60歳過ぎのおっさんです。
野菜作りは初心者ですが、
数年前から、農家の指導を受けて、野菜の栽培をしています。
じゃがいもの種芋を植え付けるときに、半分に切って、切り口に灰を塗りますが、
これは必要なことなのでしょうか。また、その理由は。
農家のプロに聞きましたので、説明します。
■種芋の切り口の処理
種芋の切り口には、灰を塗ることをやります。
これはなぜかというと
切ったままだと、切り口が濡れていて
切り口から雑菌が侵入しやすくなったり、腐るのを防ぐためです。
必ずやらないと、腐って発芽しないかというと
100%だめということはないですが、
やっておいた方がベターということでしょうね。
灰がない場合、数時間乾かすというのでもいいと思います。
灰は新聞紙や枯れ草を燃やして簡単に作れますので、その灰でいいと思います。
よく指導書には、
種芋を切って、日陰の涼しいところで陰干し。
切り口にカルス(治癒組織)ができるまで2〜3日おきます。
とありますが、時間がかかるので、
種芋切って、灰をまぶして、植え付けをする。
でいいと思います。
私の畑の場合、この方法で、今まで種芋が腐ったことはありません。
ただ、畑の環境によっては、日陰干しをした方がいい場合もあるのかもしれませんが・・
■種芋の切り方
種芋の切り方にも、ポイントがあるので説明します。
玉子大くらいの普通サイズの種芋は、半分に切ります。
どうして半分に切るかというと、
丸ごとだと、1つの種芋から芽がたくさん出過ぎて、密集してしまうからです。
間引きの意味があります。
なので大きい種芋は四等分したりします。
また種芋を切る場合、育ちを良くするために、切る場所があります。
それは、種芋に茎が付いていたときのへこみと、
その反対側に芽が出ているところを結んだ線を切ります。
この芽がでているところが、一番発芽エネルギーが強いので、
そこで切ることで、切ったあとの種芋両方に、発芽エネルギーを分配する
ということですね。
■まとめ
じゃがいもの種芋の切り口には、腐敗防止のために、灰をまぶして
植え付けをしたほうがいいと思います。
灰を使わないで、日陰干しでもいいですが。