瞑想って、海外のミュージシャンとか著名な経営者、スポーツマンなどが、
多く活用していて、たいへんいいと聞きますが、何がいいのかよくわかりませんね。
また、瞑想っていうと、座禅を組んで静かなところで、長時間やらないと行けないイメージがあるので、なかなか手軽にはできそうにないと思っていました。あなたもそうではないでしょうか。
でも最近、マインドフルネス瞑想講座を体験して、マインドフルネス的な瞑想って、
日常生活の中でも簡単に、短い時間でもできることがわかりました。
実際にやってみて、短期間でも効果を感じています。
マインドフルネスの瞑想、改まって時間や場所をとる必要がなく、日常生活の中でできるので、超オススメです。原理がわかると簡単なので、ぜひ瞑想に興味があるあなたも
試してみて下さい。
1.マインドフルネスとは?
マインドフルネス
最近流行ってきているので、あなたも言葉は聞いたことがあるかもしれません。
マインドフルネスとは、簡単に言うと、
「今ここの感覚に100%、意識を向けること」です。
具体的に説明しないと、よくわからないと思いますが、
日頃は私達は、何か作業をしていても、
無意識に、いろいろな事を考えていますよね。
いわゆる雑念。
雑念は、過ぎ去ったことでの後悔や怒りや恐怖、
また、未来に対しての不安や心配、やらなくてはいけないことなど・・・・
いろんなことがぐっちゃぐっちゃに常に頭の中をかけめぐっています。
実は、私達は無意識にいろいろなことを考えすぎていて、
それによって、いらぬ不安やストレスを抱え込んでいます。
そう言われると、納得しませんか?
私も、最初にその説明を聞いて、なるほどと思いました。
で、いわゆる瞑想のイメージって、その雑念を消し去ること。
ってだいたい考えていると思います。
でも、その雑念が消せないから、
座禅を組んで、静かなところで、長時間修行しなくてはいけないんじゃない・・・
でも、そんな時間や場所はとれないし・・・
で、結局瞑想がいいとは思うけど、できてないと思います。
私もそうでしたから。
でもマインドフルネスの瞑想であれば、日常生活の中で瞑想ができてしまうんです。
2.マインドフルネス瞑想
マインドフルネスは、
「今ここの感覚に100%、意識を向けること」なので、
初心者であれば、今現在の呼吸だけに意識を向けることから始めます。
呼吸に伴う、自分の体の中の感覚を味わいます。
このへんの具体的なやり方は別記事に書きましたので見てみてください。
マインドフルネス瞑想では、あまり細かく姿勢や呼吸のことを言いませんが、瞑想の効果を上げるためには、正しい姿勢と呼吸が大切です。正しい姿勢とは、瞑想時に苦痛にならない姿勢です。苦痛にならないためには、できるだけ余計な力が入らないことです。誰でもすぐにできる、瞑想時の正しい姿勢、呼吸を解説します。1.瞑想時の正しい姿勢とは瞑想時の姿勢は、座っていても、腰掛けていても、寝ていても、立っていてもいいのですが、一般的に瞑想を行うときに多い、座った姿勢で説明します。 とにかく、瞑想時にからだの緊張や... マインドフルネス「瞑想の正しい姿勢と呼吸」は、骨格のポジションが重要! - 笛吹きおじさんの、中高年が健康で快適に生きるための情報 |
人間って感覚に意識を向けると、その間は、考えることはストップします。
マインドフルネスは、この原理を使って、
現在のからだなどの感覚を味わうことを100%意識することで、
雑念が浮かぶことをストップさせます。
初心者であれば、100%現在の呼吸に意識を向けることで雑念が浮かばないようにします。
でも、呼吸に意識を向けているつもりでも、
途中から、またいらぬ事を考え出し、
呼吸から意識がはずれます。
そこで、それに気づいて、
また意識を呼吸に戻します。
マインドフルネスはこの繰り返しです。
今ここに意識を戻すことを繰り返す瞑想方法です。
初心者であれば、まずは、
足を組んで座って、軽く目を閉じて、呼吸に100%の意識を続けることを
練習するといいと思います。
3分でも、5分でもいいと思います。
日常生活の中でも、瞑想ができるんです。
3.日常生活の中での瞑想
(1)食べる瞑想
私達は、食べ物を食べるときに、テレビを見ながらとか、人を話ながらとか、
何かやりながら食べることが多いので、
食べ物のことには100%意識を向けて食べるっていうことは少ないと思います。
まあほとんどやらないでしょう。
そこで、マインドフルネス的な食べ方だと、
その食べ物、食べている感じに100%意識を向けて食べます。
目を開いててもいいですが、目を閉じた方が集中できます。
食べ物の味だけでなく、
硬さ、温度、歯ごたえ、ねばり、噛み心地、におい・・・
食べ物を噛むことで色んな感覚を味わいます。
私は、先日、納豆ご飯が好きなので
納豆ご飯を食べながら、マインドフルネスをやってみました。
いや~びっくりです。
納豆ご飯なんか、今まで機械的にするするって食べていました。
もちろんそれでもおいしいんですが、
このマインドフルネス的食べ方で、
じっくり、納豆とご飯を噛んで、いろんな感じを口の中で味わいました。
納豆とごはんの歯ごたえ、
粘り感、
柔らかさ、
温度、
噛んだときのにおい、味
噛んでいるときの混ざり具合・・・
そんなにじっくり味わったことがなかったので、
感覚に意識を向けると、いろんなことを感じて、
新たな気づきがありました。
そして、今までよりおいしいのなんの、って驚きました。
こんなにおいしい感覚を味わわないで、
機械的な味わいでおいしいと感じていたのは
もったいなかったなあ~と思いました。
この感覚に没頭していると、
よけいな雑念がストップしていました。
呼吸に意識を集中させるよりも、
食べ物に意識を集中させた方が、意識がはずれにくいかもしれません。
この「今ここの食べ物に感覚を集中して食べる食べ方」が、
マインドフルネス瞑想になるわけです。
これが食べる瞑想。
おいしさも、いままでよりも、深く感じられるので、一石二鳥です。
(2)飲む瞑想
コーヒーやお茶などを時間をかけて、色や香りを感じながら、
一口ずつの感覚を充分に味わう。
これも、マインドフルネス瞑想の飲む瞑想になります。
日本古来の「茶道」は、まさしくこの感覚なんでしょうね。
そうか、茶道はマインドフルネスで、瞑想にもなっていたと気づきました。
◎まとめ
日本の「~道」というのは、すべて、
今ここの感覚に集中しているわけで、すべてマインドフルネス瞑想
になっていたんですね。
なので、日常生活のなかで、
「今ここ」の感覚に集中することは、マインドフルネス瞑想になるわけで、
いろいろな場面で応用ができるわけです。
私は、歩いているとき、電車に乗っているときなどにも応用しています。
いままで、考えることばかり多くて、感じることが少なかったのですが、
日常生活のなかで、マインドフルネス瞑想を行うことで、
感じる時間が増えてきました。
物事に対する接し方が変わってきました。
余計なことを考える時間が減って、不安感も少なくなってきました。
ぜひ、あなたも、日常生活で簡単にできる
マインドフルネス瞑想を試してみて下さい。