自然療法で、20万人以上の患者さんの治療指導をしてきてきました。
今回は「間質性膀胱炎」の改善例です。
この病気は、症状は普通の細菌性の膀胱炎に似ていますが、抗生物質が効かず、
原因も治療方法も確立されてなくて、たいへん治りにくい病気です。
患者さんはアメリカでは100万人以上、日本では約25万人と推定されています。
そのうち90%が女性です。
病院の治療を受けても、なかなか症状が改善せず、とても困っている方がいると思います。
私達の診療所にも、ときどき「間質性膀胱炎」の患者さんが受診されたり、相談にみえられますが、何年も辛い思いをされていて、ほんとうにお気の毒です。
しかし、私達が行っている自然療法で症状が改善している例がありますので、紹介したいと思います。
間質性膀胱炎の症状とは?
YOMIURI ONLINEの「発言小町」の心やからだの悩みに、間質性膀胱炎のつらさが
よくわかる書き込みがありましたので、引用させていただきます。
引用
間質性膀胱炎を患って7年、痛みが辛く生きる自信がありません
現在56歳、女性、子供はひとり、帝王切開で出産しておりますが既に嫁いでいます。
私は間質性膀胱炎を患い7年目になりました。
年々痛みが酷くなり、6年前までは夏場のみの症状だったのですが去年から年中痛みがあります。
たくさんの病院へ通えども6年間は不明のままでしたが、去年こちらでウロギネコロジー科を教えて頂きそこでやっと間質性膀胱炎であろうと判明いたしました。
去年8月より電車で1時間、ウロギネ科に通っておりましたが、悪化時の電車通院が辛く今年の3月に元の総合病院へ転院し現在に至っております。
総合病院の主治医に間質の疑いがあった旨を伝え、先生の薦めもあり思いきって今年の5月に水圧拡張術を受けました。
結果、病名は間質性膀胱炎と確実に判明しましたが残念ながら効果は現在至りありませんでした。
その総合病院で抗アレルギー剤、漢方、痛み止めを処方して頂いておりますが、痛み止めもあまり効かなくなっております。
ですが、それでも容赦なく痛みが常に私の体に襲ってくるのです。
元々、神経質で痩せ型でしたがさらにこの疾患に悩み現在157cm、33キロまで落ちてしまい症状悪化時には痛みで声もでなくなります。
今、私はこの痛みに耐え抜く自信がなくなり、痛みと一生向き合いながら生きて行くことの意味さえも失い始めています。
でも死ぬ勇気さえもない臆病者で泣いて痛みに耐えるしか手段がありません。
教えてください。
間質性膀胱炎と向き合いながらどう強く生きていけばよいのでしょうか?
生きていくうえで残された他の対処方法はあるのでしょうか?
主治医はうまくつきあっていきましょうとはおっしゃってくれますが、そのうまくとはいったい何なのでしょうか?
引用終わり
私も以前、膀胱炎の様な症状で、尿はあまりでないのに頻繁に尿意を感じ、不快感や痛みが続いて、とても辛い思いをしたことが何回かあります。そのときは、幸い1~2日で治まりました。
この方は、そんな膀胱炎の症状が毎日あり、それも7年も続いておられるとのことで、ほんとに生きていくのがつらいというのは想像がつきます。
「主治医にはうまくつきあっていきましょう」って言われているようですが、つきあえないと思います。そのつらさ、ほんとによくわかります。
間質性膀胱炎とは、一般的治療方法
間質性膀胱炎とは、膀胱の粘膜が破壊されて、その下の粘膜下層(間質)で炎症が起こっていますが、原因がよくわかっていません。
出典:NHKきょうの健康
症状は「頻尿の程度がひどい」
「膀胱は尿がたまるにつれて激しく痛み、排尿後は楽になる」
「尿が白く濁り、綿状のものが混じる」
といった特徴があります。
薬は、抗生物質が効かないので、抗うつ剤や抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、痛み止めなどが使われますが、この方のようになかなか治るというわけにはいきません。
「膀胱水圧拡張術」と言って、膀胱内に水をいれてその圧力で膀胱を拡張する方法があります。症状は少し軽くなることがありますが、効果は一時的です。
手術する方法もあるようですが、なかなか効果的な治療方法がないのが現状です。
私達の診療所に相談にこられた患者さん
この患者さんは、72歳の女性
もともと膀胱炎を繰り返しやすかったのですが、抗生物質で治っていました。
今回再発して抗生物質を使ったのですが治らず、色々薬を使って、
最終的に「間質性膀胱炎」の診断を受けました。
症状は頻尿と、排尿時の違和感、排尿後に痛みもあり、治らないので
とても悲観されて相談に来られました。
この方は、ちょっと神経質な所があり、
また、いつも足に冷たい風が吹いている感じで、足がとても冷えると訴えていました。
この方に私が行った治療は、光線療法という自然療法です。
(→光線療法とは)
簡単に説明すると、太陽光線に近い光線を、カーボンという炭素棒を燃やすことで人工的に作り出し、その光と熱をからだに照射するものです。
治療器を購入すれば、自宅でも簡単にできます。
この方は、一度光線治療を体験して良い感じがあったので、
さっそく家庭用の治療器を購入されて、自宅で治療を始めました。
自宅で毎日治療をされて、1か月ほどで膀胱炎の症状は軽くなり、
たまにちょっと危ないかな~っていう程度に改善しました。
病院からは、膀胱水圧拡張術を勧められて、1回行いましたが、
かえってぴりぴりしみるような痛みがでて、1回でやめました。
その後、間質性膀胱炎の患者の会にも入会して、そこで食事指導を受け、
食事にも注意しています。
食事は、カリウムの多い野菜やくだもの、酢の物、辛い物、発酵食品の一部は
すぐ膀胱にしみる感じで傷みがでるので、摂らないようにしているとのこと。
現在、間質性膀胱炎の診断を受けて8年経ちますが、症状はほとんどでていません。
光線治療も、一時は毎日行っていましたが、現在は時々で大丈夫になりました。
光線治療がなぜ間質性膀胱炎に効いたか
間質性膀胱炎をおこすような方は、
まず冷えが強かったり、血行が悪かったりします。
また神経質だったり、自律神経の乱れがあります。
光線治療は、体を良く温め血行を良くします。
光線治療は自律神経の乱れを調節します。
光線治療は、炎症を抑える作用に優れています。
以上のような作用で効果が上がったと思われます。
間質背膀胱炎でお困りの方は、ぜひ光線療法も検討されてみてください。
ご興味ある方は遠慮無く、お問い合わせください。