には、キッチンペーパーを乗せて保冷剤を乗っける。
これだったら、お弁当にご飯とおかずを詰めてから
一気に保冷剤で冷やすということで効率的だと思います。
ある程度冷えたらフタをして、お弁当袋にいれて、出来上がり!
さいごに
お弁当を冷ましてからフタをするのは、
一番は菌の繁殖を抑えて、食中毒の予防です。
夏場は食中毒の時期なので、注意した方がいいですね。
お弁当を冷ますのは、保冷剤を使うのが、一番効率的です。
なお、お弁当に梅干を入れるのは、菌の増殖を抑えるという効果は
ほとんど意味がないです。
梅干とじかに接しているご飯にしか、効果がないので、
それ以外の大部分のご飯には効果は及ばないです。
梅干しを入れておいたから
食中毒の予防になる!ということは言えませんね。
梅干しをつぶして、ご飯全体と混ぜるのだったら、まだ効果あるかもしれません。
あと、抗菌性が認められている笹の葉でくるむとかするといいかも。