腰痛の予防には、腰が丸まった姿勢にならないこと
そのために、骨盤を立てて足裏全体に体重がバランスよくかかり、
背骨がまっすぐになってできるだけ脱力している姿勢がいいです。
と、(その1)に書きました。
さらに、腰痛予防には、動作時のからだの使い方があります。
◆腰痛を治す・予防する方法(その2)
腰痛を起こさないために、姿勢の次に大事なのは、日常の動作です。
①前屈する場合
まず、立った状態から、前屈する場合です。
ふつう、腰を丸めて前屈しますね。
でも、これが腰痛を引き起こします。
腰を丸めると、腰の筋肉が引き延ばされて腰の筋肉に負荷がかかります。
腰が悪い人は、その動作だけで腰を痛めます。
ぎっくり腰を起こしたりします。
腰の骨って、本来そんなに曲がるものではなくて、からだを前屈させるときに
腰から曲げるのは、あまり適さないんです。
では、どうやってからだを曲げるの?
腰を曲げる時は、腰を曲げないで股関節を使うんです。
腰はなるべく動かさないで、股関節から曲げて前屈していきます。
さらに深く前屈する必要がある場合は、
膝を曲げたり、しゃがんでしまった方がいいです。
要するに、日常の動作時に腰だけに負担がかからないように、
腰の曲げ伸ばし動作が少なくなるように動くことです。
たぶん、腰を痛めたときは、自然と腰をあまり動かさず、
他の関節を使ったからだ全体の動きになっていると思いますが、
腰が痛くないときも、そういった動きをすることが、痛の予防になります。
腰が痛い場合も、腰に負担をかけないように、
動けるんだったら、動きながら治した方がよいです。
②いすから立ち上がる場合
いすから立ち上がる場合、まっすぐ上に立ち上がると、
足腰の負担はとても大きく、腰が悪い場合、
いすから立ち上がっただけで、「あ痛、た、た」
となりかねません。
そこで、いすから立ち上がる場合に、足腰に負担をかけない方法があるんです。
その方法とは・・
いすから立ち上がる場合はお辞儀をするように上体を倒し、
同時におしりをあげて、膝を伸ばして立ち上がります。
この方法だと、腰に負担がかかりません。
③いすにすわる場合
立ち上がりの逆で、
いすにすわる場合は、おじぎをするように上体を倒して、
おしりからいすにすわるようにすると、腰への負担が少ないです。
以上、からだの前屈、いすのたち・すわりだけでも、腰に負担の少ない方法を行えば、
腰痛の予防、改善につながります。