父親が亡くなって、49日がたっていれば、
今年のお盆は「新盆」を迎えます。
新盆は普通のお盆と違って、
親族が集まり、住職を頼んで読経をしてもらったりします。
私も今年のお盆は新盆ですが、いろいろわからないことだらけです。
そもそも、新盆は法要が必要なの?
法要する場合、香典をいくらにするのがいいの?
自分の父親の新盆は、誰でも初めだと思いますので、
どうやるのかわからないことだらけですね。
今回、新盆について色々調べました。
新盆の法要は必要なの?
新盆に法要が必要なのかどうかは、
その地方で違ってくるようです。
東京・埼玉・栃木・群馬・神奈川の方では、
新盆の法要はしなかったとのことです。
私の実家の福島では、お坊さんを呼んで、親族を招いて
新盆の法要を行います。
ただ、ごく近い親族だけで、ひっそり行ったりします。
お坊さんに読経してもらうのはありですが、
無理に親族を招いてまで法要を行うと、
招く側も招かれる側もいろいろたいへんです。
読経はしてもらうにしても、あとはお参りできる親族だけで
いつものお盆のお参りでもいいのではないかと思いますが、
その地方やお寺のしきたりもあると思いますので、
そうもいかないこともありますね。
新盆の香典はどのくらい用意するの?
父親の新盆には、香典はいくらぐらい用意したらいいのかですが、
結論から言うと、
自分の父親の場合
新盆の香典は、一般的には、1万円~3万円が相場です。
それに、お供え物(5千円ぐらい)を用意するのが、ふつうのようです。
新盆の法要の後には、「お斎」という食事会を催し、
「引き出物」とよばれるお土産がつくのが一般的なので、
それに見合う額の香典がいるようですね。
香典の額は、やはり年齢が上がるほど、高くなる傾向です。
また、夫婦で呼ばれている場合は、二人分なので、
最低1万5千円から2万円の用意がいります。
新盆の香典が十分に用意できない場合・・
以上が、一般的相場の額ですが、
葬儀や四十九日にも香典は出しているし、
新盆でも香典となると、なかなか十分な金額が用意できない場合も
あると思います。
そういう場合は、相場にとらわれず、
出せる範囲の金額でもいいのではないかと思います。
大事なのは、香典の金額ではなく、
新盆や一周忌などに、故人をしのんでお参りすることですから。
亡くなられたお父様が望んでいるのも、
香典の金額とかではなくて、
あなたが、お参りしてくれて、
日々元気に暮らしてくれているのが望みだと思います。
新盆の香典を名目をつけてお返しする場合
新盆だと、ほんの身内だけで行う場合もあると思います。
新盆の施主側に経済的余裕がある場合は、
親族からの香典を「車代」とかの名目で返す場合もあるようです。
遠方から来る場合は、交通費や宿泊費等、結構な費用がかかりますから。
新盆の香典袋と表書き
新盆の香典袋は、一般的な不祝儀袋でいいです。
表書きは、「御仏前」が一般的です。
御仏前の下には、香典を包んだ人のフルネームを書きます。
この場合、薄墨の筆で書くのがマナーです。
あとがき
父親の新盆、しっかりした法要をすると、それなりの費用がかかるので、
香典もそれなりの金額を用意しないといけないようです。
個人的には、亡くなった父親を偲んでお参りすることが大切なので、
かけられる費用の範囲内で、無理のない法要でいいと思います。