三叉神経痛で、とっても困っているあなたに朗報です。
今回、薬や手術以外の方法で三叉神経痛が治った実例がありますので、その方法を紹介しますね。
私は、長年自然療法で色々な病気の治療をしていますが、三叉神経痛が治らなくて
相談に来る人も少なくです。
現在の医学では、痛みの緩和のために薬を処方されると思いますが、なかなかすっきり治ることが難しいです。
また最近では、三叉神経痛の原因が、脳内で三叉神経を血管が圧迫しているためと言われ、
手術しないと治らないと言われることがあります。
でも、手術した患者さんが、しばらくしたら再発している例も、何例も見聞きしています。
そうすると、三叉神経痛の原因は、脳内の三叉神経の圧迫以外のところにあるのではないかと考えます。
実際に、薬や手術以外の方法で三叉神経痛がよくなった患者さんを治療して思いました。
この患者さんの経過
70代の女性です。
70歳近くまで仕事をしていて元気だったんですが、
仕事をやめてから、左ほほにしびれや痛みを感じるようになりました。
歯が悪いせいかと思って、歯医者でレントゲンをとったんですが、異常なし。
その後しばらくは痛みは治まっていたんですが、涙がでるくらいの強い痛みが再発。
今度は耳鼻科を受診したけれど異常なし。
後日大学病院で脳のMRI検査で、脳内で三叉神経痛が血管で圧迫されているので、
手術しない限りは痛みはとれないと言われる。
薬は効かなかったので止めました。
痛みの出方ですが、
・四六時中痛いわけでなく、ぱたっと痛みが治まることがある
・しべっていると痛くなる
・寒い日やからだが冷えると痛みが増す
・パソコンでゲームをしていたら、痛みが強くなった
・パソコンゲームをやめたら痛みが軽くなった
・痛みがでたときに(左頬)、左首筋や左こめかみを押すと痛みが軽くなる
痛みの出方から、何か脳内の三叉神経の圧迫とは違うところに原因があるのではないかと
思いませんか?
痛みの原因は肩こり?
この方、小学校のころから肩こりがあったという、筋金いりの肩こり。
特に、左側の肩こりが強いということで、それには原因がありました。
小学校の頃から、右目のみ逆さまつげがよくできて、痛いので、右目をつぶって
右に首を傾けるくせがありました。
そのため、左の首筋がいつも緊張してこっていたそうです。
また、鞄や荷物は左側に持つくせがあり、それでも左首から左肩がこっていました。
趣味は、編み物・洋裁・麻雀で、これも下を向いていることが多くて、肩こりの原因になります。
この方の三叉神経痛の原因は、肩こりが影響してそうです。
三叉神経痛がでているのは左側で、肩こりも左側が強いです。
こりが強いと、血管や神経を圧迫しますので、血流障害・神経障害が出やすくなり、
神経痛を誘発します。
パソコンゲームをすると、痛みが強くなるのは、この肩こりが悪化するためでしょう。
寒さやからだの冷えで痛みが強くなるのも、血行が悪くなって肩こりが強くなるのでしょう。
痛いときに、首筋やこめかみを押すと、痛みが軽くなっているので、これはこりが軽減されるためではないでしょうか。
肩こりを軽減する治療をしたら・・・
この方の三叉神経痛の治療は、肩こりを軽減させる治療をしました。
私達が行っている自然療法は、基本的にからだを温める治療です。
足の方から全身を温めたあと、特にこりが強いところを重点的に温めます。
この方ご自身にも、生活上の注意をしてもらいました。
・からだを冷やさないようにする
・荷物は左肩だけに下げないで左右バランスよく使う
リュックのようなものにする
・パソコンゲームをやりすぎない
・趣味の編み物・洋裁・麻雀もこんを詰めない
自然療法でからだを良く温めることと、肩こりが強くならないように生活上の注意を続けることで、徐々に肩こりが楽になり、それとともに三叉神経痛の痛みも軽くなってきました。
1年ぐらいで、全く痛みは出なくなりました。
手術せず、薬も使っていません。
その後、パソコン作業を夜遅くまでやっていたりすると、
ちょっと痛みがでたりしますが、
からだを休めて、肩こりをとってやると痛みは治ります。
まとめ
三叉神経痛で困っている方、
三叉神経痛の場合、まずからだ全体を良く温め、
首筋や肩のこり(特に痛みが出ている側)をとってあげること。
日常生活でも、からだを冷やさない、肩こりをひどくしない、などに気をつけることを、しっかりやってみてください。