「帯状疱疹」
出典:http://www.herpes-sayonara.com/herpes20.html
この記事を読まれる方は、帯状疱疹についてはよく知っていると思いますが、
子供のころに多くの人がかかった「水ぼうそう」
そのウィルスがからだの神経が集まったところに隠れていて
過労やストレス・病気・手術・ケガ・加齢などで、免疫力が低下すると
皮膚表面にでて、発疹や痛みとなり、帯状疱疹が発症します。
「宿主が弱ってきて、もしかしたら危ないから、外に脱出した方がよさそうだ!」
ってウィルスが感じて、神経節から出てくるように思えます。
そうだとすると、ウィルスってあなどれない存在ですね。
ウィルスに宿主のからだの状態の感知能力があり、脱出しようなどという意志のようなものがあるとすると、とっても驚きなのです。
人間は、最終的にはウィルスには絶対勝てない気がします。
さて、帯状疱疹になってその後の神経痛になって困っている方は、非常に多いと思います。
このブログを読まれている方も、そうかもしれません。
病院では帯状疱疹になると、「抗ウィルス剤と痛み止め」ぐらいで、あとは自然に治るのを待つのが一般的だと思います。
その治療で治る場合はいいのですが、なかなか痛みがとれない場合があります。
これは、本人の体力・免疫力やウィルスの活発度などによるものなのでしょう。
そんな場合、効果的な治療方法があります。
◆当診療所を受診された80歳の男性の例です。
1カ月位前に、左腹部が痛み出し
4日後に発疹がでて、帯状疱疹の診断。
抗ウィルス剤と痛み止めを出され、
痛み止めが効いている間は、痛みは3割ぐらいに減ったのですが、
痛み止めが切れると、我慢できないくらいの痛みでホント困ってました。
1日に3~4回、痛み止めを飲んでいました。
実はこの方、帯状疱疹は3回目。
「帯状疱疹は一生に1回なるとならない」って、良く言われていますが、
実際は、何回もなる人はいます。
残念ながら、この方は3回も帯状疱疹になって、今回が一番ひどい。
1カ月経っても、ちっとも痛みが良くならない。
夜は、前立腺肥大での頻尿もあって、さらによく眠れない。
痛み止めは、痛みを治しているわけではないので、ウィルスにやられた神経が回復しないと、痛みが軽くならないわけです。
このおじいさんは、年齢的なものもあって、治りが悪かった。
それで、人の紹介で、私たちの診療所に来られたわけです。
私たちの診療所では、「カーボンアーク灯」っていう治療器で治療するんですが、
この治療器は、簡単に言うと、太陽光線に近い光を人工的に作って、からだに
照射するわけです。
つまり、日光浴しているようなもの。
でも、色々効果があるんです。
このおじいさん、カーボンアーク灯の治療、1回30~40分程度ですが、
何と、たった2回の治療で、痛み止めがいらなくなりました。
夜もよく眠れるようになりました。
誰もがこんなに速く効果がでるわけでもないですが
カーボンアーク灯による治療は、痛み止めと違って、壊された神経を修復するように作用するので、根本的に治しているわけです。
病院の治療で、なかなか効果が出ない方には、是非オススメの治療です。
家庭用の治療機もあるので、興味のある方は、是非お問い合わせください。
ただし、帯状疱疹になって1年も2年も経っているのは、ダメです。
せいぜい、半年以内で、痛みが取れない方にオススメです。
対応は、早ければ早いほどいいです。