年末年始は、もち・団子・大福などの、のど詰まりや窒息が高齢者に多い時期です。
状態によって速やかに救急車を呼ぶ必要がありますが、応急処置は出来る場合があるので、
その対処方法です。
1.のど詰まりの2つのパターン
もちなどがのどにつまるパターンは大きく分けて2つあります。
その見分け方です。
「呼吸ができているかどうか」です。
◎呼吸ができて意識があれば、食道に詰まっているケースです。
(1)水が飲めるようだったら、水を飲ませると効果的なことがあります。
水が飲めるような状態でなければ、
(2)腹部突き上げ法か、背中の叩打方です。
動画を見てもらった方が、イメージがつかみやすい。
のど詰まりした直後から、激しく咳き込んだり、言葉が出なくなって
◎呼吸困難になっている場合は気道に詰まっているケースです。
この場合もがきながら顔色が悪くなり、やがて意識を無くしますので
すぐに救急車を呼んでください。
その間、咳ができれば咳をさせるといいでしょう。
意識がなくなってきている場合は、
救急車が到着するまで、できれば心肺蘇生方法を行うとよいでしょう。
心肺蘇生方法は、救急隊員から電話で指示があるかもしれません。
まとめ
◎年末年始、もちなどのど詰まりしやすいものは、特に高齢者では食べるときに注意が必要です。小さく切ってあげたり、ゆっくり汁ものと食べさせたりしてあげるといいですね。
のど詰まりする可能性が高い場合は、まずもちなどを食べさせないことです。