現在の血圧の基準値は、130/85未満です。
そもそも、血圧は
最高血圧=年齢+90 という時代がありましたが、
180/100
160/95
140/90
ついに最近は
130/85未満になってしましました。
どこまで基準値をさげるつもりでしょうね。
その結果、
30歳以上の4割、
60歳以上では6割以上の人が高血圧になってしまいました。
血圧異常が正常な人より多いって、異常です。
1.高血圧の基準値を下げたのは、降圧剤を飲ませたいため?
そもそも、高血圧の基準値を下げたのは、
心疾患や脳血管疾患が増えたためではありません。
次の図表を見てもらうと、一目瞭然、
心疾患は横ばい、脳血管疾患は激減しています。
血圧の基準値を下げる前のデータなので、
降圧剤の服用が増えて下がったわけではありません。
栄養状態がよくなり、タンパクの摂取が増えて
血管が丈夫になったためと思われます。
基準値が下がってうれしいのは、
高血圧による病気をふせいでもらえる国民
ではなくて、
製薬会社と病院です。
降圧剤の市場規模は、年々拡大して
1兆円に達しようとしています。
厚労省のデータによると
「65歳以上の高齢者では、医療費で一番多い約33%を占めているのが、
高血圧とその関連の心疾患・脳血管疾患です。」
高血圧の関連疾患には、年間2兆円近い医療費が使われ、
そのうち約9000億円が薬代です。
これからますます高齢者が増えますので、
必然的に高血圧患者も増え、
降圧剤もバンバン出るし、
降圧剤は飲み始めたら一生と言われるので、
製薬会社は安泰ですね。
でも、これでいいんでしょうか。
高血圧学会や医者の言われるままに、
降圧剤を処方されて、
一生服用しなければならないのはおかしいと思います。
2.降圧剤は本当に必要か?
血圧が、年齢+90や180/100だった時代に、
脳血管疾患や心疾患が増えていたわけではないので、
現在の基準で降圧剤を服用する必要性は、疑問です。
加齢により、血管が狭くなったり、硬くなってくれば、
血圧を上げて、血液をからだのすみずみまで回そうとするのは当然です。
それを無理に薬で下げるのは、血液がうまく回らなくなって
危険です。
実際、2006年の東海大学の調査では、
降圧剤を飲んでいる高血圧患者が
脳梗塞になる確率は、
飲んでいない高血圧患者のおよそ2倍との結果がでています。
厚労省のデータをみても、
脳出血は昔より減っていますが、
脳梗塞は増えています。
これは、降圧剤を必要以上に服用させられていることも
一因ではないかと考えられます。
不必要な降圧剤を服用することで、
逆に脳梗塞になったり、
ボケたり、うつになったり、ガンになったり
(そういう副作用も言われています。)
嫌ではないですか。
20代の元気な若者と、
80代のよぼよぼの老人の血圧の基準値が同じ
というのは、どう考えてもおかしすぎます。
◎まとめ
高血圧学会や医者のいいなりで、不要な降圧剤を服用しないように、
自分のからだは自分で守りましょう。
今の血圧の基準値に疑問を呈している
埼玉県の松本光正医師は、
「高血圧の目安は、年齢+90が基本と考えて下さい」とのこと
60歳なら150、
70歳なら160、
80歳なら170。
40代以下は血圧を気にする必要はない。と断言されています。
私も、それが血圧の基準の妥当なラインだと思います。