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大腸ガン術後(Ⅲb)、抗ガン剤なしで、代替療法で経過がよい実例

大腸ガン術後、 ステージⅢbと進行していた場合だと、
病巣を切除できても、再発予防で術後の抗がん剤を勧められる場合があります。

抗がん剤治療を受けた方がいいのか、受けなくてもいいのか悩むことがあると思います。

私は、長年自然療法の指導と治療に携わっています。
大腸ガン術後の方も多いのですが、この方は抗がん剤を使わないで、代替療法で経過が良い方がいますので、参考にしてください。

病気の経過

60代の女性。

血便があったけれど、1回だけだったので切れ痔と思い放置。
1か月後、健康診断があり、便潜血反応(+)で、貧血もあり、
大腸内視鏡検査を受けたところ上行結腸にガンが見つかりました。

病巣が広がっていれば、開腹手術と言われていましたが、
幸い広がっておらず、腹腔鏡で手術ができました。
ただ、進行していてステージⅢbの診断でした。

病院からは、再発の可能性が高いので、抗ガン剤治療を勧められましたが、書籍やネット情報での抗がん剤の弊害を知ると、やりたくありませんでした。

そこで、代替療法を行っているあるクリニックに相談したところ、

「抗ガン剤でしばらくは再発を抑えられたとしても、そのあと抗ガン剤に抵抗性のあるガンができて増大してくるから、抗がん剤は絶対やらない方がいい」

とのアドバイスをうけました。

 

大腸ガン術後の再発予防での抗がん剤の効果

現在は、大腸ガン術後で抗がん剤をやる群、やらない群の大規模な研究は人道的にできなくなっているので、20年前の比較実験のデータしかないようです。

出典:Lancet.345;939-944,1995

 

若干、抗がん剤治療をした方が、4年生存率がよくなっているようですが、大きな差ではないようです。

これは、かなり強い抗がん剤を使ったデータのようですし、欧米人のデータなので、現在の日本人に対しては、どの程度抗がん剤の再発予防効果があるのかは不明です。

 

クリニックの先生が言うように、抗がん剤に抵抗性のあるガンが再発することも十分に考えられます。さらに抗がん剤は、細胞毒なので、正常細胞を痛め、免疫力を低下させるので、逆に再発しやすくなるかもしれません。

この方は、クリニックの代替療法で、自分の免疫力を強化して、再発を抑える方法を
選びました。

 

始めた代替療法

(1)食事療法
基本的には、玄米菜食。
肉は食べない。
卵と魚は週に数回。

→この方は、夜遅く糖質(ご飯)を食べていた習慣があり、血糖値も高めでした。
ガンのエサとなる糖質は減らした方がよいので、血糖値の上昇が緩やかな玄米菜食は、
有効だと思います。

(2)温熱療法

遠赤外線のドームに30分間程度入って、大量の汗をかく。

→からだが冷えていたり、体温が低いと免疫力が低下します。この方は、からだの冷えや低体温がありましたので、からだを温める療法は有効だと思います。

(3)音響療法

心地よい音楽を30分間ほどゆったりと聴く。

→この方は、仕事のストレスで自律神経の緊張状態が続いていました。
心地よい音楽を聴くことで、自律神経の緊張を緩めることで、免疫力を高めることにつなげます。

以上の代替療法と、私達が行っている自然療法も行いました。
(4)光線療法
これは、私達が行っている自然療法です。
太陽光線に近い光線を人工的に作って、からだに照射する方法です。

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光線療法とは - 笛吹きおじさんの、中高年が健康で快適に生きるための情報

この方は、家庭用の光線治療器を持っていたので、自宅で光線治療を毎日続けています。

この光線治療も、からだを温めるので免疫力を高めます。
また、光線治療はからだのミトコンドリアを活性化する作用があります。

ミトコンドリアは、細胞のエネルギーを作っている器官ですが、ミトコンドリアが活性化されると、細胞のエネルギー量が増えて、体力や免疫力が強化されます。

 

以上の代替療法でこの方は、大腸ガン術後、抗がん剤なしで、腫瘍マーカーも正常、再発はありません。
現在術後3年目になります。

 

まとめ

大腸ガン術後(Ⅲb)、抗がん剤なしで代替療法で、再発無く経過が良い例があります。

ranzanst: