「マインドフルネス」って聞いたことはありますよね。
最近、グーグル社やインテルなど、欧米の有名企業が社員の能力向上のトレーニングとして取り入れています。
ストレスの軽減したり、脳を活性化させたり、生産性を上げたり、創造力を高める効果があるということで、そんなことを聞くと、是非やってみたいと思いますね。
私も、マインドフルネスにはたいへん興味があり、先日講習を受けてきました。
奥は深いと思いますが、基本的な考えは難しくないし、やり方も難しくないので、
要点を説明します。
1.マインドフルネスとは
マインドフルネスの逆は、「マインドレスネス」ということばです。
これは、心がコントロールされていないで、雑念がたくさんわいている状態です。
ふつうの我々は、そういう状態です。
過ぎ去ったことをあれこれ悔やんだり・・
これからのことを必要以上に不安がったり・・
いろんな妄想がわいてきていたり・・
ホント雑念ばっかりです。
さらに、現代はインターネットから情報が満ちあふれ
脳は、常にいろんなことを考えています。
でも考えすぎることで、ストレスや不安感が大きくなり、
心とからだの病気になったりします。
マインドフルネスとは、
考えすぎている「頭」を休めて、
「体」の感覚に注意を向ける方法です。
要するに、「考える」から「感じる」練習をすることです。
世の中の例えば、
幸せになる方法
お金持ちになる方法
健康になる方法
などの情報は、頭で考えて行う情報がほとんどですよね。
でも、最終的な幸せ感は、自分の感覚なわけですから、
頭で考えたことではなくて、
からだで感じたことが大切になってくると思います。
マインドフルネスの考え方は、なるほどと納得できます。
実際に、指導を受けて、試してみました。
・楽に座って、
・ゆっくりと呼吸をします。
・呼吸に従って、おなかがふくらんだり、縮んだりします。
・呼吸の方法については、こだわらず、
とにかく何も考えずに、呼吸によるおなかの動きに意識を向けます。
・おなかの動きに集中すると、
下手な考えはしばらくは引っ込みます。
・でも、そのうちお腹の動きから意識がそれて、
「今晩何食べようか?」などと、雑念がでてきます。
・そこで、「いかんいかん。お腹の動きに集中だった。」
と気づいて、またお腹の動きに集中します。
マインドフルネスの基本は、これだけ。
頭で考えることをお休みして
「今ここ」をからだで感じる練習を繰り返すわけです。
2.マインドフルネスがなぜ効果があるのか?
マインドフルネスの効果は、脳科学的に証明されています。
どういうことかというと、
脳がふだん働いているところは、血行もよく活性化していますが、
ふだんあまり働いていなところは、血行も悪く活性化していません。
考えるより感じることを増やすマインドフルネスを続けていると、
いままであまり働いていなかった脳の部分が活性化してきます。
脳の働きが変わってくるので、
集中力・直感力・感情のコントロール・他人への思いやりなどの
働きが高まってくるようです。
私もまだマインドフルネスを始めたばかりですが、
雑念の嵐だったのが、
できるだけ感じることに意識を置くようにしたところ、
よけいなことを考えて不安がっていたのが
少なくなってきたような感じがします。
3.日常生活での応用
マインドフルネスは、必ずしも、
座禅を組んで瞑想状態で行わなくてもいいんです。
歩いてても、作業をしていても、運動をしていても、趣味のことをしていても、
とにかく、目の前のことに集中して、からだの感覚に集中することを行えば
いいわけです。
子供の時って、そうですよね。
何も考えないで、目の前のことだけに集中して楽しみますよね。
瞑想をしなくても、
日常生活で子供のときのような脳の使い方を心がける。
これを続けていくと、
いままで頭でっかちだった脳が変化してきますね。
私も、日常生活でマインドフルネスの応用を始めています。
脳が変化してきた兆候があれば、また報告します。
4.マインドフルネスを知って気づいたこと
人がストレスを癒やすために行うこと
たとえば
・ペットに癒やされる
・温泉で癒やされる
・音楽で癒やされる
・香り癒やされる
・おいしい物を食べて癒やされる
などなど、考えてみれば、
どれも、今ここの感覚、感じることで癒やされていますよね。
癒やしは、マインドフルネス的なことだと気づきました。
実は、人は無意識に考えるから感じることで癒やされていたわけです。
この仕組みがわかれば、これからは意識して感じる時間を増やしていけば、
ストレスや不安が大幅に軽減されそうです。
◎まとめ
マインドフルネス、考える→感じる練習ですが、
簡単なようで、奥が深いし、
現代の人間にとってとても必要なことで、とても効果的な方法だと思います。