マインドフルネスって聞いたことがありますか。
最近、ストレスや不安の軽減、集中力アップなどのために、今注目されている方法です。
私も、以前からたいへん興味をもっていたのですが、本を読んでも、「今、ここ」「気づき」とか書いてあるんですが、何かよくわかりませんでした。
今回、カルチャーセンターでの1日体験でしたが、なるほどと、目からうろこの、
ガッテンしたことがたくさんあり、すぐに実生活で活用できるようになりました。
現代社会では、ストレスや不安の種はつきませんが、このマインドフルネスの考え方と瞑想法は、ストレスや不安の軽減にたいへん役に立つ方法です。しかも簡単にできます。
初心者が簡単にできる方法、マインドフルネスの考え方を解説しますので、
是非参考にしてください。
1.考えるな、感じろ!
ブルースリーの名言、「考えるな、感じろ!」
実はこれが、マインドフルネスの考えに通じます。
どういうことかというと、
マインドフルネスの反対は、「マインドレスネス」
つまり心ここにあらず、上の空、無意識の状態です。
その状態で、
過ぎ去った過去の出来事を
後悔したり、
怒りや悲しみを思い出したり、
恐怖を思い出したり、
未来に対しては、
お金の不安、
健康の不安、
仕事の不安など、
過去や未来のことが勝手に脳と心の中を駆け巡っている状態。
つまり、マインドレスネスの状態で、
よけいなことを考えすぎている状態で、
1日の半分近くがこの状態らしいです。
このよけいな考えによって、不安や心配、ストレスを生じて、
からだやこころを壊してしまうわけです。
よけいなことを考えないようにすることが大事とわかっていても、
それがなかなかできないのが人間。
よけいなことを考えないように、瞑想や座禅のようなものがあると思っていましたが、
忙しい日常生活で、瞑想や座禅をあえて取り入れる時間も難しい・・
座禅や瞑想でも雑念は消えないんじゃないかな・・
とか思ってしまい、私もずっと、雑念だらけ、不安だらけの毎日でした。
マインドフルネスは、
この考えていることをやめて、
今ここ、現在の瞬間に起こっていることに注意を向けること、感じることなんです。
つまり、ブルースリーの名言の考えるな感じろ!なんです。
2.今ここを感じるために、まずは呼吸に意識を向ける!
過去や未来に対しての雑念にとらわれないために、
まず初心者は、
現在行っている「呼吸」を感じることです。
(1)楽な姿勢でイスにすわり、あるいは正座します。
(2)軽く目を閉じます。
(3)呼吸に意識を集中します。
(4)呼吸を意識すると、お腹がふくらんだり、へこんだりします。
(5)このお腹の動きを感じながら呼吸だけに集中します。
※呼吸の仕方は、さほど意識しなくて自然に行っていいと思います。
大事なのは、呼吸に意識を集中することなので。
どうでしょう。
お腹の動きを集中して「感じている」と、よけいな考えが止まってきます。
人間、感じることに集中していると、考えることが抑えられるのです。
いや~これはやってみてなるほどと思いました。
ふつう雑念はなかなか消せないですが、
感覚に集中して感じる力を高めると、雑念は消えてくるんですね。
でも、しばらくやっていると、
呼吸から意識が離れて、
また雑念がわいてきます。
そこで、
あ~だめだめ、と気づいて、
また、呼吸に集中しますす。
マインドフルネスとは、過去や未来の考えにシフトしていた自分を
今ここ、現在の瞬間に戻し、感じるトレーニングなわけです。
これを続けることで、過去や未来にとらわれていた、「思い癖」
そう、過去や未来をつい考えてしまうのは、
「脳の悪いクセ」なわけです。
この悪い癖を続けているために、
その脳の思考回路がどんどん強化され、すぐ妄想がわいて、
それによる不安、心配、ストレスを自分で招いているわけ。
マインドフルネスを続けることで、この悪い思い癖が治ってくるわけです。
そうなることで、不安や心配、ストレスもなくなってくるということです。
なるほどですよね。
3.今ここにシフトするのは、日常生活の中でもできる!
今ここにシフトするのは、まずは、目を閉じて呼吸に集中する方法ですが、
慣れてくれば、日常生活で何をしていても応用できます。
たとえば、歩いているとき。
歩いているときでも、いろいろ考えすぎてしまうことがありますが、
そんなとき、
歩きながらでも、呼吸のみに集中してみましょう。
へたな考えが沸いてくるのを抑えられます。
また、歩いているとき、足裏の地面との感覚に集中するのもいいです。
今まで、そんなことをしたことはありませんでしたが、
地面の固さや傾き、それに伴う足裏の感覚の違い、
感じてみると面白いです。
足裏の感覚って、地球の重力を感じることでもあるので、
地球とからだが一体になっているような感じもします。
感覚を優先していると、へたな考えをしなくてよくなります。
もちろん、未来に対して、お金・仕事・健康のことなど、
考えなくてはならないことはありますが、
考えるべきときに考えればいいので、
四六時中、不安がっていなくてもいいわけです。
日常生活で、この感覚優先の時間も増やしていった方が、
何か、いいインスピレーションも感じられるようになる気がします。
◎まとめ
マインドフルネスは、過去や未来を考えないで、
今ここに戻す考え方、方法です。
とにかくあまり考えないで、やってみましょう。感じてみましょう。
私も、将来の生活に対して、不安が渦巻いていました。
考えても何も解決するわけではないので、無駄に脳でエネルギーを消費していたわけです。
そんなとき、呼吸に集中したり、からだの感覚に集中するようにしてみました。
まず、1日のうちで不安感を感じる時間が減りました。
脳の疲れも減った気がします。
その分、他のことに脳が集中できるようになりました。
将来の不安なことにも対応できる力が沸いてきたような気がします。