らんざんです。
この頃、歩くときに踵や足裏が痛い人、特に女性の患者さんが多い。
病院だと、足底筋膜炎とか診断されるけど、なかなかよくならないようだ。
色々治療を受けるようだけど、どれも対症療法だね。
一番の原因は、言う人は少ないけど、歩き方が悪いと思っているよ。
今回は、根本的に踵や足裏の痛みを治す方法を解説するね。
1.足底筋膜とは
踵や足裏が痛いと、整形外科では、足底筋膜炎とか診断されたりする。
足底筋膜は、足指の付け根から踵につながる腱だ。
これが炎症を起こして痛むんだよと説明される。
痛み止めや湿布、靴の中敷きとか買わされたり、あまり歩かないで安静に
とか言われたりするかと思うけど、歩かないわけにいかない。
2.踵や足底の痛みの原因
・足裏に負担のかかるスポーツ(マラソン・エアロビクス・剣道など)
・肥満
・長い立ち仕事
・足裏の筋力低下
とかいわれるけど、実際はどれもあてはまらないような人が多いね。
先日診療所に来た50歳ぐらいのおばさんだけど、歩くときに踵が痛いって。
肥満してないし、事務仕事で座っていること多いし、
足裏に負担のかかるスポーツもしてないし、
スポーツジムで適度に運動して、筋力低下もない。
原因はよくわかんないよね。
でも、問題があった。
それが、歩き方。
「どう歩いているの?」って聞いたら、案の定
「踵着地で、大股で、足先でしっかり蹴って歩いています」って。
この歩き方が、正しいって言われているから、がんばってそうしてるって。
何で、この歩き方が正しいのかって、いつも疑問に思うんだけど、
踵着地の歩き方は、絶対、踵や足裏を痛めるんだよ。
歩き方を変えないと、踵の痛みは良くならない。
歩き方のせいで、踵が痛いおばさん、とっても多い。
踵の痛み、足底筋膜炎に「歩き方が悪い」なんて言う医者はいないよね。
歩き方が悪いと、なぜ、踵や足裏が痛くなるか説明するね。
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3.踵着地の歩き方で、足裏が痛くなる理由
①踵着地だと、まず踵のみに衝撃がかかり、踵に負担がかかる。
②次に、足の親指に力を入れて足裏を着くと、足底アーチ構造が崩れて、
足裏に負担がかかる。
③足先で地面を蹴ると、足底筋膜が引き延ばされるので、負担がかかる。
歩くときに、以上のことが繰り返されると、一生懸命歩けば歩くほど、
足底筋膜に負担がかかって炎症をおこしやすくなるわけだ。
踵痛や足底の痛みの改善は、まず歩き方を変えることだね。
4.踵や足底が痛くならない歩き方
歩くときに、
・踵着地をやめる。
・足親指に体重をかけない。
・足先で蹴らない。
そのかわり、
・足を着くときは、足裏全体で着地すること。
・そのためには、歩き出しは、足から歩くのではなく、
・腰から歩く感じにするといい。
・わかりやすく説明すると
草履を履いたときの歩き方にするといいと思う。
(踵着地できないので、平らに着地するよね。
また、草履が脱げるから足先で蹴らないよね。)
歩き方は、次の記事も参考にしてね。
◎まとめ
踵痛、足底の痛み、足底筋膜炎は、まず、歩き方を治すことが改善に必要だと思います。